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中古トラック購入時に気になる寿命までの期間!トラックの寿命と年式走行距離の関係とは?

トラックの平均走行距離と寿命との関係性を解説!
トラックの購入時に気になるのが「トラックを何年使うことができるか?」というトラックの寿命です。特に既に走行している中古トラックの場合、一般的に年式や走行距離がトラックの寿命に大きく影響する、と言われていることから走行距離に対してはシビアになりがちです。
しかし実際にトラックの寿命に年式や走行距離は影響を及ぼすものなのでしょうか?年式や走行距離がトラックの寿命に及ぼす影響について考えます。

車両価格が高額な傾向にあるトラックの気になる耐用年数とは?

車両価格が高額な傾向にあるトラックの気になる耐用年数とは?
トラックメーカーの自社工場で製造されたキャブ付き裸シャーシを架装メーカーの工場に持ち込み、購入者の希望する特殊装置や架装を施す受注生産に近い形で製造されるトラックは車両価格が非常に高額な傾向にあると言えます。

大量の貨物を積載して走行するトラックには高い耐久性が求められるため、一般的にトラックは「長期間の使用に耐えられる頑丈な車両」と言われていますが、年間走行距離が大きな傾向にある輸送業務に用いるには「どのくらいの期間使用できるか?」が気になります。

トラックには会計業務上の耐用年数と使用限度を意味する耐用年数が存在する

運送事業者の間ではしばしば「トラックの耐用年数」という言葉が交わされ、ダンプが4年で一般的なトラックは5年という言葉を聞き「高額なトラックが4~5年しか使えないのか!」と驚かれる方もいるかも知れません。

しかし、ダンプが4年で一般的なトラックは5年と定められている耐用年数はトラックの使用限度を示すいわゆる寿命のことではなく、経理処理上の減価償却期間を指すものでありトラックの耐久性を示すものではありません。

頑丈に製造されたトラックは耐用年数に達し減価償却期間が終了した場合でも、問題なく輸送業務に用いることができるような非常に高い耐久性を備えています。

頑丈なトラックは寿命と呼ばれる耐用年数が長い傾向にある

貨物自動車として輸送業務に用いられるトラックには高い走行性能・積載能力・荷役作業性・環境性能・経済性能・安全性能などが強く求められ、トラックメーカー各社が技術力の粋を結集して製造するトラックは非常に頑丈で耐用年数が長い傾向にあります。

トラックは普通車よりも寿命が長い?

荷物を積載した状態で年間平均走行距離が多いことから、トラックは普通車を比べると非常に過酷な環境で使用されていると言えるでしょう。一般的に、修理代金が高額となるエンジンやトランスミッションなどの駆動系パーツの大幅な交換が必要となった場合、に「トラックの寿命がきた」と言われています。

しかし一般的にトラックの寿命は普通車よりも長いとも言われていることから「頑丈に作られたトラックは寿命が長い?」と漠然と捉えられている傾向があります。しかしトラックの寿命はエンジンやトランスミッションの摩耗など経年劣化が原因となるため、丈夫な素材を使用していたとしても一定の期間を過ぎればトラックの寿命に達することになります。

中古トラックの場合は新車のようなコンディションのトラックも存在しますが、通常は既にある程度の走行距離を走り新車登録から時間が経過しているものが多いため、経年劣化があるのは致し方ないと言えるでしょう。

トラックの寿命を左右するものとは?

トラックの寿命は既に紹介したとおりエンジンやトランスミッションなどのパーツが摩耗し大幅な交換が必要となることを指すのが一般的です。これらのパーツの摩耗はトラックが走らない限り発生しませんから、仮に50年落ちの中古トラックでも車庫内保管で定期的に油脂類の交換が行われ、走行距離が1,000kmなどで有れば新車同様のコンディションを保つことも可能だと考えられます。

このことから走行距離はトラックの寿命に大きく影響を及ぼすものであることは間違ありません。また既述した50年落ちで走行距離1,000kmのトラックの存在は現実的ではないのでトラックの平均走行距離に年式を乗算すれば中古トラックのコンディションがある程度掴めることから中古トラック購入時に年式が注目されます。

トラックは寿命が長いと言われる原因とは?

トラックの寿命が長い理由
自動車製造技術が飛躍的に向上した現代のトラックは昔のトラックよりも耐久性能が向上していると言えますが、実はトラックの寿命が長いと言われる理由はトラックが頑丈に作られていること以外にも次のような理由が考えられます。

ポイント1:トラックの排気量が大きなこと

トラックは乗用車に比べるとエンジンの排気量が大きいのが特徴です。排気量が大きなエンジンは走行時にエンジンの回転数が低く、エンジンにかかる負荷が軽いためエンジンの摩耗を抑えることができます。

ポイント2:シンプルで大ぶりな構造であること

トラックは乗用車に比べると構造がシンプルなため、メンテナンスの作業性に優れます。このことからメンテナンスの難易度が下がり、マメにメンテナンスを行えるうえパーツも大ぶりなので修理がしやすいメリットがあります。

ポイント3:プロドライバーが運転していること

趣味の車としてトラックを所有するケースは少なく、一般的にトラックの運転はプロドライバーが行います。プロドライバーはトラックへ負担の少ない運転を心掛ける傾向にあり、またメンテナンスの重要性も熟知しているため寿命が延びると考えられます。

トラックの寿命に大きく影響するのは走行距離!

トラックの寿命に大きく影響するのは走行距離!
トラックの乗り換えは取扱い貨物の質や量の変化やトラックが使用限度に達し寿命を迎えた場合に行われるケースが非常に多く、トラックの乗り換えサイクルはロングレンジで行われる傾向が強いと言えます。

事故などのトラブルを除けば経年劣化が進行し車両老朽化が進んだ結果トラックが使用限度に達し寿命を迎えますが、トラックの老朽化にはエンジンやトランスミッションなどに搭載される金属パーツが走行距離が伸びると共に摩耗することが大きく影響します。

トラック搭載パーツは頑丈に製造されているものの経年劣化は発生する

トラックに搭載されるパーツの多くは金属製で頑丈に製造されており高い耐久性を備えていますが、トラックを走行させるためにエンジンやトランスミッションなどの重要パーツに搭載される金属パーツは高温・高圧・高速の状態で擦れ合いながら稼働します。

高温・高圧・高速の状態で擦れ合いながら稼働し、エンジンやトランスミッションなどの金属パーツが摩耗することで経年劣化が生じ、経年劣化が進行するとトラックは老朽化し最終的に使用限度に達することで寿命を迎えます。

経年劣化による老朽化によってトラックは寿命に達する

走行距離が伸びると言うことはエンジンやトランスミッションなどの重要パーツに搭載される金属パーツの摩耗が進むことを意味し、摩耗による経年劣化が生じ車両老朽化が一定レベルまで進むとトラックは使用限度に達します。

トラックが寿命を迎える目安となる平均走行距離は

トラックの平均走行距離
トラックの寿命に走行距離が大きく影響することは既に紹介しましたが、トラックの大きさによって寿命を迎える距離は異なります。中古トラック購入の際には購入希望の中古トラックの大きさ別に次に紹介する寿命を迎える平均走行距離を参考にしてみてください。

小型トラックが寿命を迎える平均走行距離は?

トラックの中ではエンジン排気量が小さな小型トラックですが、普通車と比べると大排気量ですから、小型トラックが寿命を迎えるのは約20万kmの走行距離を走った頃が目安だと言われています。10万km近くの走行距離の中古トラックでもまだまだ走れるということですね。

中型トラックが寿命を迎える平均走行距離は?

小型トラックよりも排気量が大きくなる中型トラックの場合、寿命を迎える走行距離は40~50万キロを走った距離が目安だと言われています。目安の距離に10万kmの開きがあるのは、走行時の使用状況やメンテナンス状況によって個体差があるからだと考えられます。

中古トラック購入時には点検記録簿などからトラックのメンテナンス状況を確認する必要がありそうです。

大型トラックが寿命を迎える平均走行距離は?

排気量が非常に大きな大型トラックは中型トラックよりも寿命を迎えるまでの走行距離がさらに延び、約70万kmが平均走行距離だと言われています。中古トラックでも購入価格が安くはない大型トラックですから、70万kmの平均走行距離は中古トラック購入を検討する場合力強い数値だと言えます。

既に使用歴のある中古トラックは寿命に達するのが早い?

既に使用歴のある中古トラックは寿命に達するのが早い?
走行距離と比例して進行するエンジンやトランスミッションなどの金属パーツの摩耗が一定レベルに達することで、トラックは一般的に寿命と呼ばれる使用限度を迎えますので既に使用歴のある中古トラックは「長期間使用できないのではないか?」と感じる方もいるでしょう。

しかし既述のとおり製造技術が向上した現在、トラックは小型クラスで20万km、中型クラスで40~50万km、大型クラスは70万kmもの距離を走行できるだけの耐久性を備えているため安心して中古トラックを利用できると言えます。

新車と比較すると中古トラックは寿命に達するのが早い傾向にあるのも事実

製造技術が向上しトラックが使用限度に達するまでの期間が長くなったとはいえ、新車で購入したトラックと中古で購入したトラックを使用できる期間を比較すると中古トラックは新車より耐久性に劣るのも事実です。

しかし新車のトラックの導入コストと中古トラックの導入コストを比較すると、中古トラックは新車購入より遥かに導入コストを抑えることが可能ですので、できるだけ使用歴の少ないコンディションの良好な中古トラックを購入することで大きなメリットが得られます。

トラックの寿命はメンテナンスで延ばすことが可能!

トラックを老朽化させる金属パーツの摩耗による経年劣化は、メンテナンスによって進行を抑えることが可能です。トラックにはさまざまなオイルが使用されていますが、適正なオイル管理を行なうことで摩耗による経年劣化の速度を低下させることができます。

中古トラック購入は結果的にお得になるのか?

中古トラック購入は結果的にお得になるのか?
車両価格が高額なだけに新しいトラックを導入する際に「新車を購入するべきか?、中古トラックを購入するべきか?」で頭を悩まさせる方が少なくないのでないでしょうか?導入コストとトラックを使用できる期間を比較するとどちらを購入するのが結果的にお得になるのかが悩ましいところだと言えます。

既に紹介したとおり製造技術の向上で現在のトラックの耐久性は大きく向上していますし、既に輸送業務での使用歴がある中古トラックの場合でもオイル管理を中心としたメンテナンスを行うことで使用限度に達する期間を延ばすことが可能です。

新車のトラックを購入してもメンテナンスを怠るとアッという間に経年劣化が進み、トラックが老朽化してしまいますので新車購入の場合も中古トラック購入の場合もメンテナンスは必要ですので導入コストが抑えられる中古トラックの方が有利だと言えます。

中古トラック市場への流入車両はコンディションの個体差が大きい

コストを抑えた効率的な車両導入が行える中古トラックですが平均的なコンディションは向上しているものの車両ごとにコンディションが異なり、車両コンディションの個体差が存在するのは事実です。

>前所有者がどのように使用してどのようなメンテナンスを行ってきたのかで、同年式・同モデルで走行距離が似たトラックでもコンディションが異なりますので、信頼できる中古トラック販売店を利用して良好なコンディションの中古トラックを探すことが重要です。

中古トラック販売は現状渡しが中心!良質なトラックを見極めることも重要

コストを抑えた車両導入が行える中古トラック販売店の利用は非常に魅力的ですが、通常中古トラックは現状渡しで取引されるため車両コンディションの確認は重要ですし、信頼できる中古トラック販売店の利用が非常に大きな意味を持つと言えるでしょう。

中古トラック購入時に注目すべきポイントとは?

トラック購入時のポイント
一般的に中古トラックを選ぶポイントとして走行距離と年式に注目するケースが多いようですが、今回紹介してきたようにトラックの寿命に大きく影響するのは走行距離だと言えます。

高年式で走行距離が多いトラックよりも、少し年式が落ちても走行距離が少ないほうが、トラックの寿命までの期間が長くなると考えられます。また内装などの居住性も走行距離が多いトラックは使用時間が長くなる分、くたびれているケースも少なくありません。

中古トラック購入時には年式よりも走行距離に注目するのがポイントだと言えるでしょう。

信頼できる中古トラック販売店から良好なコンディションの車両購入ができる

信頼できる中古トラック販売店から良好なコンディションの車両購入ができる
既に使用歴があり車両コンディションに個体差が存在する上に原状渡しで取引される中古トラックの購入に対して「ハードルが高いのでは?」というイメージを持たれるかもしれませんが導入コストを抑えられる中古トラックの魅力が大きいのも事実です。

既述のとおり、中古トラック販売店を利用した効率的なトラック導入を成功させるポイントは、車両コンディションを正確に掴んだ車両選びを行うことに尽きますので信頼できる中古トラック販売店を利用したいものです。

現代の中古トラックは高い耐久性を持っているので安心!

昭和の時代にはポンコツと言っても過言ではないほどコンディションの悪いトラックが中古トラック市場で流通していたのも事実ですが、現在の中古トラック市場で取り扱われるトラックのコンディションは驚くほど向上しています。

トラックの耐久性が向上したことが最も強く影響してますが、消費スタイルが変貌しコンディションの悪いトラックに商品価値が付かなくなったことも中古トラック市場での取扱い車両を変質させたと言えるでしょう。

信頼できる中古トラック販売店利用と丁寧なメンテナンスで長期間使用しよう

新車と比較すると導入コストを大きく抑えられる中古トラック購入は非常に魅力的だと言えますが、如何にして質の高い中古トラックを見つけるかが重要となり、繰り返しになりますが信頼できる中古トラック販売店を利用するのが理想的な車両導入のカギとなります。

信頼できる中古トラック販売店を探し、輸送業務にマッチした理想的な中古トラックを購入してみてはいかがでしょうか?

まとめ

中古トラックを選ぶときは特にトラックの寿命までの期間が気になるものですので、年式に目が行きがちですが、中古トラックを選ぶポイントは走行距離であることを紹介しました。しかし走行距離が短くてもメンテナンス状況が悪ければトラックのコンディションは低下しますので、メンテナンス状況にも注目しながら上手にお得な中古トラック選びを楽しんでください。

失敗しない中古トラック選びのポイントは次に挙げる3つになりますので中古トラック選びの際の参考にしてみてはいかがでしょうか?

  • 中古トラックのコンディションは走行距離の影響を大きく受ける
  • 中古トラックもメンテナンスで使用限度に達する期間を延ばせる
  • 中古トラック購入のカギは信頼できる中古トラック販売店の利用

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