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大型トレーラーがタイヤを浮かせて走行する理由とは?違法になることもあるってホント?

リフトアクスル式トレーラーについて

大型トレーラーがタイヤを浮かせて走るワケ

その正体はリフトアクスル式トレーラー

街中や高速道路を走行していて、大型トラクタヘッドに引っ張られているトレーラーの部分のタイヤがなぜか浮き上がっているのを見たことはありませんか?
今回は、大型トレーラーの際後輪のタイヤが浮いている時がある現象の意味と理由について解説をしていきます。
このような機構を備えているトレーラーをリフトアクスル式トレーラーといます。

リフトアクスルとは

荷物の量に応じてトレーラーの車軸を上昇させたり加工させたりした状態で走行できる装置のことです。
例えば4軸のトレーラーであれば、1軸が宙に浮くので合計が3軸になるという状態になります。

なんのためにタイヤの上げ下げを行うのか?

大型トレーラーは一般の車と異なり、荷物を積んでいる時と荷物を積んでいない時の重量差が非常に大きいことが大きな理由として挙げられます。
実際に大型トレーラーが荷物を満載した状態だと、タイヤに対して非常に大きな負荷がかかります。
タイヤの軸数が多い車両…つまり、横から見てタイヤが2つ付いているか3つ付いているか、あるいは特殊なトレーラーだと4つ5つついているか。このタイヤの数によってそのトレーラーが耐えられる荷物の重量が変わってきます。
荷物の重量が重いほどこのタイヤの数が増えるのですが、実際に荷物を積んでいるときタイヤが接地している数の分だけ燃費が悪化してしまいます。
タイヤの数が多いとタイヤ1本にかかる負担は分散されはしますが、その分消耗も激しくなります。
このような大重量の荷物を降ろした後の大型トレーラーというものは車両全体の重量が非常に軽くなるので、全部のタイヤを地面にくっつけておく必要がなくなるのです。

リフトアクスル式トレーラーの仕組み

タイヤの上げ下げは自動

このようなリフトアクスル式トレーラーは最近増えてきており、空気の力でタイヤを上げる仕組みになっています。
この機能は運転手の任意のタイミングで、スイッチ一つで自由に切り替えられる、というものではありません。
タイヤの上昇・下降の操作は、トレーラーの軸重の状態に応じて自動で行われます。
目安的には9tくらいを境目にして上がり下がりするようです。

リフトアクスルのメリット

燃費が良くなり、タイヤの消耗スピードも遅くなる

先に述べたように、主な目的として荷物を降ろし切って軽くなった状態のトレーラーのタイヤを地面から離すことで、燃費を稼いでタイヤ自体の消耗も減らすということが可能になります。
また、ブレーキパッドも消耗しづらくなります。

高速道路の料金が安くなる

もう一つのメリットとして、高速道路料金が大幅に節約できるようになるということが挙げられます。
通常大型のトレーラーですと2軸以上のタイヤが接地しているトレーラーに関しては特大車と言われている料金区分で通行料金が決まってきてしまいますが、リフトアクスル機能を使えば大型車の料金で通行することが可能になります。

特大車と大型車の違い

特大車は牽引車と非牽引車の車軸数の合計が4軸以上のもの、と定められています。
つまり、トラクタヘッド2軸+トレーラー2軸=合計4軸の場合、トレーラーの1軸を浮かせればトラクタヘッド2軸+トレーラー1軸=合計3軸という扱いになり、高速道路の料金が大型車の料金で通行することができるようになります。
料金としては40%減!
特大車のときに高速料金が20,000円だとすれば、大型車では12,000円になるので大分違いますよね。8,000円の差は大きいです。

ETC利用時もちゃんと安くなるのか?

ETCゲートを通る場合は、車載器の設定を”けん引装置あり”に設定しておけば簡単に特大車→大型車の料金で通ることが可能になります。
ETCレーンの地中にはセンサーが埋め込まれており、通行するトレーラーが特大なのか大型なのかをきちんと判定してくれるそうです。

リフトアクスル式トレーラーが違法になることもある!?

荷物を積んだ状態でリフトアクスル機構を有効にした場合

気をつけなければならないのはこのリフトアクスル式トレーラー使い方によっては道路交通法違反として捕まることがあります。
実際にこちらのリフトアクスル式トレーラーを悪用した事例によって逮捕されたというような非常に重大な事件も起こっています。
それは荷物を積んだ状態でこのリフトアクスル機構を有効にして1軸で走行した場合。いわゆる料金のごまかしをした場合にあたります。
これを行うことによって本来特大の料金を払わなければならない重量であるにも関らず、意図的にタイヤを上げることによって不正な通行を行うというような事例が過去に発生しています。
トレーラーのタイヤの軸数というのはその最大積載量によって定められています。
もし最大積載量分の荷物を積んだ状態でリフトアクスル機構を作動させ対応を浮かし1軸にして走行した場合、トレーラーシャーシにクラック(割れ)が入ったりタイヤがバーストしたりする可能性もあります。
本来対応していない軸数で走行している状態になるため、車体が非常に不安定になり横転の原因になります。特に高速道路を走行する際には非常に危険な状況になるということは想像に難くありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
リフトアクスル式トレーラーは非常にメリットが多いということがお分かりいただけたかと思います。
リフトアクスルは本来最大積載量分の荷物を積んだ状態でこの機構は作動しないようにプログラムされていますが、機構を違法改造したり、あるいは何らかの手段により常時リフトアクスルが作動した状態にするといったような不正な方法によって、料金徴収の不正逃れといったような詐欺事件が起こっていますが、絶対にやめましょう!

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