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長距離の大量輸送を行う大型トラックの搭載装備とは?便利な車両装備や快適装備を大紹介!

長距離の大量輸送を行う大型トラックの搭載装備とは?便利な車両装備や快適装備を大紹介!
大型トラックはトラック輸送の主力として中心的位置付けが行われています。
大型トラックは、大きな積載量を生かし大量輸送を実現することも挙げられますが、トラックメーカーのフラッグシップモデルとして各社の最先端技術が投入されていることも大きく影響していますので、大型トラックに搭載される装備に注目し紹介します。

巨大な車両で大量輸送を実現する大型トラックの搭載装備は特別?

巨大な車両で大量輸送を実現する大型トラックの搭載装備は特別?
大型トラックの特徴として最初に目につくのは何と言っても巨大なボディサイズだと言えますが、大型トラックの巨大なボディサイズと大きな車両総重量から生み出される最大積載量によって大量輸送が実現されています。

車両総重量の大きな大型トラックを走行させるのには、強力な出力を発生させるエンジンが必要ですし、走行中は慣性の法則の影響を非常に強く受けるため高性能制動装置も必要になるなど、大型トラックには他の車両区分よりランクの高い装備が搭載されています。

ダウンサイジング化が図られるなか大型トラックには大型エンジンが搭載される

環境問題に対する関心の高まりと共に自動車の環境性能の向上が求められるようになり、トラックに対しても排気ガス問題の改善策が強く求められています。排ガス浄化装置搭載や燃焼効率の向上などトラックメーカー各社が技術の粋を結集しながらトラックの環境性能向上を推し進めたことで、トラックの環境性能は飛躍的に向上したと言えるでしょう。

トラックの環境性能向上策の1つに、ダウンサイジングエンジンの搭載が挙げられます。エンジンの高性能化で従来より排気量を減少させながら従来通りの出力を発生させるのがダウンサイジングエンジンで、トラックメーカーが積極的に導入する技術の1つですが、大型トラックに搭載されるエンジンは排気量9,000~30,000ccのものが一般的です。

小型や中型トラックの搭載するエンジンの排気量はどのくらい?

環境問題対策としてダウンサイジングエンジンを搭載するトラックが増加していることは既にふれたとおりですが、大型トラックには依然として大排気量のエンジンが搭載される傾向にあると言えます。

しかしながら、小型トラックは3,000cc未満、中型トラックは7,000~8,000ccのエンジンを搭載するモデルが一般的ですので大型トラックの搭載エンジンがいかに強力なのかを理解することができますね。

運転難易度が高い大型トラックには最上級の安全装備が搭載されている?

運転難易度が高い大型トラックには最上級の安全装備が搭載されている?
走行中に減速や旋回しようとした際に車両を直進方向に押し出すように作用するのが慣性エネルギーで、慣性エネルギーの影響を受けることを慣性の法則の影響を受けると言います。

走行中のすべての車両が慣性の法則の影響を受けますが、慣性エネルギーの大きさは車速と車両総重量の大きさに比例するため、車両総重量の大きな大型トラックは慣性の法則の影響を最も強く受けるトラックだと言えるでしょう。

同じ速度で走行する場合でも大型トラックは小型・中型クラスのトラックより停車が難しいため、大型トラックには非常に強力な制動装置をはじめとするさまざまな安全装備が搭載されています。

メーカー各社が大型トラックに高性能安全装備の搭載を推し進めている

大型トラックの制動装置には、エアタンクに充填した圧縮エアを使用し強力な制動力を発生させるエアブレーキが搭載されます。エアブレーキの制動力は非常に強力で、空荷の状態でうっかり貨物積載時同様にブレーキ操作を行うと大型トラックがは挙動を乱すので注意が必要です。

またセンサーで前方の状況を検知し衝突防止を行う自動ブレーキや、走行中の車両の挙動を制御する装置、ドライバーの視線を監視してわき見や居眠りに警告音で注意喚起を行う装置などの最先端の安全装備搭載が大型トラックで推し進められています。

大型トラックには衝突被害軽減ブレーキ装置の搭載が義務付けられている

2014年11月以降に生産される車両総重量22トン以上の大型トラックや13トン以上のトラクター、2016年11月以降に新型生産される車両総重量20~22トンの車両には衝突被害軽減ブレーキ装着が義務付けられ、大型トラックの安全性能向上が図られています。

大型トラックの荷台や荷室には効率的な貨物輸送を実現する装備が搭載される

大型トラックの荷台や荷室には効率的な貨物輸送を実現する装備が搭載される
貨物自動車であるトラックに求められる機能として積載能力の高さが挙げられ、車両総重量の大きな大型トラックは巨大な最大積載量を活かした大量輸送を行えることで国内物流の主役として活躍しています。

大型トラックには実にさまざまなボディタイプが存在しますが、汎用性の高い平ボディ、高い輸送品質を実現できるアルミバンウイングボディ、アルミバンやウイングボディをベースに冷却装置を搭載した冷凍冷蔵車などが国内物流で活躍しています。

荷台部分に荷室を搭載するこれらのボディタイプの大型トラックには効率的な貨物輸送を実現する装備が搭載されていますので紹介します。

最大級のスペースを確保する大型トラックの荷台を有効活用する装備とは?

トラックの各車両区分のなかで最大級の積載空間を確保する大型トラックですが、輸送効率向上を実現するためにはより効果的な積み荷の積載が必要となるため次に挙げる装備を搭載することで効果的な積み荷の積載を実現しています。

ジョルダー(ジョロダー)

ジョルダー
ジョルダー(ジョロダー)は荷台や荷室の床にジョルダー(ジョロダー)用のレーンを搭載した大型トラックで使用される装備で、パレットなど重量のある積み荷をテコの原理を利用しながら移動させることができる装備です。

パレットスライダー

パレットスライダー
(参照元:iZUSHi改善事例

ジョルダー(ジョロダー)同様重量のあるパレットなどの積み荷を移動させる際に使用する装備がパレットスライダーで、積み荷の積載時にローラー上にパレットを載せて使用しますが、積載後にローラーを取り外せないためしっかり固定する必要があります。

ローラーコンベア

ローラーコンベア
荷台や荷室の床に搭載したローラーを使用して、段ボール箱などの小型貨物の移動を行う装置がローラーコンベアです。複数人で作業を行うことでローラーコンベアをより有効に活用することができますし、傾斜地に停車させることでも作業性の向上を図ることが可能です。

大型トラックの積載性能や荷役作業性を向上させる快適装備は?

大型トラックの積載性能や荷役作業性を向上させる快適装備は?
積載能力の大きな大型トラックへの積み荷の積み下ろし作業は肉体的負担が大きいことから既述のジョルダー(ジョロダー)やパレットスライダー、ローラーコンベアなどの装備を搭載することで輸送効率の向上が大きく期待できます。

大型トラックへの荷役作業性をさらに向上させ、快適に荷役作業を行うために便利な装備が存在しますので大型トラックでの荷役作業を快適に行える装備を紹介します。

メーカー標準装備以外でトラックドライバーをサポートする快適装備

メーカー標準装備のなかで用意されている荷役性を向上させる装備は是非とも活用したい装備だと言えますが、メーカー標準装備以外にも大型トラックの荷役性を向上させ快適に作業を進められる装備は次に挙げるように数多く存在します。

ラッシングバーとベルト

ラッシングバーとベルト
ラッシングバーはアルミバンやウインボディの荷室側面に取り付けラッシングベルトを固定するレールで、ラチェット式やべロース式で積み荷を固定する固定装置がラッシングベルトです。

カーゴバー

カーゴバー
(参照元:Aucfree

日用雑貨の突っ張り棒の要領で荷物の固定を行えるカーゴバーは荷役作業時の荷締め作業を効率化できますが、耐荷重性は既述のラッシングベルトに劣るためラッシングベルトの補助装備として使用することをおすすめします。

ストレッチフィルム

ストレッチフィルム
ラップとも呼ばれるストレッチフィルムは積み荷の形状を問わず積み荷同士を密着させ荷崩れを防止することができるため、小型貨物の荷役作業を飛躍的に効率化できる快適装備だと言えるでしょう。

コンパネ

コンパネ
厚みのあるべニア板であるコンクリートパネルの通称がコンパネで、積み荷の仕切り板として輸送業務では広く活用されています。ラッシングバー・ラッシングベルト・コンパネの組み合わせで、積み荷を線ではなく面で固定することも可能で荷役作業を快適にするアイデア装備だと言えます。

緩衝材

緩衝材
発泡スチロール製や低反発素材などさまざまな素材で作られた緩衝材は、積み荷の隙間を埋めたりラッシングベルトの金具部分が積み荷に接触しないように使用したりと用途はさまざまです。毛布を緩衝材として用いるケースも珍しくはありませんので生活用品を工夫することで調達できる装備だと言えます。

ハンドリフト

ハンドリフト
パレットの移動や重量物の移動などに活用できるのがハンドリフトで、多くの大型トラックに搭載される代表的な装備の1つだと言えます。走行時に荷台や荷室内をハンドパレットが暴走しないように使用後はしっかりと固定する必要がある装備だと言えます。

高性能装備を搭載した大型トラック導入コストは決して小さくない!

高性能装備を搭載した大型トラック導入コストは決して小さくない!
大量輸送を実現し国内物流の大部分を担う大型トラックですが、エンジンや制動装置、安全装備など非常に高性能な装備を搭載する大型トラックは製造コストに比例して車両価格も非常に高額となる傾向にあります。

大型トラック導入で輸送効率向上を計画しても導入費用が大きなことで二の足を踏んでしまう方も少なくないのではないでしょうか?大型トラックの導入コストを少しでも抑えることができるのであれば大型トラックで効率的に輸送業務を行いたいものです。

各種装備を搭載した大型トラックをお得に導入する方法とは?

新車の大型トラックは車両価格が驚くほど高額であるものの、中古トラック市場に流入する中古大型トラックの台数も非常に多いことから中古トラック販売店では、予算に合わせた大型トラックを選ぶことが可能です。

低年式でリーズナブルな車両を導入し輸送効率や荷役作業の効率化を促す装備を搭載することで、費用対効果の高い大型トラック導入の実現も夢ではありません。

中古トラックに作業性向上用の快適装備を搭載しコスパの高い大型トラック導入を!

運賃相場が低迷を続ける現在「いかにして輸送効率を向上させることができるか?」が輸送業界での生き残りに求められる条件だと言えるでしょう。効率的な大型トラック導入を実現することで輸送効率向上の実現を中古トラック販売店は力強くバックアップしています!

まとめ

国内物流の花形的存在だと言える大型トラックは、他の車両区分のトラックと比較しても搭載装備が充実している傾向にあります。しかし充実した装備の搭載が車両価格に反映され大型トラック導入の障壁となっているのも事実です。
大型トラックの搭載装備の特徴や効率的な導入のポイントは次に挙げるとおりですので、効率的な大型トラック導入を実現し、国内物流を力強く支えてみてはいかがでしょうか?

  • 大型トラックに搭載するエンジン・制動装置・安全装備は最高級
  • 荷台や荷室をフル活用する装備はメーカー純正以外にも存在する
  • 中古トラック販売店なら効率的な大型トラック導入の実現が可能

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