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牽引貨物車両とは?トラクタとトレーラー第五輪荷重などを大解説

中古トラクタや中古トレーラーの第五輪荷重について

荷物の搬送に使用される車両としてトラックやトレーラーをイメージする方が多いでしょう。なかでもコンテナや大型貨物を積載して走行するトレーラーは物流の花形と言っても過言ではありません。実際にトラクタトレーラーの購入を検討し牽引貨物車両について調べ始めた方の多くが最初に疑問に感じるのが「第五輪荷重」というキーワードのようです。

意外と知られていないトラクタトレーラーや牽引貨物車両に関わるうえで避けては通れない第五輪荷重について解説します。

牽引車両のトラクタと被牽引車両のトレーラーを連結し運行する牽引貨物自動車

牽引車両のトラクタと被牽引車両のトレーラーを連結し運行する牽引貨物自動車

国内物流の大部分がトラックによる陸上輸送によって賄われており、なかでも大量輸送を行えることから、トラック輸送の中心的存在に位置付けられるのが牽引車両であるトラクタ被牽引車両のトレーラーで構成され、一般的にトレーラーと呼ばれる牽引貨物自動車です。

被牽引車両のトレーラーには自走機能が搭載されておらず、牽引車両であるトラクタと連結することではじめて走行可能となります。トラクタとトレーラーを自在に連結・解結することができるのが牽引牽引自動車の特徴で、同一シャーシ上にキャビンと荷台や荷室を搭載する単車トラックより高い輸送効率を実現できるのがトレーラーだと言われています。

必要に応じて連結・解結が行える牽引貨物自動車は輸送効率を大きく向上させる

自在に連結・解結できる牽引貨物自動車は解結したトレーラーに荷役作業を行っておいて荷役作業完了後にトレーラーを連結できますし、長距離輸送に船舶を利用する際には船舶内でトレーラーを解結し目的地で別のトラクタがトレーラーを連結し運行することも可能です。

トレーラーと呼ばれる連結貨物自動車と共に国内物流を力強く支えるのが同一シャーシ上にキャビンと荷台や荷室を搭載する単車の大型トラックですが、輸送効率の高さでは単車の大型トラックより連結貨物自動車の方が優れていると言えます。

牽引貨物自動車は国内物流の大部分を担う陸上輸送の主役

大量輸送を行える点では単車の大型トラックと牽引貨物自動車であるトレーラーが国内物流を支えるトラック輸送のなかで双璧をなしていると言えますが、輸送効率の高さでトレーラーの方が単車の大型トラックよりも若干優位に立っているのではないかと考えられます。

意外と知られていない牽引貨物車両!トレーラーには2つのタイプが存在

一般的にトレーラーと呼ばれる牽引貨物車両が、トラクタとトレーラーの2つで構成されていることは既に紹介しました。国内で見かける牽引貨物はトレーラー部分の後部のみに車軸が付いている「セミトレーラー」が一般的だと言えるでしょう。

セミトレーラー

セミトレーラー

セミトレーラー牽引車両であるトラクタの後部に牽引されるトレーラーの前部が乗る形で連結されるタイプで、トラクタと解結する際にはトレーラ前部に装着されている補助足がトレーラー前部を支えます。

フルトレーラー

フルトレーラー

フルトレーラーと呼ばれるタイプはトレーラー前後に車軸がありトラクタに乗ることなく牽引されて走行する牽引貨物車両です。

シャーシの異なる2台の車両を連結する牽引貨物自動車の運転資格とは?

シャーシの異なる2台の車両を連結する牽引貨物自動車の運転資格とは?

大量輸送をトレーラーと共に実現する単車の大型トラックを運転するためには大型免許の取得が運転資格として求められますが、シャーシが異なるトラクタとトレーラーを連結する牽引貨物自動車は大型免許だけでは運転することができません。

牽引貨物自動車のハンドルを握るトレーラーのドライバーはドライバーの最高峰に君臨すると言われますが、最高峰と言われる理由は牽引貨物自動車の運転には高い運転技術が求められ大型免許以外に牽引免許の取得が必要となることだと言えるでしょう。

輸送業務に用いられる牽引貨物自動車の運転には大型牽引免許が必要となる

ひと口に牽引自動車と言っても被牽引車両であるトレーラーの車両総重量がポイントとなり、車両総重量が750kg未満の小さな被牽引車両を牽引する場合は自動車免許のみが必要となり牽引免許は必要ありません。

しかし大量輸送を目的とした輸送業務に用いられる被牽引車両は大型の車両区分に分類されるものが一般的であるため、牽引貨物自動車で輸送業務を行う場合は大型牽引免許の取得が必要となると捉えるべきでしょう。

トレーラーを解結したトラクタであれば大型免許で運転できる

牽引車両であるトラクタに被牽引車両のトレーラーを連結した瞬間から牽引貨物自動車として分類されますので、連結した牽引貨物自動車を走行させるためには一般的に大型牽引免許を保有するドライバーがハンドルを握る必要があります。

しかし被牽引車両であるトレーラーを解結すると牽引車両のトラクタは中型や大型の車両区分に区分される車両になりますので、トレーラーを切り離したトラクタであればその車両区分の運転資格を満たす自動車運転免許で運転することが可能です。

トラクタの回送業務であれば牽引免許を保有していないドライバーでも問題なく行えるため、整備工場の整備士などは牽引免許を保有せずトラクタを運転し整備工場まで回送することが可能になります。

トレーラーを牽引するトラクタもフルトラクタとセミトラクタでは大きく異なる

トレーラーを牽引するトラクタもフルトラクタとセミトラクタでは大きく異なる

既に紹介したとおり、牽引貨物自動車はフルトレーラーセミトレーラーの2つのタイプに大別することができます。現在国内で運行する牽引貨物自動車の大多数がセミトレーラーであるため、セミトレーラーの方がトレーラーに対するイメージとして定着しているのではないかと考えられます。

しかし2019年の規制緩和でフルトレーラの連結全長が最大25mまで緩和され、ダブル連結トラックの運行が認められたことから今後はフルトレーラーに対するニーズが高まることが予想されます

荷台や荷室を搭載する一般的なトラックに牽引機能を搭載したフルトラクタ

フルトレーラーを連結・牽引して運行するのがフルトラクタと呼ばれるタイプの牽引車両で、フルトラクタは通常の単車トラックに牽引機能を搭載しトレーラーと連結して運行します。

荷台や荷室を搭載しない牽引専用車両のセミトラクタ

セミトレーラーを連結・牽引して運行するのがセミトラクタと呼ばれるタイプの牽引車両で、セミトラクタは車両後部に荷台や荷室を搭載せずトレーラーの牽引を行うための第五輪と呼ばれる連結装置のみを搭載する牽引専用車です。

トラクタとトレーラーの運行に大きく関係する第五輪とは?

第五輪とは?

被牽引車両であるトレーラーはエンジンなどが搭載されていないため自力で走行することができず、牽引車両であるトラクタに牽引されて初めて走行が可能となります。

そこで重要となるのがトラクタとトレーラーを連結する連結部で、トラクタとトレーラーが連結することで初めて牽引貨物車両が完成すると言えるでしょう。トラクタとトレーラーの連結は「カプラー」と「キングピン」というパーツで行われますが、このカプラーとキングピンが第五輪と呼ばれるものとなります。

第五輪は馬車の連結に用いられる「Fifth wheel coupling(フィフス・ホイール・カップリング)」を訳したもので、トラクタやトレーラーよりも古くから存在する歴史のあるものだと言えます。第五輪の存在は理解できましたが、トラクタとトレーラーの運行に大きく関係する第五輪荷重とは何かを次項で解説します。

トラクタとトレーラーの連結部第五輪にかかる荷重?第五輪荷重とは?

第五輪荷重とは?

荷物を運送する目的で作られている貨物車両には「最大積載重量」の存在が大きく影響します。荷重は制動力や車両を支えるシャーシなどに大きく影響するものですが、トラクタとトレーラーの連結部である第五輪にどのような荷重がかかるのかはなかなかイメージしずらいのではないでしょうか?

自走できないトレーラーと牽引車両であるトラクタを連結する第五輪には、走行中常に非常に強い力が加わります。縦の荷重ではなく牽引する際に発生する横の力が第五輪にかかる荷重である第五輪荷重として表されています。

トラクタの車検証には最大積載量が「最大積載量 ○○kg(△△kg)」で表記されていますが、〇〇kgは牽引できる最大重量を表し、△△kgはトレーラーに貨物を積んだ状態で連結部(第五輪)にかかる重量を表しています。つまり第五輪荷重は第五輪であるカプラーとキングピンの引張り強度を表しているものと考えて良いと言えるでしょう。

カプラーとキングピンで構成される第五輪の連結メカニズムは?

カプラーとキングピンで構成される第五輪の連結メカニズムは?
セミトラクタとセミトレーラーの連結を行う第五輪はセミトレーラーと呼ばれる牽引貨物自動車の心臓部と言っても過言ではない非常に重要なパーツですが、トラクタとトレーラーの連結は意外とシンプルなシステムで行われています。

トラクタに搭載されるカプラーにはV字型に溝が切られていて、トラクタをトレーラーに向けてバックさせるとトレーラー前部のキングピンがV字の溝にハマり込み、ロックすることで連結が完了します。

またトレーラーに合わせてカプラーをスライドさせ汎用性・トランクション効率・走破性・操安性などを向上させられるスライドカプラーも存在します。スライドカプラーは既に使用中のトラクタにも搭載でき、スライドカプラーの搭載で牽引貨物自動車の運行効率を従来より向上することも可能です。

カプラーには1軸と2軸の2タイプが存在する

セミトラクタに搭載しトレーラー付属のキングピンと連結するセミトレーラータイプの牽引貨物自動車を機能させる重要パーツのカプラーには1軸カプラーと2軸カプラーの2タイプが存在します。

1軸カプラー・2軸カプラー共にキングピンを収納しロックすることでトラクタとトレーラーの連結を行いますが、縦方向のピッチング制御効果があるものと、縦方向のピッチングと横方向のローリング制御効果があるもので分類できます。

衝撃緩和効果や安定性が高い1軸タイプのカプラー

1軸カプラーは連結部の前後方向のピッチング制御のみを行い、高いトラクタへの衝撃緩和効果を実現し安定性やトラクタの居住性を向上させられることから高速走行に適したカプラーだと言われています。1軸カプラーの第五輪荷重は13~20トンです。

ピッチングとローリングの制御が行える2軸タイプのカプラー

2軸カプラーは連結部の前後方向のピッチングと左右のローリングの制御を行うため悪路や高重心の運送に対応できます。ローリングの揺れ量はアジャスティングウェッジで調整可能で1軸カプラーとしても使用でき、第五輪荷重は20~25トンです。

抜群の荷役性を持つトラクタとトレーラーをお得に手に入れるためには?

トラクタとトレーラーで構成される牽引貨物車両は最大積載重量以外にも、牽引部である第五輪にかかる引張り強度である第五輪荷重の制限が存在しますが、トラクタとトレーラーは非情に荷役性の高い車両だと言えるでしょう。

大型車両となるトラクタとトレーラーは車両価格も高価であるうえに特にトレーラーは新車購入しようとすると2018年12現在2年待ちとなる状況です。このようなことから、牽引車両のトラクタや牽引されるトレーラーの購入を中古車両で検討する方も少なくありませんし、トラクタ・トレーラー共に多くの中古車両が流通しています。荷役性の高いトラクタとトレーラーをお得に使用するのには、中古トラクタ・中古トレーラーが有効だと考えられます。

国内の中古トラック市場には非常に多くの牽引貨物自動車が流入している

国内の中古トラック市場には非常に多くの牽引貨物自動車が流入している

牽引貨物自動車は国内物流の大部分を担うトラック輸送の中心的存在に位置付けられているため非常に多くの車両が国内で運行しており、中古トラック市場には非常に多くの牽引貨物自動車が流入しています。

中古トラック販売店でも多くの中古トラクタや中古トレーラーの取扱いが行われており、中古トラック販売店のスタッフにとってトラクタやトレーラーなどの牽引貨物自動車は非常に扱いなれた車両の1つだと言えます。

中古トラック販売店なら車両価格の高額な牽引貨物車両の効率的な導入が行える

大量輸送を実現する貨物車両のトレーラーを自在に解結して切り離すことで輸送効率を大きく向上できるのが牽引式貨物自動車の魅力ですが、トラクタ・トレーラー共に新車価格が高額であることが導入障壁になるのも事実です。

また早急な乗り換えの必要に迫られたケースでは納車期間がかかる新車への乗り換えが現実的でないと考えられますが、中古トラック販売店では導入コストや納期の問題を簡単に解決することができます。

中古ラック販売店で取り扱われる中古トラクタや中古トレーラーの多くが既に輸送業務での使用歴がある車両ですので、導入コストを新車より抑えられるケースが一般的ですし、完成車両であることから短納期の実現が可能です。

中古トラック販売店でのセミトレーラー購入時は第五輪荷重の確認がポイントとなる

連結貨物自動車の効率的な導入には中古トラック販売店の有効活用が非常に効果的だと言えますが、中古車両であることから「これはっ!」と思う車両を見つけても使用用途にマッチしないケースも存在します。

セミトレーラータイプの牽引貨物自動車の場合は牽引力を示す第五輪荷重がどの程度であるのかが非常に重要となりますので、実車確認の際には必ず第五輪荷重の数値を車検証で確認することが中古トラック販売店の上手な利用法だと言えます。

中古トラック販売店を上手に有効活用して理想的な中古トラクタや中古トレーラーの購入を行い効率的な牽引貨物自動車導入を行ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

牽引車両のトラクタと被牽引車両のトレーラーを自在に連結・解結することで効率的な大量輸送を行える牽引貨物自動車が中心的存在となり円滑に国内物流が機能することができていますので、物流インフラにとって牽引貨物自動車は欠かせない存在だと言えます。

トラクタやトレーラーの導入で事業拡大や輸送業務の効率化を計画している場合、次に挙げる牽引貨物自動車の特徴をしっかり掴んでおくことで効率的な導入を実現しやすくなると言えます。

牽引貨物自動車はフルトレーラーとセミトレーラーに分類される

現在主流でないフルトレーラーは規制緩和で注目が高まっている

牽引貨物自動車の効率的導入は中古トラック販売店で行える

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