リーフ・スプリング式サスペンション
トラックなど多くの商用車両の標準的な後輪用に採用されているサスペンションシステムで、長さの異なる金属製の板バネを重ね合わせたシンプルな構造をしており、リーフサスの通称で呼ばれるのがリーフ・スプリング式サスペンションです。
構造上バネの許容範囲内しかストロークしないことや左右のロール量が異なるとアクスルステアが発生し居住性・操縦安定性に劣ることから、乗用車やバスなどの旅客自動車への搭載が行われなくなりました。
しかし貨物自動車であるトラックでは堅牢なリーフ・スプリング式サスペンションの高い耐久性や製造コストを安価に抑えられる点が評価され、搭載され続けています。中古トラック市場に流入する中古トラックの多くに採用されるサスペンションシステムでもあります。
分類：形状
