【最新】イモビライザー|仕組み・スペアキー・防犯・紛失時の対応

イモビライザーは、鍵と車の電子IDを照合し、一致しないとエンジンがかからない盗難防止装置です。複製キーでも不正始動を防ぎ、多くの新車に標準装備されています。
本記事では仕組みやスペアキーの作成方法、防犯対策、紛失時の対応をわかりやすく解説します。
目次
イモビライザーとは?
イモビライザーは、車の盗難を防止するための電子的な防犯装置です。物理的な鍵による解錠だけでなく、キーと車両側のIDが一致しないとエンジンがかからない仕組みになっています。
イモビライザーがあることで、鍵が不正に複製されても、車を運転して盗まれるリスクは低いです。多くの新車に標準装備されており、車両のセキュリティを高める上で重要な役割を担っています。
イモビライザー普及の背景
1990年代、ヨーロッパを中心に深刻化していた自動車盗難問題を受け、車両の防犯対策が急務となりました。その対策のひとつとして注目されたのが、鍵と車両が電子的に照合される「イモビライザー」です。
1998年にはEU諸国で新車への搭載が義務づけられ、以降、自動車盗難の件数は大幅に減少しました。この効果が評価され、イモビライザーは世界各国へと普及していきます。
日本では、法的義務はありませんが、防犯意識の高まりとともに新車の多くに標準装備されるようになり、現在では9割以上の新車に搭載されています。盗難防止に高い効果を持つ装置として、今もなおその重要性は増しています。
イモビライザーの仕組み
(引用元:カギセキュリティ カギプロ金沢防犯)
イモビライザーは、車と鍵にそれぞれ内蔵された電子的なIDを照合することで、正規のキー以外ではエンジンがかからないようにする盗難防止システムです。鍵の内部にあるトランスポンダーというICチップが固有のIDを発信し、車両側のコンピューターがそのIDを認識し、一致した場合にのみエンジンの始動を許可します。
この仕組みにより、物理的に鍵を複製されても、IDが一致しない限りエンジンをかけられません。そのため、車両盗難の防止に高い効果を発揮します。従来の鍵が鍵穴の形状のみで認証していたのに対し、イモビライザーはより高度な電子的な照合をおこなう点で異なります。スマートキーの多くにもこのイモビライザー機能が搭載されています。
イモビライザーのメリット・デメリット
イモビライザーのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
イモビライザーのメリット
①不正なエンジン始動を防ぐ高度な電子認証システム ②外から見えない内部システム ③ドライバーによる特別な操作がない ④盗難リスクの低さが評価され、自動車保険の保険料が割引になるケースも |
1つ目は、イモビライザーの最大の魅力である「不正なエンジン始動を防ぐ高度な電子認証システム」です。従来の物理的な鍵とは異なり、見た目をまねて複製しても意味がなく、鍵と車両のIDが一致しない限りエンジンは始動しません。この仕組みによって、盗難リスクは大幅に低下します。
2つ目は、イモビライザーは外から見えない内部システムで作動するため、泥棒にとって解除や破壊が難しく、外部から簡単に仕組みを理解されにくい点です。この特徴も車両盗難を未然に防ぐ有効な防犯手段となります。
3つ目は、車の操作に連動して自動的に作動・解除されるため、ドライバーによる特別な操作が必要ありません。防犯性を高めながらも、これまで通りの感覚で車を使用できる点も大きなメリットです。
4つ目は、イモビライザーが搭載された車両は、盗難リスクの低さが評価され、自動車保険の保険料が割引になるケースがあります。高いセキュリティと経済的メリットの両方を兼ね備えており、ドライバーから支持されています。
イモビライザーのデメリット
イモビライザーは高い防犯効果を持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。
①キーを紛失した場合、通常の鍵よりも再発行に手間と費用がかかる ②システムが電子制御のため、まれに不具合や誤作動を起こすことがある ③緊急時の対応が難しくなる可能性がある |
1つ目は、万が一キーを紛失した場合、通常の鍵よりも再発行に手間と費用がかかります。特に、スペアキーが手元にない場合は、車種によってはコンピューターの交換が必要となることもあり、出費が大きくなるかもしれません。
2つ目は、システムが電子制御であるため、まれに不具合や誤作動を起こすことがあります。電波干渉やバッテリーの劣化などが原因で、正規のキーを使用してもエンジンがかからないといったトラブルが発生することもあります。
3つ目は、イモビライザー搭載により、鍵の複製が簡単にできないため、緊急時の対応が難しくなる点です。出先でのトラブル時には、専門の業者を呼ぶ必要があり、時間とコストがかかることがあります。
便利で安心な装置ですが、こうしたリスクも理解した上で、スペアキーの準備や定期的な点検を心がけておくと安心です。
車の鍵のタイプ|紛失時に重要
車の鍵を紛失した際、まず確認すべきなのが鍵の種類です。特にイモビライザーが搭載されているかどうかは、鍵の作製方法や費用に大きく影響します。イモビライザー付きの鍵は、単なる物理的な鍵とは異なり、車両と電子的に照合する仕組みがあるため、専用の機材や技術が必要になります。
対応できる業者も限られているため、修理や作製を依頼する際は、あらかじめ車種や鍵タイプを正確に伝えることが大切です。情報が不明確なまま業者を呼んでしまうと、対応できずに再手配が必要になったり、無駄な出張費が発生したりする可能性もあります。トラブルを避けるためにも、日頃から自分の車の鍵タイプを把握しておきましょう。
車の鍵のタイプは、下記の3つが代表的です。
1.リモコンキー 2.スマートキー 3.イモビライザーキー |
それぞれのタイプについて紹介します。
イモビライザーキーは、鍵に内蔵されたIDと車両側のIDが一致しないとエンジンがかからない盗難防止機能を持つ鍵です。ドアの開閉機能は単体では持たず、リモコンキーなどと組み合わせて使用されるのが一般的です。
1.リモコンキー
リモコンキーは、遠隔でドアの解錠や施錠が可能となるキータイプです。赤外線や電波を使う鍵で、ワイヤレスキーとも呼ばれています。エンジンを始動する際には、鍵穴に鍵を挿す必要があります。
2.スマートキー
スマートキーは、車体に近づくだけでドアが解錠でき、車体から離れると施錠できます。リモコンキーは、鍵の開錠、施錠時にボタンを押して操作する必要がありますが、スマートキーは衣服やバッグに入れた状態で、操作せずとも解錠や施錠が可能です。エンジンもリモコンキーのように物理キーを使わずとも始動できます。
また、ほとんどのスマートキーにはイモビライザー機能が搭載されています。
3.イモビライザーキー
イモビライザーキーは、キーヘッドに固有のIDが内蔵されていて、車体のIDと一致すればエンジンが始動する仕組みのタイプです。
イモビライザー機能は防犯装置の役割で、ドアの開閉のためのリモコンキーと組み合わせて使われています。
イモビライザーが搭載されているかの確認方法
イモビライザー機能が、自分の車やトラックに搭載されているかどうか分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは、イモビライザー機能の有無を確認する方法を4つ紹介します。
1.インジケーターランプの表示
確認する方法の1つ目は、インジケーターランプの有無です。イモビライザー搭載車では、メーター周辺に鍵や車と鍵を組み合わせたマークなどが表示されます。これはメーカーや車種によって異なります。エンジン停止中にこれらのマークの下の赤丸のランプが点滅する場合は、イモビライザー搭載車である可能性が高いです。このランプの点滅は、駐車中にイモビライザーが作動していることを示し、盗難を抑止する効果が期待できます。
2.ステッカーを確認
確認する方法の2つ目は、ステッカーの有無です。車体にイモビライザーステッカーが貼られている場合があり、インジケーターランプと同様に、車や鍵のイラスト、あるいは車から電波が出ているようなデザインが一般的です。これらのステッカーは、車両がイモビライザーで保護されていることを周囲に示し、盗難防止効果を高める目的で、車の窓ガラスに貼られていることが多いです。運転席や助手席のサイドウィンドウには、表示に関するルールがありますが、防犯対策として使われる盗難防止装置のステッカーであれば、貼っても問題ありません。デザインによっては、より本物感を追求し、視覚的な防犯効果を高めるように作られています。
3.キーヘッドを分解して確認
確認する方法の3つ目は、キーヘッドを分解して内部にイモビチップが搭載されているかを見る方法です。イモビライザー搭載キーのキーヘッド部分には、イモビチップを収納するためのスペースがあります。
しかし、キーヘッドを分解すると鍵を破損させてしまうリスクがあるため、この方法はあまり推奨されません。
より安全かつ確実にイモビライザーの有無を判断したい場合は、イモビチップの有無を瞬時に判別できる「トランスポンダ判別機」を持つ鍵業者に依頼すると良いでしょう。この判別機を使用すれば、鍵を傷つけることなく確認できます。
4.取扱説明書やメーカーサイトで確認
確認する方法の4つ目は、取扱説明書やメーカーの公式サイトが役立ちます。取扱説明書には、「セキュリティ機能」や「キーシステム」、「防犯システム」といった項目にイモビライザーに関する記載があることがほとんどです。また、メーカーの公式サイトでも、車種や年式から搭載状況を調べられる場合があります。手元に取扱説明書がない場合は、メーカーサイトでデジタル版をダウンロードできるか確認してみることをおすすめします。
イモビライザーキーを紛失した際の対処法
イモビライザーキーを紛失すると、車両盗難などのリスクが高まります。鍵を紛失した場合でも慌てず対処できるよう、事前に対応方法を確認しておくことが大切です。
イモビライザーキーの紛失時には、以下の手順で対処しましょう。
1.身の回りを確認する |
それぞれの手順について紹介します。
1.身の回りを確認する
イモビライザーキーを紛失した際は、まず身の回りを徹底的に探すことが大切です。実際には「失くしたと思ったけど、意外な場所から出てきた」というケースも少なくありません。カバンの底やポケットの奥、荷物の隙間、車内のシート下やドアポケット、特に服のポケットは、深さや形状によっては鍵が入り込んで見つかりにくいことがあります。
外出先で落とした可能性がある場合は、最近立ち寄った店舗や施設、交通機関に問い合わせてみるのも有効です。落ち着いて、ひとつずつ場所を絞って探していけば、見つかる可能性は十分あります。
2.遺失届を提出する
上記の場所を探しても見つからない場合、速やかに警察に遺失届を提出しましょう。これは、もし鍵が悪意のある第三者の手に渡り、車両の盗難や事故に悪用された場合の責任問題を回避するためにも重要です。スペアキーがある場合でも、メインキーの紛失はトラブルに繋がりかねません。
また、もしかしたら誰かが拾って警察に届けてくれている可能性もあります。最寄りの交番や警察署に連絡し、落とし物として届いていないかも確認しましょう。
遺失届を提出する際は、鍵の特徴やキーナンバーなどの詳細を正確に伝えることで、発見された場合にスムーズに連絡を受け取れます。
3.完全に紛失した場合はディーラーに連絡
鍵をすべて紛失した場合、車のドアを開ける対応や新しい鍵の作成が必要となります。そのため、ディーラーに連絡しましょう。ただし、イモビライザーキーの新規作成には時間がかかり、即日対応が難しいケースもあります。
加入している自動車保険によっては、ロードサービスに紛失時の開錠や鍵作成が含まれている場合もあるため、緊急時には保険会社に確認することも有効です。状況に応じて、適切な対応を取りましょう。
4.イモビライザー対応の鍵業者に連絡
イモビライザーキーを完全に紛失した場合、イモビライザーに対応した鍵業者に連絡することも有効な手段です。全ての鍵業者がイモビライザーに対応しているわけではないため、事前に確認することが重要です。
イモビライザー対応の専門業者であれば、イモビライザーキーの作成や車両の解錠に対応しており、比較的早く問題を解決できる可能性があります。鍵業者であれば、鍵がない状態からでも新しい鍵を作成できる場合があります。また、夜間や早朝などディーラーが対応していない時間帯でも、24時間対応の鍵業者であれば迅速に駆けつけてくれることがあります。
イモビライザーキーの合鍵(スペアキー)の作り方
イモビライザーキーを紛失した場合に備えて、合鍵を作っておくと安心です。イモビライザーキーの合鍵を作る方法を2つ紹介します。
1.ディーラー
イモビライザーキーの合鍵作成を依頼する場所として、まずはディーラーが挙げられます。メーカーの正規代理店であるため、所有している車と同じメーカーのディーラーに依頼すると安心です。純正部品を使用して、正確なプログラミングをおこない、イモビライザー機能の誤作動を防げます。
合鍵作成には、基本的にメインキー、キーナンバープレート、車検証などの車両情報、そして依頼者の身分証明書(運転免許証など)が必要となります。これらの書類を事前に準備しておくことで、手続きがスムーズに進みます。ただし、鍵の種類によっては数日から1週間程度かかる場合もあるため、時間に余裕をもって依頼すると良いでしょう。
2.鍵業者
イモビライザーキーの合鍵は、イモビライザーに対応可能な鍵業者でも作成できます。ただし、全ての鍵業者がイモビライザーに対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。イモビライザー対応を専門とする鍵業者の中には、即日対応が可能な場合もあります。これは、純正キーの構造を解析するのではなく、チップ内のIDを初期化して再登録する方法でスペアキーを作成するためです。緊急で合鍵が必要な場合に、鍵業者への依頼を検討するのも一つの方法です。
イモビライザーの注意点
イモビライザーは、紛失以外にも下記の4つの注意点があります。
1.イモビライザーを搭載すれば100%盗難防止できるわけではない |
それぞれの注意点について解説します。
1.イモビライザーを搭載すれば100%盗難防止できるわけではない
イモビライザーは車両盗難に有効なシステムですが、残念ながら100%防げるわけではありません。現在、「イモビカッター」や「リレーアタック」といった手口でイモビライザーの機能を無効化し、車両を盗む犯罪が発生しています。イモビカッターは、車両側のIDを初期化し、別のキーでエンジンを始動させる手口です。リレーアタックは、スマートキーの電波を悪用し、車両のロックを解除してエンジンを始動させる手口です。
これらの巧妙な手口に対抗するためには、イモビライザー以外の防犯対策を組み合わせることが求められます。
たとえば、ハンドルロックやタイヤロックなどの物理的な対策や、警報器、GPS機能付き位置探査装置の設置、さらにはセンサーライトや防犯カメラの設置なども効果的です。複数の対策を講じることで、盗難リスクを低減できます。
2.誤作動することがある
イモビライザーは、電子システムであるため誤作動を起こす可能性もゼロではありません。誤作動が発生すると、エンジンがかからなくなったり、セキュリティアラームが作動したりすることがあります。
特に、バッテリーの電圧が低下している場合、各スイッチの接触不良などが原因で誤作動を誘発することもあります。誤作動が疑われる場合は、イモビライザー機能のリセットや再設定が必要となるため、専門知識のあるディーラーに相談することをおすすめします。
3.電池切れ
イモビライザー機能が使えない原因の一つに、イモビライザーキーの電池切れがあります。イモビライザーキーは常に微弱な電波を発しているため、想定よりも電池の消耗が早いです。電池が切れると、車両側とのID照合ができなくなり、エンジンが始動できなくなります。一部の車種では、電池残量が少なくなると警告灯が表示されますが、そうでない場合、定期的な電池交換を習慣づけることが推奨されます。イモビライザーキーの電池寿命は、一般的に1年から2年程度と言われています。
4.スペアキーの作成費用が高い
イモビライザーキーのスペアキー作成費用は、一般的な鍵と比較して高額になる傾向があります。特にディーラーに依頼し、スマートキーを全て紛失した場合は、コンピューター交換が必要となり10万円を超えるケースも見られます。
鍵業者に依頼する場合、ディーラーよりも費用を抑えられることが多く、イモビライザー搭載車の場合、国産車で4万円から8万円程度が目安となります。車種や年式、依頼する業者によって費用は変動します。スペアキーを所有している場合は、紛失した場合に比べて費用が安く済みます。
イモビライザーが搭載されているトラックを紹介
トラックの購入を検討されている方に向けて、イモビライザー機能が搭載されているトラックのメーカーや車種を紹介します。
いすゞ
いすゞのトラックは、国内シェア率ナンバー1です。いすゞのトラックでは、2007年以降の小型トラック「エルフ」と、中・大型トラック「フォワード」、2020年以降の「ギガ」にイモビライザー機能が標準装備されました(天然ガス車を除く)。
<いすゞ・エルフ 在庫はこちら>
<いすゞ・フォワード 在庫はこちら>
<いすゞ・ギガ 在庫はこちら>
日野
日野はトヨタの連結子会社で、主にバスやトラックなどの商用車の製造や販売をしています。日野のトラックでは、小型トラック「デュトロ」、中・大型トラック「レンジャー」、大型トラック「プロフィア」などにリモコンキー型のイモビライザー機能が標準装備されています。
<日野・デュトロ 在庫はこちらから>
<日野・レンジャー 在庫はこちらから>
<日野・プロフィア 在庫はこちらから>
三菱ふそう
三菱ふそうは、安定した走行感や長距離運転にも耐えられる駆動力に定評のあるトラックメーカーです。
小型トラック「キャンター」、中・大型トラック「ファイター」、大型トラック「スーパーグレート」にイモビライザーを装備しています。また、「キャンター」と「ファイター」は、イモビライザーキータイプ、「スーパーグレート」はスマートキータイプです。
<三菱ふそう・キャンター 在庫はこちらから>
<三菱ふそう・ファイター 在庫はこちらから>
<三菱ふそう・スーパーグレード 在庫はこちらから>
UDトラックス
UDトラックスは、かつては日産ディーゼルの名称で親しまれ、現在はいすゞ自動車グループの一員として、国内外に高性能なトラックを展開しています。エンジンの力強さや快適な内装に定評があり、特に長距離輸送や重量物の運搬に適している点が多くのドライバーに評価されています。
防犯面でも信頼性が高く、中型トラック「コンドル」や「カゼット」、大型トラック「クオン」にはイモビライザーが搭載されています。コンドルは2017年以降、いすゞ「フォワード」のOEMモデルとして販売されており、標準でイモビライザーが装備されています。クオンも独自開発の車種として、鍵による認証でエンジンを始動するタイプのイモビライザーを採用しています。
イモビライザー付きトラックの購入ならトラック流通センターへ
イモビライザー付きトラックの購入をお考えなら、豊富な在庫と高い信頼性を誇る「トラック流通センター」がおすすめです。盗難防止に優れたイモビライザー搭載車を多数取り揃えており、メーカーや車種、年式などの条件から簡単に検索可能です。
全国対応の販売ネットワークにより、ご希望の一台がきっと見つかります。さらに専門スタッフによるサポートも充実しており、初めての購入でも安心です。安全性と利便性を兼ね備えたトラックをお探しなら、ぜひ一度ご相談ください。
トラック流通センターはこちら
イモビライザーに関するよくある質問
イモビライザーに関して、よく寄せられる質問について説明します。
イモビライザー機能の後付けはできる?
イモビライザー機能が搭載されていない車やトラックでも、後付けは可能です。
純正品のイモビライザーキーの場合には、イモビライザー機能の解除方法が知られている可能性もあります。しかし、後付けの場合は、搭載しているイモビライザータイプが把握されにくいため、より防犯性を高められるともいわれています。
ただし、後付けの場合、費用が高額となる場合があります。防犯装置のため、搭載にかかる費用はピンキリです。鍵業者に依頼した場合、20万円ほどかかる場合もあります。高度な防犯装置を必要としない場合は、数万円で取り付けが可能となるケースもあるので、検討してみてください。
また、自分で取り付けのできるイモビライザーキットも販売されていますが、車の装備に慣れていない方には難しい作業になるので、おすすめできません。
イモビライザーを解除できるか?
基本的に、イモビライザー機能自体を無効にすることはできません。これは、イモビライザーが車両のコンピューターに組み込まれた盗難防止システムであるためです。
イモビカッターと呼ばれる機器でIDを初期化し、別のIDを登録する手口も存在しますが、これは解除ではなく再登録に近いものです。そのため、すべての車種に通用するわけではありません。また、イモビカッターの所持や製造、販売は条例で禁止されている場合があります。
イモビライザー以外で効果的な盗難対策は?
盗難対策 | 方法・効果 | 費用相場 |
ハンドルロック | ・ハンドルに棒状のロックをかけて操作を妨げ、車の移動を防ぐ。 ・後付けタイプは強度が高く、犯行を遅らせる効果がある。 |
約7,000円 |
ホイールロック(タイヤロック) | ・タイヤにロックを装着し回転を防止。 ・長期駐車に適していて、装着や持ち運びはやや手間。 |
約3,000円 |
ペダルロック | ・ブレーキペダルの操作を制限し、車の動きを妨ぐ。 ・装着にやや手間がかかる場合がある。 |
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イモビカッターガード・OBDガード | ・イモビライザーの電子解錠やOBDコネクタの不正アクセスを防ぐ保護装置。 ・盗難リスクを減らせる。 |
約10,000円 |
防犯ブザー(セキュリティアラーム) | ・振動や衝撃を感知すると大音量で警告。 ・盗難や車上荒らしを抑止する。 ・専門店での取り付けがおすすめ。 |
約3,000円 |
GPS追跡装置・車両追跡サービス | ・車の位置をリアルタイムで確認でき、盗難後の発見に役立つ。 ・通信料はかかるが、安心感が高い対策。 |
約20,000円 |
スマートキー電波遮断ケース | ・スマートキーの電波を遮断。 ・不正なリレーアタックを防ぐ。 |
約2,000円 |
センサーライト | ・人の動きを感知して点灯し、犯行を防ぐ。 ・設置費用も手ごろ。 |
約3,000円 |
車用カバー | ・車種の特定や覗き見を防止。 ・希少車の盗難対策に有効だが、車内に入られると見えにくくなることもある。 |
約6,000円 |
防犯カメラ・照明 | ・駐車場に設置して監視環境を整え、盗難リスクを下げる。 | 約10,000円 |
これらの対策を複数組み合わせることで、より高い防犯効果が期待できます。盗難リスクが高い地域や車種の場合は、ぜひ積極的に導入を検討してください。
まとめ
今回は、車やトラック盗難防止のためのセキュリティシステム、イモビライザーについて解説しました。鍵の紛失や、イモビライザーの注意点に気をつけ、イモビライザー機能を効果的に使いましょう。
また、最近のトラックにはイモビライザー機能が標準装備されている車種も多くあります。中古車販売のトラック流通センターでは、イモビライザー機能が搭載された中古トラックを豊富に取り揃えています。ご購入を検討している方はお気軽にお問い合わせください。
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- イモビライザーは盗難防止機能
- イモビライザーキーの場合、車両と鍵の両方のIDが照合されない限りエンジンが始動しない
- 万が一鍵を紛失した場合に備え、自分が所有するキータイプは確認しておく
- 鍵を紛失した場合には、遺失届を出し、ディーラーで合鍵の作成や車のドアを開ける対応などの必要がある
- イモビライザー機能だけで100%の盗難防止はできないため、他の防犯対策も必要
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