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取得しやすい高所作業車の資格とは?資格の取得方法や車両の特徴などまとめ

世の中には、多くの資格、免許がありますが、高所作業車もそのなかの一つです。
高所作業車とは、文字どおり高所での作業をする際、使用する装置のことを指します。
高所作業トラックの場合では、荷台にバスケットと呼ばれる作業スペースが設置されています。
設置されているバスケットを操作するためには資格が必要です。
加えてトラックを運転するのであれば、運転免許も必要になってきます。

街中で配線工事や建物のガラス清掃、高い位置へ看板の取り付け作業をおこなっている風景を見たことがある方もいるでしょう。
こういった作業の際に使用されている車も高所作業車の一種です。
操縦するためには講習を受け技能を取得する必要があります。
一見、難しそうに見える高所作業車の資格ですが、きちんと講習を受ければ、比較的簡単に取得できます。
決して特別な人だけが取得できる資格ではありません。
そこで今回は、高所作業車とはどのようなものなのか、どうやって資格を取得するのかを解説していきます。

筆者・太田さん

太田 りく著者のTwitterはこちら

整備士として現場で働いている現役整備士ライターです。
所有資格は整備士3級。

現役で働いているという強みを活かし、読みやすく読者の疑問を解決できるような記事になるよう心がけています。

高所作業車ってなに?


そもそも高所作業車とは、どういったものなのでしょうか。

高所作業車の定義は労働安全衛生法で決められています
労働安全衛生法では『高所における工事、点検、補修等の作業に使用される機械であって、作業床及び昇降装置その他の装置により構成され、当該作業床が昇降装置その他の装置により上昇、下降等をする設備を有する機械のうち、動力を用いて、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう』とあります。
とてもわかりにくいので、要約すると、『高所で作業するための、作業床(人が乗り込んで作業できるカゴ)と昇降ができる機能を持った車両』のことです。

つまり、エレベーターのように上り下りができ、必要な場所に運転していける機械を高所作業車と呼びます。

冒頭のとおり、高所作業車は、さまざまな場面で使用されます。
建築現場はもちろん、橋やトンネルの点検にも用いられています。
身近な作業から特殊な作業まで、高所作業車は幅広く活躍している車両です。
そのため高所作業車の資格は建設労働者におすすめな資格の一つとなっています。

ちなみに、消防機関が消防活動に使用するはしご車などの消防車は、高所作業車には含まれません。

高所作業車にはどのような種類があるの?


高所作業車は、3つの装置で構成されています。
・動力装置
・走行装置
・昇降装置
つまり『動力装置の種類』×『走行装置の種類』×『昇降装置の種類』の組み合わせを変えることによって、さまざまな用途に対応しているのです。

そのなかでも昇降装置は、作業の場所やどのような作業をするのかに合わせて、多くの種類があります。
例えば、『「橋梁(きょうりょう)点検車」という高所作業車があります。
これは、橋を点検するためだけの昇降装置を備えた車両です。
このように一つの作業に特化したものもあれば、汎用性の高いものもあります。

それでは、3つの装置それぞれ見ていきましょう。

動力装置

高所作業車を動かす原動機は、3種類あります。

・エンジン式・・・燃料を使用したエンジンを使って高所作業車を動かす方式です。
エンジン式には、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあります。
高所作業車では、主にディーゼルエンジンを使用しています。

・バッテリー式・・・バッテリーの電気を使い、モーターを動かす方式です。
騒音や排気ガスが出ないので、高所作業車を屋内で使用する場合に適しています。

・バイエナジー式・・・エンジン式とバッテリー式を両方搭載し、必要に応じて切り替える方式です。
自動車でいうところの、ハイブリッドと同じです。
例えば、屋外を走行するときはエンジンを使い、屋内で作業するときはバッテリーを使うなどの使用方法が可能になります。

走行装置

高所作業車を移動させる走行装置も、3種類となっています。

・ホイール式・・・自動車と同じように、4つのタイヤが付いた走行装置です。
ラジコンのような感覚で操作できるため、比較的操作はしやすくなっています。
舗装された地面や工場内の床での使用に適しています。

・クローラ式・・・2つのクローラベルトを駆動し、走行する方式です。
一般的に『キャタピラ』と呼ばれています。
軟弱な地盤やデコボコの多い地盤でも走行が可能です。

・トラック式・・・一般的なトラックを走行装置に用いた方式を指します。
トラックの荷台に昇降装置が取り付けられたタイプです。
公道を走行でき、作業場所までの移動がスムーズにおこなえます。

ちなみに、公道を走行できるのは、ナンバーの付いているトラック式のみとなっているので注意しましょう。

昇降装置

昇降装置は、上下に動くだけでなく、前後左右に動くものもあります。
その他にも用途に合わせて多くの種類が開発されています。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

伸縮ブーム型

作業床を取り付けてある、ブームと呼ばれる柱のようなものが伸び縮みし、昇降するタイプです。
このタイプは、作業位置へ直線的に接近できます。
そのため、作業床の位置決めが比較的簡単におこなえ便利です。
電気工事や造園など、幅広い作業現場で使用されているタイプとなっています。

屈折ブーム型

ブームの中間を屈折できるようになっているタイプです。
ブームを屈折させることにより、地面と平行方向に動かすことが可能となっています。
途中に障害物があるような作業場所での使用に適しており、設備の保守点検などで、隙間に入っていくような作業に使用されています。

混合ブーム型

伸縮ブームと屈折ブームの両方の機能を持ったタイプになります。
これにより作業床の作業範囲をより高く、広くとることが可能です。
このタイプは、垂直方向と平行方向の広い範囲で作業が必要な建設現場や保守点検作業に、使用されています。

垂直昇降タイプは4種類

作業床を垂直に上下させることができるタイプです。
垂直方向にのみ動くので、作業範囲は上部だけに限られます。
屋内の照明や配管などの現場で使用されることが多く、昇降の仕組みの違いで4種類に分かれていますが、垂直方向にのみ動くことは変わりません。
ではそれぞれの違いを解説していきます。

・シザース型・・・シザースとは、日本語で『ハサミ』です。
ハサミを横に向け、開いていくような動きをイメージするとわかりやすいかもしれません。
このハサミ状の支柱を組み合わせ、上下します。

・タワー型・・・別名『マスト式』とも呼ばれています。
タワー型の仕組みは、先ほどご紹介した伸縮ブーム型と同じです。
ブームが伸び縮みして、作業床を上下させます。

・シグマ型・・・記号のΣ(シグマ)のような形になることから、この名がつけられています。
シグマ型は、屈折ブーム型と同じ仕組みとなっています。
ただし、屈折ブーム型のように平行方向に動かすことはできず、あくまで移動は垂直方向のみなので注意しましょう。

・エックス型・・・英語の『X』のように上下するタイプです。
シザース型と似ていますが、エックス型は、交差する支柱が伸縮するようになっています。
これにより、上昇しても支柱の間隔が狭くならず、より安定した作業床が確保できます。

高所作業車での業務に必要な資格は2種類!


高所作業車の運転に必要な資格は、2種類に分かれています。
資格の違いは、作業床を最も高く上昇させたとき、地面から作業床の床面までの高さにより分けられます。
作業床の高さが10m未満の高所作業車は、『特別教育』の修了で操作が可能となります。
作業床の高さが10m以上の高所作業車は、『技能講習』を修了しなければなりません
技能講習を修了すれば、どのような高さの高所作業車でも、操作可能です。

ちなみに、「最も高く上昇させたときに、10m以上になる高所作業車を使うが、作業場所の高さが10m未満だったら『特別教育』で操作可能なのか」と疑問に思った方もいると思います。
答えは『特別教育では操作できない』です。
高所作業車の能力が10m以上上昇するものだったら、たとえ高さ1mの場所で作業する場合でも、『技能講習』を修了していなければ、操作できません

技能講習修了者は特別教育修了者より多くの高所作業車が扱えます。
そのため特別教育より技能講習のほうが、多くの講習を受け、学習する必要があります。

それでは、『特別教育』と『技能講習』を取得する方法や費用を解説していきましょう。

高所作業車運転技能講習

冒頭のとおり、作業床の高さが10m以上の高所作業車は、運転技能講習を受ける必要があります
この技能講習は、
➀学科講習
➁学科試験
③実技講習
④実技試験
により構成されています。
学科試験と実技試験に合格しなければ、資格の交付はされません。

また、現在保有している資格によって、受講時間や費用が変わってきます。
受講時間は、
・12時間
・14時間
・17時間
の3種類です。

費用に関しては、受講する機関により多少の違いがありますが、講習内容や資格の効力は変わらないので、事前に最寄りの教習機関の料金などを調べておくことをおすすめします。

それでは、各受講時間の必要資格や受講料をご紹介しますので、自分がどの時間の講習を受ければいいのか、確認していきましょう。

12時間コース

12時間コースは、学科6時間、実技6時間の講習時間に、学科試験1時間の構成です。
この工程を2日間に分けて受講していきます。

12時間コース対象者は表のとおりです。
どちらか一つを所有していれば対象となります。
受講料は、約3万5000円~4万円。

これにより、『原動機に関する知識』と『運転に必要な一般的事項に関する知識』の講習科目が免除されます。

12時間コース内容
講習日数 2日間
講習内容 学科6時間/実技6時間/学科試験1時間
対象者 移動式クレーン運転士免許を有する者

小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者
受講料 3万5000円~4万円

14時間コース

14時間コースは、学科8時間、実技6時間の講習時間に、学科試験1時間の構成となっており、2日間に分けて受講していきます。

14時間コース対象者は表のとおりです。
どれか一つだけ所有していれば対象となるので確認しておきましょう。
受講料は、約3万5000円~4万5000円。

これにより、『原動機に関する知識』が免除されます。

14時間コース内容
講習日数 2日間
講習内容 学科8時間/実技6時間/学科試験1時間
対象者 ・建設機械施工技術検定に合格した者

・大型~普通自動車免許、もしくは大型特殊自動車免許のうち、いずれかを有する者

フォークリフト運転技能講習、ショベルローダー等運転技能講習、車両系建設機械運転技能講習、または、不整地運搬車運転技能講習を修了した者
受講料 3万5000円~4万5000円

17時間コース

17時間コースは、学科11時間、実技6時間の講習時間に、学科試験1時間の構成となっています。
講習時間が長いので、3日間に分けて受講しなければなりません。

17時間コースは、免除となる資格を有していない方が対象となります。
つまり、誰でも受講でき、受講料は、約4万円~5万円となっています。

17時間コース内容
講習日数 3日間
講習内容 学科11時間/実技6時間/学科試験1時間
対象者 免除となる資格を有していない者
受講料 4万円~5万円

高所作業車運転特別教育

高所作業車運転特別教育は、作業床の最大高さが10m未満の高所作業車であれば、操作できる資格となります。
受講するのに条件はありません
また、技能講習と同じように、現在保有している資格によっては、講習の一部免除を受けることができます。
特に試験などもなく、学科と実技の講習をしっかり受ければ、修了証が交付されます。

注意したいポイントは高所作業車運転特別教育修了者では『作業主任者にはなれない』点です。
高所作業は、労働災害が起こる可能性のある作業の一つです。
そのため、作業主任者を選任し、労働災害を防止するための管理や指揮をおこなう必要があります。
作業主任者は、技能講習を修了した者のなかから選任しなければならないので、特別教育では、作業主任者になることができないのです。
自分が求められている仕事内容が、特別教育でこと足りるのか、しっかり把握したうえで資格を取得しましょう。

講習時間や費用

講習時間は、学科6時間、実技3時間の合計9時間
基本的に1日で終了しますが、教習機関によっては、2日に分ける場合があります。
また、学科のみ、実技のみをおこなっている機関や、ベトナム語コースなどをおこなっている機関もあります。

受講料は、約1万5000円~2万円です。

高所作業車運転特別教育
講習日数 1日or2日間
講習内容 学科6時間/実技3時間
対象者 誰でも受講可能
受講料 1万5000円~2万円

高所作業車の資格はどこで受講できる?


高所作業車の資格は、技能講習と特別教育のどちらを取得するかにより、変わってきます。
特別教育の場合、都道府県労働局長登録教習機関が実施しているほか、事業者が独自に特別教育を実施していることもあります。
しかし、技能講習の場合は、都道府県労働局長登録教習機関でなければ、実施できません

つまり、
・特別教育を取得するときは、まず勤め先などに特別教育をおこなっているか確認し、おこなっていなければ登録教育機関で受講する。
・技能講習を取得するときは、登録教習機関で受講する。
この流れになります。

登録教習機関は、協会や各メーカーの教習所など、全国各地にあるので一度近隣で調べてみてはどうでしょうか。

高所作業車運転技能講習を全国的におこなっている団体


上でも述べたとおり、全国各地に教習機関があります。
さまざま協会や教習所があるため、どこで受講しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで、特定の地方だけでなく、全国的に展開している教習所や協会をご紹介します。
全国的に展開している教習機関は、インターネットなどでも情報が手に入りやすく、受講までの流れが比較的スムーズにおこなえるため便利です。
それでは、見ていきましょう。

コベルコ教習所

コベルコは、油圧ショベルなどの建設機械を製造する、建機メーカーです。
その建機メーカーがおこなっている事業の一つが、コベルコ教習所です。

コベルコ教習所は、高所作業車のみでなく、多くの技能講習や特別教育をおこなっています
そのため、他の資格も一緒に取りたいときは、同時に講習を受けることができます。
また、土日の講習もおこなっており、平日ではなかなか講習に行けない方の場合、日程の調整を楽におこなうことができおすすめです。

コベルコ教習所サイト
【講習を開催している都道府県】

東北 関東 中部 近畿 近畿より
南の西日本
北海道 栃木県 新潟県 兵庫県 広島県
千葉県 岐阜県 尼崎市と明石市の2ヶ所) 愛媛県

福岡県

熊本県

一般社団法人全国登録教習機関協会

全国登録教習機関協会は、技能講習などの内容充実により、労働災害の防止の寄与を目的とした団体です。
この協会は、会員の登録教習機関が全国にあるため、どの都道府県に住んでいても、最寄りの教育機関で講習を受けることができます

また、勤め先の会社が会員になっている場合、非会員より安い受講料で、講習を受けることができおすすめです。
一般社団法人全国登録教習機関協会サイト
【講習を開催している都道府県】

東北 関東 中部 近畿 近畿より
南の西日本
北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県
茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

山梨県

長野県
新潟県

富山県

石川県

福井県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県
滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県
鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県
宮崎県

鹿児島県

沖縄県

建設業労働災害防止協会(建災防)

建設業労働災害防止協会は、建設業を営む事業主などが会員となった組織で、建設業における労働災害の防止を目的とした団体です。

こちらも各都道府県に拠点があり、高所作業車以外に多くの技能講習や特別教育をおこなっています
ただし、実施している講習としていない講習が、都道府県によって違うので、注意が必要です。
建設業労働災害防止協会で受講する場合は、最寄りの支部が高所作業車の技能講習をおこなっているか、確認してから申し込みをおこないましょう。
建設業労働災害防止協会サイト
【講習を開催している都道府県】

東北 関東 中部 近畿 近畿より
南の西日本
北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県
茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

山梨県

長野県
新潟県

富山県

石川県

福井県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県
滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県
鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県
熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

高所作業車を運転するために必要な免許とは?


高所作業車は、公道を走行できるものとできないものがあります。
『ホイール式・クローラ式』は公道での走行はできないので、高所作業車の資格以外の運転免許は必要ありません
しかし、『トラック式』は公道を走行できるので、別途、自動車免許が必要となります

必要な自動車の運転免許は、トラックの大きさにより違います。
トラック式高所作業車の場合、車両総重量3.5t以上のトラックを使用していることがほとんどなので、最低でも『準中型免許』は、取得しておきましょう
ただし、トラックの運転をする人と、作業床の操縦をする人が別の場合、それぞれが対応する免許を持っていれば、問題ありません。
しかし、どちらも運転できることに越したことはないので、自動車の運転免許と高所作業車の資格、両方を持っておきましょう。

トラックタイプで人気の高所作業車3選!


高所作業装置はベースとなるトラックに架装として別途装着します。
そのため、トラックメーカーと高所作業装置のメーカーが違うのです。
しかし高所作業車として人気のトラックもあります。
ここでは高所作業車として人気のある車種を3つご紹介していきます。

三菱/ふそうキャンター

小型トラックとして長い歴史を持つのが、キャンターです。
そんなキャンターの最新モデルは、安全装備が充実しています。
そのなかでも注目されている安全装置が、『アクティブ・サイドガード・アシスト』です。
これは、左折時や左車線への車線変更時に、車両の通過する範囲を予測し、範囲内にあるものを検出します。
そして、範囲内に人や車がいるのに、左折や車線変更の操作をした場合、警告ブザーと助手席側ドアピラー部にある警告灯で注意を促します。
トラックは乗用車に比べ死角の多い車です。
しかしアクティブ・サイドガード・アシストをはじめ、安全装置の充実で安心して運転できます。
乗り手のストレスを軽減できるトラック、それが三菱ふそうのキャンターです。

いすゞ/エルフ

20年連続販売台数1位の称号を持つ人気のトラックが、いすゞのエルフです。
エルフは、先進的な機能を備えています。
それが、『プレイズム』です。
このプレイズムは、車両コンディションを自己診断し、不調や故障、消耗があれば、車両自ら教えてくれるシステムのことを指します。
スマートフォンと連携できるので、車両の状態はもちろん、車検や点検などのメンテナンス情報も、事前にお知らせしてくれます。
車両の不調をいち早く知ることができるいすゞエルフは、安心して仕事ができるトラックです。

日野/デュトロ

日野自動車を代表する小型トラックであるデュトロは、乗用車並みの安全装備が特徴の一つです。
昼夜の車両や歩行者、昼間の自転車を検知し、警報とブレーキで衝突回避をおこなうプリクラッシュセーフティを搭載しています。
加えてアクセルの踏み間違えによる衝突回避をおこなう、誤発進抑制機能など、充実した安全装備を誇ります。
また、死角を減らす細いピラーや、より広い範囲が見えるワイドビュー2面鏡式ミラーなど、交通事故防止に注力しているトラックです。
安全と乗り手のことを考えて作られているトラックだと覚えておきましょう。

トラック以外の高所者業車で代表的なメーカーは?


続いて、自走式と呼ばれる高所作業車の代表的なメーカーのご紹介です。
自走式とは、公道の走行はできず、主に現場や施設内での使用を目的としています。
ここでは、各メーカーのご紹介と、高所作業車のラインナップのなかから1台ずつ、ご紹介していきます。

AICHI(アイチコーポレーション)/ 『スカイマスターWZ09ASM』

アイチコーポレーションは、日本を代表する高所作業車のメーカーです。
自走式の高所作業車のラインナップも豊富であり、トラック式高所作業車も多く取り揃えています。
そのなかの一つに『スカイマスターWZ09ASM』があります。
スカイマスターWZ09ASMは、作業床の広さが特徴的な伸縮ブーム型高所作業車です。
一般的な伸縮ブーム型の高所作業車は、定員2名以下のものが多いなかこちらは、4~5名乗っても余裕の広さを持っています。
これにより、多数の人が同時に作業する場合や、大きめの資材を上げるときなどに、適しています。

『スカイマスターWZ09ASM』
・最大地上高・・・37.4m
・最大積載荷重・・・450Kg
・作業床寸法(長さ×幅×高さ)・・・1.5m×0.75m×0.95m
・車両寸法(全長×全幅×全高)・・・13.7m×2.5m×3.0m
車両重量・・・20t

タダノ/『スカイボーイAW-370TG』

タダノは、クレーン車を主力としたメーカーですが、高所作業車にも力を入れています。
特に、トラック式高所作業車のラインナップは豊富です。
『スカイボーイAW-370TG』は、最大地上高の高さが自慢の、伸縮ブーム型高所作業車です。
その最大地上高はなんと、37.4mとなっています。
12~13階建のマンションに相当する高さまで上昇できるため、大型貨物船の造船所などでの使用に適しています。

『スカイボーイAW-370TG』
・最大地上高・・・37.4m
・最大積載荷重・・・450Kg
・作業床寸法(長さ×幅×高さ)・・・1.5m×0.75m×0.95m
・車両寸法(全長×全幅×全高)・・・13.7m×2.5m×3.0m
車両重量・・・20t

JLG/『E400AJPN』

JLGは、アメリカの高所作業車メーカーです。
高所でのあらゆる作業を可能とするため、多種多様な製品をラインナップしています。
そのなかの一つである『E400AJPN』は、バイエナジー式エンジンを選択できる、屈折ブーム型高所作業車です。
まだ数少ないバイエナジー式を取り入れ、屋内でも屋外でも、最適な動力を確保できます。
また、屈折ブーム型なので、水平方向に動くことができます。
そのため、屋内外問わず、施設や設備の保守点検に適しています。

『E400AJPN』
・最大地上高・・・12.19m
・最大積載荷重・・・226.8Kg
・作業床寸法(長さ×幅)・・・1.22m×0.76m
・車両寸法(全長×全幅×全高)・・・6.71m×1.5m×1.97m
車両重量・・・6759kg

高所作業者のよくあるQ&A

Q.高所作業車技能講習の実技や学科試験は難しい?

高所作業車技能講習は、難関な試験ではありません。
合格率は99%と高い水準となっています
不合格になったものの多くが、居眠りなど、基本的な講習を受ける姿勢ができていなかったことによるものです。
高所作業車の操作は、自分の命だけでなく、他人の命も危険にさらす可能性のある作業です。
その自覚を持ち、しっかり講習を受けましょう。

Q.作業床に乗る人は資格が無くても大丈夫?

高所作業車の操作をしなければ、特に資格は必要ありません
しかし、高所での作業は危険がともないます。
そのため、安全に対する知識があるのとないのとでは、大違いです。
万が一、無資格者が作業床から転落などの事故を起こしてしまった場合、技能講習を受けている作業主任者の責任にもなってしまいます。
資格は不要とはいえ、自分の身を守るためにも、高所作業に関する講習を受けることをおすすめします。

Q.普通免許があれば高所作業車の資格はすぐ取れるの?

自動車の普通免許があれば、14時間コースにて受講できます
何も免許を持ってない場合より、3時間を時間短縮でき、2日間で取得可能です。

ただし、「高所作業車を運転するために必要な免許とは?」の項目で述べたとおり、トラック式高所作業車の『トラック側』を運転する場合、準中型免許以上が必要です
準中型免許を取得するには、ある程度の時間が必要となってきます。
しかしこちらも、普通免許を持っていれば、大幅に時間短縮が可能です。

Q.高所作業車の資格取得のために発生したお金は会社が負担してくれるの?

勤め先の会社にもよりますが、負担してくれる会社も多くあります
高所作業車の技能講習や特別教育は、『建設事業主などに対する助成金』の対象となっています。
そのため会社側も、仕事に必要な資格であって、助成金が出るのであれば、費用を負担する傾向が強いです。
また、仕事に必要な資格であることから、会社が費用負担と受講の段取りまでおこなってくれ、資格取得ができる場合もあります。

ただし、会社によっては、資格取得後すぐ退職した場合、会社が負担した資格取得の費用を返さなければならないこともあります。
そのため、勤め先の会社の制度を確認し、よく相談をしてから、資格取得をするようにしましょう。

まとめ


高所作業車は比較的簡単に取得でき、仕事の幅が広がる資格の一つです。
いろんな場面で活躍しているため、高所作業車の資格を求める現場は、数多くあります。
建設現場はもちろん、工場施設内外、造船や造園など、現代の作業現場ではなくてはならない存在です。
そのため、高所作業車の資格を取得していると、一つの強みとして、多くの現場で重宝されるでしょう。

ただし、簡単に取得できるからといって、安易に考えてはいけません。
高所作業は、常に危険と隣り合わせです。
自分や他人を危険にさらさないためにも、しっかり講習を受け、安全作業を心がけてください。

安全は常に意識しつつ、高所作業車の資格を取得して、仕事の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

  • 高所作業車とは高い位置で作業する場合に使用される車両
  • 高所作業車を操縦する場合、『高所作業車運転技能講習』か『高所作業車運転特別教育』どちらかを取得しなければならなない
  • 高所作業車運転技能講習は一定の条件を満たせば講習時間を短縮できる
  • 高所作業車は動力装置、走行装置、昇降装置の違いによってさまざまな種類がある
  • 高所作業車で代表的なメーカーはAICHI、タダノ、JLGの3つ

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