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トラックの寿命はどれくらい?走行距離との関係性・寿命の伸ばし方

トラックの購入時に気になるのが「トラックの寿命」です。中古トラックの場合、年式や走行距離がトラックの寿命に大きく影響するといわれています。
本記事では、年式や走行距離がトラックの寿命に及ぼす影響、寿命の伸ばし方について解説します。

トラックの寿命は走行距離に関係する?

トラックの寿命に大きく影響するのは走行距離!
トラックの寿命は、走行距離と大きく関係しています。トラックの寿命となる走行距離は、約20〜70万km、年数にすると約10~20年です。
一般的な乗用車の平均寿命は、約10年と言われているので、トラックの方が寿命は長いとされています。

トラックは寿命が長いといわれる要因

トラックの寿命が長いといわれる理由は、トラックが頑丈に作られているためです。それ以外にも下記のような理由が考えられます。

1.トラックの排気量が大きいこと
2.シンプルな構造であること
3.プロドライバーが運転していること

それぞれの理由について解説します。

1.トラックの排気量が大きいこと

1つ目の要因は、乗用車に比べエンジンの排気量が大きいことが挙げられます。排気量が大きなエンジンは、走行時にエンジンの回転数が低く、エンジンにかかる負荷が軽いためエンジンの摩耗を抑えられます。

2.シンプルな構造であること

2つ目の要因は、トラックは乗用車に比べると構造がシンプルなことが挙げられます。構造がシンプルなので、メンテナンスの難易度が下がります。そのため、こまめなメンテナンスができ、パーツも大ぶりなので修理がしやすくなります。

3.プロドライバーが運転していること

3つ目の要因は、趣味の車としてトラックを所有するケースは少なく、一般的にトラックの運転はプロドライバーがおこなっていることが挙げられます。プロドライバーはトラックへ負担の少ない運転を心掛ける傾向にあり、メンテナンスの重要性も熟知しているため寿命が延びると考えられます。

【サイズ別】トラック寿命となる平均走行距離


トラックの大きさ(小型・中型・大型)によって、寿命をむかえる距離は異なります。メンテナンスをしっかりおこなう前提での想定になりますが、トラックのサイズ別に寿命を迎える平均走行距離を紹介するので、参考にしてみてください。

  積載量 平均走行距離
小型トラック 2t未満 約20万km
中型トラック 2t以上6.5t未満 約40~50万km
大型型トラック 6.5t以上 約70万km

小型トラックが寿命を迎える走行距離

小型トラックの寿命とされる平均走行距離は、約20万kmです。
乗用車に比べると排気量が大きいため、長く走れます。10万km近くの走行距離の中古トラックでも、まだまだ走れることになります。

中型トラックが寿命を迎える走行距離

中型トラックの寿命とされる平均走行距離は、約40万〜50万kmです。
目安の距離に10万kmも差があるのは、中型トラックの場合、メンテナンス状況によって寿命が大きく左右されるためです。
中型トラックを中古で購入するときは、走行距離だけで判断するのではなく、点検記録簿などをチェックし、しっかり手入れがされてきたかを見ることをおすすめします。

大型トラックが寿命を迎える走行距離

大型トラックの寿命とされる平均走行距離は、約70万kmです。
排気量が非常に大きな大型トラックは、中型トラックよりも寿命を迎えるまでの走行距離がさらに延びます。中古トラックでも購入価格が安くはない大型トラックですが、寿命までの平均走行距離が約70万kmという数値は、中古トラック購入を検討する場合、力強い数値だと言えます。

また、市街地を走る機会が多い小型トラックに比べて、大型トラックは高速道路や長距離を走ることが多いです。そのため、不必要なブレーキをかける必要がなかったり、一定の速度での走行が可能なためエンジンや駆動部への負担も少ないことから、寿命が長くなるとされています。

【サイズ別】トラック寿命となる平均年数


トラックの寿命は、走行距離が関係していますが、寿命となる平均年数もあります。
トラックの扱い方や走行距離、メンテナンス状況によっても変わってきますので、あくまで参考としてみてください。
サイズ別のトラック寿命となる平均年数は下記の通りです。

トラックのサイズ 平均年数
小型トラック 11年
中型トラック 14年
大型トラック

トラックの寿命を伸ばす方法4選


トラックの寿命を長くするには、適切なタイミングで定期的に点検と交換などのメンテナンスが重要です。またメンテナンスだけでなく、普段の運転の仕方を意識するだけでも寿命を伸ばすことが可能です。
トラックの寿命を延ばすためのメンテナンスや運転方法を紹介します。

トラックの寿命を延ばすメンテナンス

トラックの寿命を延ばすメンテナンスには、下記があります。

1.冷却水・エンジンオイルの交換
2.タイヤの交換
3.ブレーキの部品交換
4.エンジンのオーバーホール

それぞれのメンテナンスについて紹介します。

1.冷却水・エンジンオイルの交換

冷却水はエンジンを過熱から保護し、エンジンオイルは摩擦を減らし、冷却と洗浄の役割を果たします。冷却水やエンジンオイルの不足や劣化は、エンジンの損傷や性能低下につながるため、メーカー推奨の交換時期を守り、高品質なオイルを使用することが大切です。

2.タイヤの交換

タイヤの摩耗が進むとグリップ力が低下し、制動距離が長くなる可能性があります。そのため、定期的に溝の深さを確認し、必要に応じてタイヤの交換を検討しましょう。

3.ブレーキの部品交換

ブレーキパッドの残量やブレーキオイルの漏れ、ブレーキホースの損傷などを確認し、異常が見られる場合は専門業者に点検を依頼してください。安全な運行を維持するために、これらの部品の状態には、日頃から注意を払うことが大切です。

4.エンジンのオーバーホール

エンジンのオーバーホールは、エンジンを分解して摩耗した部品を交換し、内部を丁寧に清掃したうえで再組み立てする作業です。これにより、エンジンの性能を回復させ、トラックの寿命を延ばせます。専門的な技術が必要なため、経験豊富な整備工場やディーラーに依頼することが重要です。

トラックの寿命を伸ばす運転方法

トラックの寿命を伸ばす運転方法には下記が挙げられます。

1.急発進・急加速・急ブレーキをしない
2.過積載をしない

それぞれの方法について紹介します。

1.急発進・急加速・急ブレーキをしない

急発進や急加速、急ブレーキなどの急激な操作は、トラックの各部に大きな負担をかけるため避けることが重要です。特に重量のあるトラックでは、急な動きがエンジンやクラッチ、ブレーキシステムに過度なストレスを与え、故障や劣化を早める原因となります。

また、急ハンドルもタイヤや車体へのダメージを増やすため、安全面からも控えたほうが良いでしょう。日頃からゆっくりとした丁寧な運転を心がけることで、トラックのエンジンや各部品の寿命を延ばし、安定した運行が可能になります。安全運転と車両の長持ちを両立させるためにも、急な操作はできるだけ避けましょう。

2.過積載をしない

トラックに過度な荷物を積みすぎる過積載は、車両に大きな負担をかけるため避けるべきです。過積載になるとエンジンや足回り、車体全体に無理な力がかかり、故障や劣化の原因となります。

また、燃費も悪化しガソリンの消費が増えるだけでなく、バッテリーの消耗も早まる傾向があります。トラックの寿命をできるだけ長く保つためには、積載量を可能積載量の7〜8割程度に抑えることが重要です。安全かつ安定した走行を維持しつつ、過積載を防ぐことで車両への負担を軽減しましょう。

トラックの耐用年数


トラックの耐用年数は、形状(タイプ)ごとに変わってきます。以下、基本の耐用年数を一覧にしました。
中古で購入する場合は、さらに計算を加える必要がありますが、その際もこちらの耐用年数がベースとなるので、確認しておきましょう。

車両タイプ 耐用年数
小型の貨物自動車(積載量が2t以下) 3年
その他の小型自動車(排気量が3l~)
大型乗用車(排気量が3l) 5年
その他の自動車 4年
貨物自動車(ダンプカー)
貨物自動車(ダンプカー除く) 5年
被牽引車 4年

買い替えに適したタイミング

信頼できる中古トラック販売店から良好なコンディションの車両購入ができる
トラックの買い替えを考える際は、走行距離と使用年数の両方が重要です。大型トラックの場合、走行距離は60万km程度が目安です。小型トラックなら10万kmがひとつの目安になります。これを超えると故障や修理費用が増えることが多いです。

また、トラックのフルモデルチェンジは約7~10年ごとにおこなわれます。モデルチェンジ後は古い型の価値が下がりやすいため、7年目あたりで買い替えるのが理想的です。早めに買い替えを検討すれば、急な故障や高額な修理費がかかる前に、早めに買い替えを検討することで、スムーズな業務運営と経済的な損失回避につながります。

買い替えの際に高く売るために

トラックを買い替える際に少しでも高く売却するには、いくつかの工夫が必要です。
まず、査定はトラック専門の買取業者に依頼するのが効果的です。専門知識を持つスタッフが適正な価格で評価してくれる可能性が高くなります。

また、車両の外装や内装をきれいに保つことで、査定時の印象が良くなり、価格アップが期待できます。取り付けているカスタムパーツがある場合は、可能であれば純正品に戻しておくとよいでしょう。さらに、売却時に必要な書類を事前に揃えておくことで、取引をスムーズに進められます。
こうした準備を整えたうえで、走行距離や年式を見極めながらタイミングよく売却することが、高値で手放すためのポイントとなります。

中古トラック購入は新車よりお得になる


車両価格が高額なトラックを導入する際に「新車と中古のどちらを購入するべきか?」で悩まれる方が少なくないのではないでしょうか?

新車は長く使用できるというメリットがある半面、導入コストがかかります。しかし、中古トラックであれば、予算にあったコストで導入が可能です。
また、既に紹介したとおり、製造技術の向上によって現在のトラックの耐久性は、大きく向上しています。使用歴がある中古トラックの場合でも、オイル管理などをはじめとするメンテナンスをおこなうことで、使用限度に達する期間を延ばすことが可能です。

ただし、中古トラックは、同年式の同モデルでも車両ごとに状態は異なります。そのため、中古トラックの購入時は、しっかりとトラックの状態をチェックをしましょう。

これらのポイントを押さえたうえで、実際に現車を見て外装や内装の状態、付属品の有無まで丁寧に確認することで、満足できる中古トラック選びが可能になります。

中古トラック購入時のポイント

既に使用歴のある中古トラックは寿命に達するのが早い?
中古トラックを選ぶ際には、価格だけでなく、さまざまな要素を総合的に判断することが大切です。まず確認したいのは、トラックの寿命とも密接に関係している走行距離です。走行距離が長いほど部品の摩耗や劣化が進んでいる可能性が高く、年式だけで判断すると劣化の度合いを見誤ることがあります。

また、修復歴の有無も重要です。フレームや車体の骨格部分に修復歴がある場合、安全面や耐久性に影響が及ぶことがあるため、必ず確認しましょう。さらに、エンジンの状態やハンドルの動作もチェックポイントです。異音の有無やハンドルのガタつきは、運転の安全性に直結するため慎重に見極める必要があります。

信頼できる中古トラック販売店からの購入がおすすめ

中古トラックの購入は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。販売店選びに失敗すると、隠れた不具合やメンテナンス不足の車両を購入してしまうリスクがあります。信頼できる販売店であれば、車両の状態を正確に把握し、詳細な情報を提供してくれます。

また、保証やアフターサービスが充実している場合が多く、購入後のトラブルにも対応してくれるため安心です。過去のメンテナンス記録や車両の利用状況などを確認し、納得のいく説明を受けることで、リスクを回避し、安心して中古トラックを購入できます。

中古トラックの購入は「トラック流通センター」がおすすめ


トラックの購入を考えているなら、「トラック流通センター」がおすすめです。全国に豊富な在庫を取り扱っており、用途や条件にぴったりの車両を見つけられます。さらに、専門スタッフがあなたに最適な一台を提案してくれるため、安心して購入可能です。

購入後のサポートも手厚く、最長1年の保証が付いているので、万が一のトラブルにも心配無用です。状態良い車両の購入を検討している人は、ぜひ一度トラック流通センターにご相談ください。

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もちろん、現車確認や試乗対応、ローン・リースの相談も可能です。与信に自信がない方にも、提携しているローン・リース会社をご紹介します。この機会にご検討ください。
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よくある質問


トラックの寿命に関して、よくある質問をまとめました。

トラックは何年くらい使える?

トラックの使用年数は、小型で約11年、中型・大型で約14年が目安とされています。実際の寿命は走行距離や日々のメンテナンス状況によって大きく左右されますが、丁寧な扱いや定期的な点検をおこなえば、20年以上使い続けることも可能です。
用途や走行環境も寿命に影響を与えるため、使用状況に応じた管理が重要です。

2トントラックは何年乗れる?

2トントラックの平均的な使用年数は約11年、走行距離にするとおよそ20万kmが目安とされています。ただし、日常的なメンテナンスや丁寧な運転をおこなえば、それ以上の年数・距離でも十分に使用可能です。
特に業務用として使われるトラックは、整備体制が整っていれば耐久性が高く、長く活躍することが期待できます。

トラックの走行寿命はどれくらいある?

トラックの走行寿命は、サイズや使用状況によって異なりますが、おおよそ小型で約20万km、中型で約40~50万km、大型では約70万kmが目安とされています。エンジンの排気量が大きく、構造がシンプルなため、乗用車よりも長く使用できるのが特徴です。
ただし、適切なメンテナンスを怠ると寿命は短くなるため、定期点検や部品交換を欠かさずおこなうことが重要です。

大型トラックの寿命は何キロ?

大型トラックの寿命とされる平均走行距離は約70万kmです。これは、排気量の大きさやエンジンへの負荷の少なさ、長距離運行が中心であることなどが理由として挙げられます。
高速道路での一定速度走行が多いため、エンジンや駆動部へのダメージが少なく、結果として寿命が長くなります。中古での購入時も、まだ長く使える可能性があります。

まとめ

トラックの寿命について解説してきました。寿命までの期間を考えると、どうしても年式に目が行きがちです。しかし、中古トラックを選ぶポイントは「走行距離」です。ただし、走行距離が短くてもメンテナンス状況が悪ければトラックのコンディションは低下しますので、メンテナンス状況にも注目しながら上手にお得な中古トラック選びを楽しんでください。
失敗しない中古トラック選びのポイントは、次に挙げる3つになりますので中古トラック選びの際の参考にしてみてください。

  • 中古トラックのコンディションは走行距離の影響を大きく受ける
  • 中古トラックもメンテナンスで使用限度に達する期間を延ばせる
  • 中古トラック購入のカギは信頼できる中古トラック販売店の利用

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