【最新版】トラック高額買取のコツ|メーカー別の査定相場・買取の流れ

トラックの買取価格は、メーカーや車種、年式、走行距離によって大きく変動します。
本記事では、いすゞ、日野、三菱ふそうなど主要メーカー別の相場を整理し、高額査定につながる業者選びのポイントや売却の流れ、注意点、トラブル事例までを解説しています。安心して高値でトラックを売却するために必要な情報をまとめました。売却検討時の参考にしてください。
目次
トラック買取業者 選び方のポイント

トラック買取業者を選定する際には、複数のポイントを押さえることが重要です。買取・販売実績が豊富にある業者を選ぶこと、トラックの専門知識に精通している業者を選ぶこと、 査定基準が明確かどうかです。
この章では、買取業者の選定ポイントを紹介します。
【ポイント1】買取・販売実績の数
買取・販売実績が豊富な業者を選ぶことは、信頼できるおすすめの業者を見つける重要なポイントです。買取実績が豊富であれば、多くの利用者がその業者を信頼している証となり、安心してサービスを利用できます。
また、販売実績の多さは、在庫の回転率が高いことを示しており、トラックを高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。これらの実績は、業者の信頼度とトラックの買取価格に直結するため、業者選びの際には必ず確認してください。
【ポイント2】トラックの分野で精通しているか
高価買取を目指すには、トラックの専門知識を持つ業者を選ぶことが重要です。
一般的な中古車買取店では、トラック特有の価値を正しく評価できないことがあります。高額査定を狙うなら、トラック専門の買取業者を選ぶのが鉄則です。
専門業者であれば、国内外の市場動向を把握しているため、次のトラックでも海外需要や独自販路を活かして高値で買取してもらえる可能性があります。
| ・過走行車 ・年式の古い車 ・一般には不人気な車種 |
【ポイント3】査定基準がはっきりしているか
査定基準が明確でない業者は避けるべきです。査定基準が抽象的な場合、適正な価格での買取が期待できない可能性があります。
そのため、査定の見積もりが出た際に、価格の算出根拠について具体的に質問し、納得できる説明がある業者を選びましょう。明確な査定基準を持つ業者は、適正な価格で買取を行う傾向があります。
高額買取は「トラック流通センター」がおすすめ
トラックの高額買取を検討されている方には、「トラック流通センター」が選択肢の一つです。トラック流通センターは、中古トラックの販売と買取をおこなう業者で、専門知識を持ったスタッフが在籍しており、お客様の要望に合わせたトラックの提案も得意としています。
買取では、独自のネットワークと直接取引により、中間マージンをカットすることで高価買取を実現しています。
低年式や過走行、廃車寸前のトラックでも買取に対応しており、他社で断られたケースでも相談が可能です。スピーディーな対応も特徴で、電話やオンラインでの査定申し込みから、車両の確認、査定結果の連絡、そして現金での買取または振込まで、スムーズに手続きを進めることができます。
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【メーカー別】トラックの買取査定相場

トラックの買取相場はメーカーによって大きく異なります。まずは主要メーカーの代表的な車種について、「年式10年前」の査定相場を一覧でまとめました。
| メーカー | 代表車種 | 年式10年前相場 | 特徴 |
| いすゞ | フォワード | 約150〜250万円 | 中古市場で高人気、海外需要も高い |
| 三菱ふそう | ファイター | 約120〜200万円 | クレーン付や冷凍車はさらに高額 |
| 日野 | プロフィア | 約300〜500万円 | 大型トラックとして高評価 |
| 日産 | アトラス | 約70〜120万円 | 中型、小回り性能で安定需要 |
| UDトラックス | クオン | 約250〜400万円 | 大型、物流用途で高需要 |
| トヨタ | ダイナ | 約80〜150万円 | 小型で都市部需要が強い |
| マツダ | ボンゴトラック | 約50〜100万円 | 小型中心で相場は安定 |
1.いすゞ
いすゞのトラックは中古車市場で高い人気を誇り、特に「フォワード」は高水準で買取が行われる傾向が見られます。燃費性能や安全性能に優れ、エコカー減税にも対応している点が経済的なメリットとして評価され、高価格につながる一因となっています。
個別の車種の買取相場については、車両の状態や走行距離、年式、グレードなどによって大きく変動します。
具体的な買取相場は、車両の状態や走行距離、年式、グレードなどによって変動します。主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| エルフ | ダンプ | 平成3年式 | 1,145,000円 |
| アルミバン | 平成24年式 | 1,250,000円 | |
| ギガ | ダンプ | 平成25年式 | 960,000円 |
| キャンピングカー | 平成16年式 | 820,000円 | |
| フォワード | 冷蔵・冷凍車 | 平成19年式 | 1,050,000円 |
これらの価格はあくまで参考値であり、実際の査定額は走行距離や車両状態などさまざまな要因によって変動します。
これらの買取価格はあくまで参考であり、実際の査定額は様々な要因によって変動することをご理解ください。
2.三菱ふそう
三菱ふそうのトラックは、中古車市場で高い需要があり、買取相場も比較的安定しています。
特に「スーパーグレート」は、その力強い走破性が評価され、高額な買取価格が期待できます。新型モデルでは、12.8リットルの排気量が採用されており、燃費と走行性能の両立が図られています。
実際の買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| キャンターガッツ | ダンプ | 平成8年式 | 630,000円 |
| キャンター | 平ボディ | 平成26年式 | 680,000円 |
| ファイター | クレーン付 | 平成7年式 | 1,300,000円 |
| 冷蔵・冷凍車 | 平成25年式 | 3,400,000円 | |
| スーパーグレート | アルミウィング | 平成27年式 | 1,500,000円 |
これらの価格は一例であり、実際の査定額は走行距離、車両状態、仕様によって大きく変動します
3.日野
日野のトラックは、中古車市場で非常に人気があり、特にプロフィアは高い買取相場が期待できます。軽自動車のトラックや大型のトラックなど、さまざまな種類の車がありますが、共通してエンジンや車体の軽量化が燃費性能と積載量の向上に繋がり、評価されています。
主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| デュトロ | ダンプ | 令和1年式 | 2,750,000円 |
| プロフィア | アルミウィング | 令和3年式 | 10,250,000円 |
いずれも年式が新しいこともあり、高額での買取実績が確認されています。ただし、日野トラック全体としては、車両状態、走行距離、改造の有無などによって査定額が大きく変わる点に注意が必要です。
4.日産
日産のトラックは、中古車市場において安定した買取相場を維持しており、技術力の高さが評価されています。
主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | 買取相場の価格例 |
| アトラス | 1,000,000〜1,500,000円 |
| バネットトラック | 50,000〜1,100,000円 |
| ダットサントラック | 50,000〜266,000円 |
特に、中型クラスのトラックでありながら小回りが利く「アトラス」は人気が高く、年式や状態によっては高額での買取が期待できる車です。
5.UDトラックス
UDトラックスのトラックは、耐久性とパフォーマンスに優れ、商業用途や物流業界で広く利用されています。主な車種には「クオン」「コンドル」「ビッグサム」などがあり、さまざまな積載能力やボディスタイルを持つ車を展開しています。
主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| クオン | 粉粒体運搬車 | 平成13年式 | 880,000円 |
| トレーラーヘッド | 平成20年式 | 1,220,000円 | |
| コンドル | ダンプ | 平成23年式 | 2,800,000円 |
| ビッグサム | 平成6年式 | 1,100,000円 |
これらの買取価格は、年式や走行距離、車両の状態、形状によって大きく変動します。
6.トヨタ
トヨタのトラックは耐久性と信頼性の高さから、中古市場で安定した人気を誇ります。
なかでも「ダイナ」は都市部での配送や建設現場まで幅広く利用されており、高価買取が期待できる代表的なモデルです。普通免許で運転できる仕様もあるため、幅広い利用層から支持されています。
主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| ダイナ | 平ボディ | 平成25年式 | 1,200,000円 |
| ダンプ | 平成22年式 | 1,800,000円 | |
| アルミバン | 平成20年式 | 1,500,000円 |
また、トヨタの小型トラックではタウンエースやライトエースも一定の需要があり、仕様や状態によっては100万円以上の査定が付くケースもあります。
トヨタのトラックは全体的に状態の良い車両と、ダンプやアルミバンなどの特殊仕様車ほど高額査定になりやすいです。
7.マツダ
マツダのトラックの買取相場は、車種や年式、状態によって変動しますが、ボンゴなどの小型トラックからダンプカーまで、幅広く高値での買取が期待できます。
主な買取事例は、次のとおりです。
| モデル | ボデイ形状 | 年式 | 買取相場の価格例 |
| ボンゴ | 平ボディ | 平成25年式 | 1,200,000円 |
| ダンプ | 平成22年式 | 1,500,000円 | |
| アルミバン | 平成20年式 | 1,800,000円 |
いずれの事例も、年式が比較的新しく、使用状態の良い車両が高額で取引されています。古い年式や過走行車であっても、トラック流通センターのような専門業者では国内外の需要を踏まえた適正な査定が期待できます。
マツダのトラックは全体的に小型中心ですが、需要が安定しているため「状態が良いかどうか」が査定額を左右する大きなポイントとなります。
トラックを高額買取してもらう方法4選

高価なトラックを買取してもらうためには、いくつか方法があります。
1.複数業者での査定
トラックを高く売るためには、複数のお店で査定を受けることがおすすめです。トラック買取店の中には、それぞれ異なる査定基準を持っているお店があります。そのため、車やトラック買取の専門店であっても、最終的な買取価格が大きく異なることがあります。
例えば、ある店では300万円と提示されても、別の店では400万円、さらに別の店では450万円といった価格になることも珍しくありません。一社だけの査定では、その価格が適正かどうか判断が難しいため、複数の店で比較してみてください。
また、個別に査定を依頼するのが手間だと感じる場合は、一括査定サービスの利用もおすすめです。これにより、複数の専門業者から効率的に価格を引き出すことができ、より良い選び方が見つかるでしょう。
2.トラック買取専門店にする
トラックをより高価に手放したいとお考えであれば、トラック買取の専門店のご利用が最適です。専門の店は、幅広い種類の車に関する深い知識を持っており、お客様のトラックの価値を正確に査定できます。
特に、ダンプのような特殊なタイプや人気のあるトラックは、市場の需要に応じて高価買取が期待できるため、専門性のあるトラック買取専門店を選ぶことが、納得のいく価格での売却に繋がります。
3.車両をきれいにしておく
査定を受ける前に車両をきれいに掃除をしておくことも、高値になるポイントです。たとえオンラインで査定を受けていたとしても、最終的な買取価格は専門の店員が車を目視で確認し、価格を決定します。
この際、外装がひどく汚れていたり、内装が埃っぽかったりすると、査定をする人の印象が悪くなります。走行性能や機能にまったく関係がなくても、査定をするのは人であるため、第一印象は査定価格に大きく影響するポイントです。
4.純正パーツも査定を受ける
車のパーツを交換するドライバーは多く、純正品を外して社外品に替えているケースも珍しくありません。高価な社外パーツを使用している場合でも、必ずしも買い手にとって魅力的とは限らないため、純正パーツは大切に保管しておきましょう。
特にトラックの専門的な査定をおこなう店であれば、純正パーツの有無が高く査定される傾向です。純正パーツを一緒に査定に出すことで、買取金額がさらにアップする可能性があります。交換したパーツの保証書や箱などもまとめて査定を受けることで、査定額の向上につながることが期待できます。
高価買取が期待できるトラックの特徴

古いトラックでも、いくつかポイントを押さえることで高価格での買取が期待できます。高価格買取が期待できる中古トラックの特徴について見ていきましょう。
【特徴1】車検が残っているトラック
車検の有効期間が残っているトラックは、定期的にメンテナンスをしている証明となり、買取業者側も再販しやすいと判断するため、プラス査定につながる大きな要素です。
車検が切れている場合、車検場への搬送にレッカー車の手配が必要となり、高額な費用がかかる可能性があるため注意が必要です。売却を検討されている場合は、次回の車検ギリギリのタイミングでの売却も検討すると良いでしょう。
【特徴2】個人所有のトラック
個人所有のトラックは、法人所有のトラックと比較して、高額買取が期待できます。個人所有の場合、ドライバーが限定されるため使用頻度が低く、車両の状態が良いと判断されやすい傾向があるからです。
特に走行距離が短い点は、査定時に高く評価されるポイントとなります。同じ年式であっても、複数のドライバーが使用する法人所有のトラックに比べて、個人所有のトラックは走行距離が短いケースが多いため、高額買取につながる可能性が高まります。
【特徴3】修理歴や事故歴がない
修理歴や事故歴がないトラックは、安全面が重視される中古トラック市場で高い評価を受けます。
事故などによって骨格部分を修復した修理歴があるトラックは、その旨を表示する義務があり、修理歴がない車両よりも査定額が低くなる傾向があります。
ただし、小さな傷の修理や軽微な事故による損傷は査定額に影響しないことがほとんどです。
中古トラック売却時の注意点

中古トラックを売却する際には、いくつか注意点があります。
【注意点1】所有者確認
まずはトラックの所有者が誰なのかを確認することが大切です。車検証の「所有者欄」が自分の名義でない場合、売却手続きには所有者本人の同意や書類が必要になります。
下記の場合、自分名義ではない可能性が高いです。
| ケース | 名義と対応 |
| ローン残債がある | ・信販会社やディーラーが所有者になっているケースあり |
| 会社所有している | ・法人名義の可能性が高い ・代表者印や会社の登記事項証明書が必要になる場合あり |
所有者確認を怠ると、売却手続きが滞ったり、入金が遅れる原因になるため、事前に必ずチェックしておきましょう。車検証で所有者名義を確認し、もし所有者が法人の場合でも、無断での売却は法的に問題となります。
売却手続きには所有者本人が必要書類を準備して対応するのが原則ですが、所有者の売却意思があれば委任状を作成することで、所有者以外の方でも売却手続きを進めることが可能です。
【注意点2】トラック売却前の修繕
トラックの修理は費用が高額になるケースが多く、買取金額を上回る可能性もあるため、売却前に無理に修繕をおこなう必要はありません。多くの買取業者には自社で修理を行う環境が整っており、コストを抑えて修理することが可能です。
また、故障がひどい場合でも、解体して部品として販売する販路を持っている業者もあります。
査定額は年式や走行距離、装備、状態などによって決まるため、買取後に販売が見込める程度の傷や故障であれば、問題なく買い取ってもらえます。そのため、修理をしてから買取に出して損をすることがないよう、売却前の修繕は控えることをおすすめします。
【注意点3】売却のタイミング
高価買取を目指すためには、適切なタイミングで売却することが重要です。例えば、トラックのモデルチェンジ時期を意識すると良いでしょう。
トラックのフルモデルチェンジのサイクルは、情報源によって7年〜20年と幅がありますが、一般的には7〜8年ごとの傾向があります。モデルチェンジがおこなわれると、旧モデルの価値が下がる傾向があるため、その前に売却を検討するのがおすすめです。
また、自動車税の課税タイミングにも注意が必要です。自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に課せられます。 そのため、4月1日の直前に買取を依頼しても、売却完了が間に合わない可能性があります。 売却を検討している方は、自動車税を考慮して計画的に行動することをおすすめします。
トラック買取の流れ(手順)

中古トラック買取の流れは、次のとおりです。
| ①業者を選定(何社か比較する) ②買取査定の申し込み ③現車の査定実施・査定価格の確認 ④契約後、必要書類の準備 ⑤トラックを売却・買取金額の受取 |
それぞれの詳細を解説します。
1.業者を選定(何社か比較する)
トラックの買取を成功させるには、複数の買取業者を比較しましょう。
まずは信頼できる業者を複数ピックアップし、買取実績や査定方法、対応エリアなどを調べてみてください。一括査定サービスを利用すると、効率よく複数社の見積もりを比較できるためおすすめです。
これにより、ご自身のトラックの適正な査定価格を把握し、高額買取を目指せます。また、トラック専門の業者を選ぶことも、適正な価格での査定につながるポイントです。
2.買取査定の申し込み
買取業者を選定した後は、電話やウェブサイトのフォームから買取査定を申し込みます。
この際、お持ちの車の車種や年式、走行距離といった基本情報を伝えることで、おおよその価格を知ることができます。
複数の業者に査定を依頼し、提示された価格を比較検討することで、より高い買取価格を目指せるでしょう。
3. 現車の査定実施・査定価格の確認
現車の査定では、お客様のトラックの買取価格を確定するため、実際に車両の状態が確認されます。
査定方法は出張査定と持ち込み査定があり、多くの買取業者で出張査定が可能です。出張査定では、専門の査定士がお客様のご都合に合わせて訪問し、外装や内装、エンジンなどの主要な状態が詳しく確認されます。
査定後には、その場で査定価格が提示され、お客様が納得すれば契約に進むことができます。正確な査定価格を知るためには、現車を確認してもらうことが不可欠です。
4.契約後、必要書類の準備
査定後、売却契約を締結する際には、必要書類の準備が必須です。車を売却する際には、自動車検査証や自賠責保険証明書、自動車納税証明書など、いくつかの書類が必要となります。
これらの書類は、スムーズな手続きのために事前に確認し、準備を進めておくことで、その後の手続きを円滑に進めることができます。特に印鑑登録証明書は有効期限があるため、発行から3ヶ月以内であることを確認しましょう。
5.トラックを売却・買取金額の受取
契約が締結され、必要書類が全て揃ったら、いよいよトラックを売却し、買取金額を受け取る段階です。車両の引き渡しは、買取業者のスタッフが行うことが一般的です。
買取金額は通常、高額になるため、銀行振込で処理されることが多いですが、業者によっては即日現金払いに対応しているケースもあります。買取金額の入金が確認できたら、一連の売却作業は完了です。
トラック高額買取の査定基準
この章では、外装や内装の状態、走行距離、エンジンの状態など、トラックの査定において特に重視されるポイントについて詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、より高額な買取を目指せます。
【査定基準1】外装や内装
査定項目について、特に外装や内装はトラックの第一印象を左右するため、買取価格に影響を与える可能性があります。
事前に修理をする必要はありませんが、車体の洗浄やワックスがけ、車内の清掃や消臭など、ご自身でできる範囲のメンテナンスをして、きれいな状態で査定に出すことが大切です。
車内の臭いが気になる場合は、マットの洗浄や水拭き、消臭剤などで数週間かけて対処するなど、計画的に清掃を進めることをおすすめします。
【査定基準2】足回りのチェック
トラックの査定では、安全な走行に直結する足回りが非常に重視されます。タイヤやホイール、サスペンションの状態が細かくチェックされ、劣化やサビ、汚れがないか確認されます。
特にタイヤは重要なパーツであり、溝の深さやスリップサインの有無も査定時の重要なチェックポイントです。タイヤの溝が少ない場合やスリップサインが露出している場合はマイナス査定となる可能性がありますが、消耗品として扱われるため、過度な減額にはなりません。
【査定基準3】走行距離
走行距離はトラックのコンディションに直接影響を与える要素であり、査定における重要なポイントです。
小型トラックの場合、目安となる走行距離は、約20万キロとされています。中型トラックは40万〜50万キロが目安とされていますが、メンテナンス状況によって寿命が大きく左右されることがあります。
一方、大型トラックでは70万キロを超えていても高価格での買取が期待できる場合がありますが、走行距離が短いほど部品の劣化が少ないと判断され、より高く評価されます。
【査定基準4】エンジンの状態
数多くあるトラックの部品の中でも、エンジンやミッションなどの主要なパーツは査定時の要チェックポイントです。主要パーツは修理にも高額な費用がかかるため、エンジンが良好であれば高い評価が受けられます。
査定時には、過去のメンテナンス履歴はもちろん、エンジンの動作音やオイル漏れなどのチェックがおこなわれます。日頃のメンテナンスでもエンジンの状態には特に気をつけられると良いでしょう。
【査定基準5】純正パーツ
中古トラック市場では、純正パーツが取り付けられたトラックの需要が高いです。社外パーツを使用している場合は、純正パーツへの付け替えを検討すると良いでしょう。また、純正パーツの付属品や箱なども大切に保管し、査定時に一緒に提出できると、さらに評価につながります。
【査定基準6】説明書の有無
トラックを査定に出す際は、取扱説明書を準備しておくとプラス査定につながる可能性があります。
特に、車両本体の取扱説明書は査定で高く評価される傾向にあります。また、架装トラックの場合には、架装部分の説明書も一緒に用意しましょう。
さらに、整備手帳や保証書も査定時にプラス評価される重要な書類です。これらの書類は、車両のメンテナンス履歴を証明するものであり、定期的な点検を受けている車両は査定で有利になります。
整備手帳や保証書がない場合でも売却は可能ですが、査定額が減額される可能性があるため、これらが揃っていることで約1万円のプラス査定が期待できるとされています。
トラック買取で起こりやすいトラブル4選

中古トラックの買取では、契約後の査定額減額や、高額なキャンセル料の請求、売却後の入金遅延、強引な契約を迫られるなどのトラブルが報告されています。
1.契約金額の変更
契約後に、当初合意した金額から減額されるトラブルは珍しくありません。
これは、査定時には見つからなかったエンジンの不具合やタイヤの状態の悪化などを理由に、契約後に減額を要求されるケースが多いためです。このようなトラブルを避けるためには、契約後に査定額が変更されない「二重査定なし」の業者を選ぶことが大切です。
また、悪気はなかったとしても、売却後に修理歴や事故歴が発覚した場合は売却者側の責任となります。スムーズな取引のためにも、事前に車両の状態を正確に把握し、正直に伝えるようにしましょう。
2.契約後の査定額減額や高額なキャンセル料
中古トラックの買取では、契約後の査定額減額や、高額なキャンセル料の請求といったトラブルが報告されています。
事前にキャンセル規定を確認していない場合に、査定後や契約後のキャンセルを申し出て、高額なキャンセル料を請求されるケースがあるため、注意が必要です。
申し込みの時点で、査定後や契約後のキャンセルは可能か、キャンセル料はいくらかかるのかなどを確認してください。
支払いがされないトラブル
中古トラックの買取では、契約成立後に買取金額が支払われないというトラブルが発生することがあります。トラック買取は高額な取引になることが多く、その場で現金で支払われるケースは稀で、ほとんどが銀行振込です。悪質な業者の中には、約束の期日になっても入金しないケースも存在します。
このようなトラブルを避けるためには、契約前に買取業者に、入金日や入金方法について事前によく確認しましょう。
もし期日までに入金が確認できない場合は、速やかに買取業者に連絡してください。それでも解決しない場合は、消費者センターや弁護士など、第三者機関に相談することも検討してください。
強引な契約を迫られる
中古買取業者の中には、査定後に「クーリングオフが適用されるため、とりあえず契約しましょう」などと、すぐに契約を迫ってくる悪質な業者も存在します。
しかし、中古車の売買は、クーリングオフが適用されません。その場の雰囲気に流され、すぐに契約をしてしまわないように注意が必要です。
一度検討すると伝えても、しつこく連絡してくるケースもあります。事前に口コミを確認するなどして、信頼できる業者を選ぶことがトラブルに巻き込まれないための重要なポイントです。
トラックの買取についてよくある質問

トラックの売却に関するよくある質問とそれに対する回答を紹介します。トラックの売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
トラックを売却するのに適した時期はいつ?
トラックの売却を検討する際、適切な時期を見極めることは高価買取に繋がる重要な要素です。中古トラック業者の需要が高まる時期を狙うのがおすすめです。
特に春先にあたる1月から3月、そして秋頃の9月から10月は、中古トラックの需要が高まりやすい傾向があります。中でも3月は、多くの企業にとって決算期にあたるため、中古トラックの販売業界で価格競争が活発になり、高値で売却できる可能性が高まります。
トラックの年式や走行距離は買取価格に影響する?
トラックの年式や走行距離は、買取価格に大きく影響する重要な要素です。一般的に、年式が新しく、走行距離が短いトラックほど、高値で買い取られる傾向があります。これは、新しい年式の車両や走行距離が短い車両は、部品の劣化が少なく、市場での需要も高いためです。
しかし、年式が古いトラックや走行距離が長いトラックでも、買取価格が期待できる場合があります。
例えば、定期的にメンテナンスが行き届いている車両や、人気のある車種、特定の装備が充実している車両などは、高値で買い取られることも珍しくありません。また、海外での需要が高い車種や、特殊な用途で使用されるトラックなども、年式や走行距離に関わらず高額査定となる可能性があります。
出張査定依頼はできる?
多くのトラック買取業者では、お客様のご都合に合わせて査定士が直接訪問する出張査定に対応しています。ご自宅や職場など、希望の場所に査定士が来てくれるため、忙しい方でも気軽に査定を受けられます。電話やオンラインでの予約が可能で、スムーズに査定を進められることがメリットです。
例えば、トラック流通センターでは「とことん買取」というサービスで出張査定を実施しており、お客様の都合に合わせてトラックの状態を詳しくチェックし、その場で査定結果をお伝えしています。
事故車や故障車でも買い取りできる?
事故車や故障車でも買い取りは可能です。多くの買取業者では、トラックの状態に関わらず買い取りをおこなっています。事故車や故障車であっても、業者内で修理したり、解体して部品の再利用やリサイクルをしたりする需要があるためです。
買取価格は正常な車両よりも低くなる可能性はありますが、諦めずに専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。
特に、自走が難しい車両でも、出張査定やレッカー費用を無料で対応してくれる業者も存在します。年式が古い車両や走行距離が多い車両であっても、部品としての価値や資源としての価値があるため、買い取ってもらえるケースが多いです。
トラック買取手続きにかかる時間はどのくらい?
トラックの買取手続きにかかる時間は、査定から契約、そして車両の引き渡しまで含めて、通常は数日から1週間で完了します。業者によっては即日対応が可能な場合もありますが、必要な書類が揃っているか、車の状態に問題がないかなどによって、時間が多少前後することがあります。
スムーズな手続きのために、事前に必要書類を確認し、準備を整えておくことをおすすめします。
ローンが残っているトラックは買取できる?
ローンが残っているトラックでも、買取は可能です。買取金額をローンの残債に充当する方法が一般的ですが、買取金額がローン残債を下回る場合は、残りの支払いをどうするか業者と相談するようにしてください。
業者によっては、ローンの組み換えや一括返済など、様々な選択肢を提示してくれる場合があります。ローンが残っているからといって売却を諦める必要はありませんので、まずは信頼できる業者に相談することをおすすめします。
まとめ
中古トラックの高額買取について、特徴や売却時の注意点、査定時のコツなどを解説しました。
古いトラックだからといって買取を諦めてしまうのはもったいないことです。特に日本メーカーのトラックは中古トラック市場でも人気が高いため、本記事で説明した売却の注意点や査定時のコツを押さえることで、古いトラックでも高額買取が目指せます。
古いトラックから乗り換えを検討している方は、トラック流通センターの「とことん買取」がおすすめです。
買取と購入を一社で完結できるため、高額買取と低額販売が実現し、お得に乗り換えができます。ネットの無料査定フォームから簡単に申し込みできるので、お気軽にご相談ください。
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- 古いトラックでも、性能や安全性が高い日本のトラックメーカーのトラックは需要が高い
- 実績豊富で査定基準が明確な 専門業者を選ぶ
- 査定前に清掃や軽整備をして、第一印象を良くする
- 複数業者で相見積もりを取り、 条件を比較検討する
- 売却時期を工夫し、 需要の高い時期に売却する


