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トラックのミッションは3種類!タイプ別の故障原因や修理費用、故障させないための予防方法もご紹介!

トラックのミッションについて
トラックに関わらず車の部品の一つであるトランスミッションは、エンジンの力を増幅させたり軽減させ、タイヤに伝える働きがあります。
この装置がなければトラックをはじめ車は動くことができません。

また、トランスミッションは何千個ものパーツの組み合わせでできており、各パーツが正常に作動することで、ギアチェンジを行っているのです。
トラックにとっては必要不可欠なミッションは、重大な故障が起きた場合、自走することができなくなってしまいます。
今回はトラックに使用されているトランスミッションの説明や、タイプ別で故障原因や症状などを紹介してきます。

筆者・太田さん

太田 りく著者のTwitterはこちら

整備士として現場で働いている現役整備士ライターです。
所有資格は整備士3級。

現役で働いているという強みを活かし、読みやすく読者の疑問を解決できるような記事になるよう心がけています。

トラックに使用されているトランスミッションの役割って何なの?

トランスミッションの役割

トランスミッションには、マウンテンバイクのように大きさの異なるギアが取り付けられています。

マウンテンバイクに乗ったことがある方なら分かると思いますが、上り坂などのトルクが必要な場面では小さなギアを選びますよね。
また下り坂などでは小さなギアではスピードが出ないため、大きなギアに変速すると思います。
トラックのトランスミッションも、マウンテンバイクに使用されている変速ギア同様、速度に合わせギア変更しエンジンの動力をタイヤに伝えるという役割を持ちます。

停車時からの発信や上り坂などでは、大きなトルクが必要なため小さなギアに変速します。
逆に下り坂や平坦な道では、トルクがあまり必要ないため大きめのギアに変更するのです。
この操作を行っている装置がトランスミッションであり、現在の乗用車ではオート、つまり自動で変速してくれるAT車が大部分を占めています。

トラック業界ではいまだにマニュアル車を採用しているメーカーも多く、手動で適切なギアに切り替え運転を行っている方も多いことでしょう。
では、トラックに使用されているトランスミッションにはどのような種類があるのでしょうか。

トラックに採用されるミッションは3種類!

トラックのミッションは3種類

トラックに使用されているトランスミッションは大きく3つがあります。
ではそれぞれの特徴をご紹介していきます。

MT(マニュアル・トランスミッション)

マニュアルトランスミッションと呼ばれる「MT」は、手動で変速を行うことができるトランスミッションです。
アクセル、クラッチ、シフトレバーをドライバーが操作しながら任意のギアに変速し、運転を行います。
乗用車では数が少なくなったMTですが、中型や小型のトラックではいまだに主力として活躍しています。

AT(オートマチック・トランスミッション)

P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)この4つの操作だけで走行できるトランスミッションが、オートマチックトランスミッションである「AT」です。
MTのように手動でギアを変更する必要はなく、ドライバーはアクセルとブレーキの操作だけで車を運転することができます。

AMT(セミオートマチック・トランスミッション)

一見ATにも似ているセミオートマチックトランスミッションと呼ばれる「AMT」ですが、その構造はどちらかといえばMTに近いという特徴があります。
シフトレバーのD(ドライブ)には「+」と「-」があり、ドライバーの任意でギアを上げたり下げたりすることも可能です。
AMTはクラッチ操作だけを自動で行い、ギアの構造はMTとほぼ同じ物を使用しています。
そのため変速する際、ガクッとMT操作をしているときのような変速ショックがあるのです。

トラックのミッションが故障した場合の症状や原因をタイプ別でご紹介!

ミッション故障の症状や原因は?

仕事で使われるトラックは長距離を走ることが多く、走行距離が多いということはその分ミッションへの負荷も大きいと考えることができます。
もちろん乗用車に使用されているミッションよりも、トラックに搭載されているミッションの方が耐久力は高くなりますが、使用頻度の多さでどうしても故障するタイミングは早くなってしまうのです。

トラックに使用されているミッションが故障すると、どのような症状が出るのかを知ることで、突然のトラブルにも迅速に対応できるのではないでしょうか。
ではタイプ別にご紹介していきましょう。

MT

マニュアルトランスミッションは手動でギアチェンジを行うため、クラッチの故障が多い傾向にあります。
また荒いギアチェンジ操作だと、トランスミッション内にあるギアへのダメージも蓄積されていくことでしょう。
故障した場合の症状は以下の通りです。

故障した場合の症状

  • ギアが入らなくなったり入りづらくなる
  • クラッチが滑る
  • 特定のギアにシフトできなくなる
  • ギアチェンジを行うと異音がする

原因

MTの故障で考えられる原因は以下の通りです。

  • クラッチが減っている
  • ギアの摩耗や故障でうまく噛みあわなくなっている
  • ベアリングの故障

MT車では手動で変速を行うため、クラッチの踏み方次第で減り具合が大きく変わります。
通常、10万キロほどで交換するクラッチですが、半クラッチを乱用していればクラッチはどんどん削られていきます。

また、住宅街のようなシフトチェンジを頻繁に行う道を走るのか、高速道路のようなほとんどギアチェンジを行わない道路の走行が多いかで、クラッチやミッションの故障頻度も変わるのです。

クラッチは交換が必要な消耗品であり、クラッチが少なくなるとギアがつながりにくいというトラブルに発展します。
MTは、ATやAMTよりもダイレクトにドライバーの運転技術が影響し壊れます。
常に丁寧な運転を心がけることが大切だといえるでしょう。

AT

自動で変速してくれるトランスミッションの代表がATです。
乗用車などでも広く普及しており、普及の遅かったトラック界隈でも今は幅広く採用されています。
ではATが故障した場合の症状はどのようなものがあるのでしょうか。

故障した場合の症状

  • 加速時にエンジン回転数ばかりが上昇しスピードが上がらない
  • 異臭や異音の発生

原因

ATのミッションが故障した場合に考えられる原因はさまざまです。

  • オイル不足
  • オイルの汚れ
  • トルクコンバーターの故障

ATミッションではオイル管理がとても大切になってきます。
マニュアルミッションでは手動でギアチェンジを行なっていますが、ATではオイルの力でエンジンからの動力を伝達します。

つまりMTのクラッチの役目がトルクコンバーターなのです。
この装置が壊れるとアクセルを全開にして回転数を上げても、スムーズな加速ができなくなります。

また、オイルが不足することで焼き付きやそれに似た症状も発生するため、適切な交換が必要だといえるでしょう。

AMT

AMTのミッションはMTと同じです。
変速機構は違うものの、内部の作りは同じなので故障した際の症状もMTと同じとなります。

故障した場合の症状

  • クラッチが滑る
  • スムーズな変速が行われない
  • 異音がする

原因

AMTが故障する原因は

  • クラッチが減っている
  • ベアリングが壊れている
  • ギアの摩耗や故障でうまく噛みあわなくなっている

などが挙げられます。

AMTの故障原因もMTとほぼ同じですが、手動でギアチェンジを行っていないため、手動よりもクラッチの減りは少ないのではないでしょうか。
手動ではどうしてもドライバーの技術に差があり、技術の高いドライバーだとなかなか故障しない場面でも、技術不足のドライバーであればすぐに壊れてしまうなんてことも考えられます。
しかしAMTでは変速操作は自動で行われるため、無理な変速をしない限りはクラッチの減り具合は均等だと考えることができます。

そして、ギアが摩耗してくるとシフトチェンジがうまくいかず、加速がもたつくなどの原因となってくるのです。

ミッションタイプ関係なく故障する原因は2つある!

ミッションのタイプによって故障する症状や原因をお伝えしましたが、ミッションのタイプ関係なく故障する原因も当然あります。

  • オイル管理不足
  • 経年劣化

この2つの原因は、ミッションの種類は関係ありません。
どのようなミッションでもオイルは必ず入っていますし、時間が経つにつれて劣化し強度が下がるのはミッションも同じです。

経年劣化はどうしようもありませんが、オイル管理を怠るとミッションの故障につながります。
特にトルクコンバーターを採用してるATでは、オイルの劣化が燃費に大きく関わり、オイル内に含まれる鉄粉がさまざまな箇所に詰まったり、ギアなどにダメージを与えてしまうのです。

そのためエンジンオイル同様に、定期的な交換が必要だといえるでしょう。
オイルの交換時期は、メーカーやミッションの種類によって違います。
10万キロ交換不要な車もあれば、2万キロごとに交換が奨励されている車もあります。

トラックなど使用頻度が高くシビアなコンディションが必要な車は、4万キロごとの交換がオススメです。
そして、定期点検の際しっかりとオイルの劣化具合を確認してもらい、4万キロをベースに時期を早めたり遅くしたりすればいいのではないでしょうか。

ミッションオイルが汚れすぎている場合オイル交換は危険!

4万キロごとの定期交換が奨励されているのにもかかわらず、いつまでも交換せずに乗り続けミッションオイルが汚れすぎていた場合交換するは危険です。

なぜならば汚れたミッションオイルの内部に溜まった鉄粉や汚れが、交換する際他の場所に詰まり、結果的にミッション及びその周辺の装置を壊してしまう恐れがあるためです。

汚れがひどくなりすぎると交換すらもできなくなってしまうため、早め早めに交換を行い綺麗な状態を保つことが大切だといえるでしょう。

ミッションを壊さないための予防方法3選!

ミッション故障の予防策は?

ミッションの故障や原因をお伝えしましたが、壊さないためにどんなことに気をつければいいのでしょうか。
次項ではミッションを壊さないための予防方法を3つご紹介していきます。

定期的なミッションオイルの交換

何度もお伝えしていますが定期的なミッションオイルの交換はとても大切です。
所有しているトラックの交換奨励時期に合わせ、定期的な交換を行いましょう。

ミッションオイルが汚れると、さまざまな箇所に汚れがたまり、スムーズなギアの変速が出来なくなる可能性があります。
また、汚れを取り除くフィルターが詰まることでうまくオイルが循環せず、オイル不足の症状が現れることもあります。

そして汚れたオイルは、ガスケットやパッキンへも悪影響を及ぼします。
ガスケットやパッキンはオイルが漏れないようにするための漏れ止めです。
漏れ止めであるこれらのパーツが劣化することにより、オイル漏れが発生します。
ミッションのオイル漏れは簡単に直すことはできません。

漏れている場所にもよりますが、場合によってはミッションを下さなければならない作業となり、高額な修理代になるのです。
このようにミッションオイルの交換を怠っただけで、さまざまな故障のリスクがあります。
長く安心してトラックに乗り続けるためには、ミッションオイルの状態もきちんと見てもらい定期的な交換が重要なのです。

マニュアル車では滑らかなクラッチ操作とスムーズなギアチェンジを

自動で変速を行なっているATやAMTと違い、MTでは手動で変速を行うため、扱い方が悪ければ故障するリスクを高めてしまいます。
エンジンの回転数や速度に合ってないシフトチェンジを行えば、ミッションが傷みやすいです。
また、半クラッチの使い方が悪ければ、クラッチの減りは加速します。

よくクラッチペダルやシフトレバーに手や足を置いたまま運転している人がいますが、この運転方法はシフトやクラッチによくありません。
手や足の置き方によっては、ずっと半クラッチで走行を続けているもしくは、レバーに触れていることでギアがうまく噛み合わない状態になっているかもしれないのです。

そのような状態で運転を続けていると、ミッションへのダメージが蓄積し、通常よりも早く故障してしまうという結果につながります。

適切なタイミングで半クラッチを使う、速度や回転数に合わせたギアチェンジ。
これらを意識し運転することで、ミッションの性能を最大限に発揮し、故障のリスクを減らすことができるのです。

急発進や急加速はできるだけ行わない

急発進や急加速はミッションへの負担が大きくなります。
素早い加速ではギアの入れ替えがせわしなく行われ、自動でギアチェンジを行っているとはいっても、適切なタイミングでの変速を行うことが難しく、多少無理をしても次のギアに入れ替えます。

このギアチェンジがトランスミッションへの負担を増大させているのです。
トランスミッションに含まれるパーツはギアだけではありません。
ベアリングやシャフトなども、急な動作では負荷がかかっています。
ベアリングなどが壊れてしまうと、異音の原因につながりますしシャフトが折れてしまうとミッションが動かなくなってしまうのです。

簡単に壊れることのないトランスミッションですが、このような運転を長年続け、ミッション内のダメージが蓄積されていくことで限界が来た際、急に壊れてしまいます。

急加速や急発進はミッションが壊れるだけでなく、単純に危険な運転方法です。
サーキットなどで走行する場合であればよいですが、公道を走っているのは自分だけではありません。
周りや自分、そして会社に迷惑をかけないためにも安全で丁寧な運転を心がけていきましょう。

ミッション修理はとても高額!最低でも数十万円以上

ミッション修理にかかる費用は高額!

ミッションが壊れてしまうと修理費用が高額です。
簡単に直せるような故障はなく、最悪の場合交換となってしまう場合も十分に考えられます。
修理費用は低ければ10万ほどで済む場合もあるかもしれませんが、トランスミッションを新品に交換する場合、100万円以上の費用が発生してもおかしくありません。

ミッション内部の装置が壊れ、もし仮に交換できるパーツだとしてもミッションをトラックから外し降ろす作業が発生します。
この作業はとても手間や時間がかかり、トラックなどのような大型の車はその作業もさらに大変なものになります。
そのためたった一つのベアリングを交換するというだけでも、工賃は高くなってしまうのです。

修理が高額になる場合乗り換えという選択肢も

修理が高額になりがちなミッションの故障ですが、あまりにも高額な修理費用になりそうであれば、思い切って乗り換えるという選択肢も考えてみてはどうでしょうか。
乗り換えた場合さらに高くなってしまうじゃないか、と考えるかもしれません。
しかしよく考えてみてください。

なかなか壊れないミッションが壊れているのに、他のパーツは問題ないと思いますか?
もちろん事故などでミッションだけぶつけてしまったなど、イレギュラーが起これば例外ですが、普通に乗っていてミッションが壊れたならば、ミッション以外の装置も壊れているもしくは、かなりダメージが大きく、どのタイミングで故障するのか分からない状態だと考えることもできます。

つまり高額な費用を払ってミッションを直しても、来月にはエンジンが壊れてしまうかもしれないということです。
長距離走行で使用しているトラックは、一般車より何十倍も早く壊れるため1度故障しても直して使用していることもあるでしょう。
しかし、ミッションは何十回も載せ替えるような装置ではないので、載せ替えや修理を行いながら、乗り換えのタイミングをしっかりと合わせることが大切だといえます。

中古トラックであれば初期費用を抑えることができる

修理費用が高額になってしまった場合、乗り換えをオススメしましたが、中古トラックを選ぶことで初期費用を大幅に抑えることも可能です。
また、中古トラックを事業用として購入した場合、節税効果も期待できます。

トラックへの投資をしたくないばかりに、いつまでもボロボロな車両を使用していると修理代やメンテナンス代で大きく損をしてしまうかもしれません。
そろそろ乗り換え時期だけど新車は高いと考えているならば、中古トラックも視野に入れてみてはどうでしょうか。

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まとめ

ミッション別故障の症状と原因のまとめ

現在のトラック業界でも乗用車のように、ATやAMTが急増しています。
しかしいまだにMTも多く、運転好きな方ならばMT車に乗ることが楽しみの一つである方もいることでしょう。
ミッションの故障はタイプによって違いはあるものの、経年劣化によって故障する場合がほとんどです。
そしてミッションオイルの管理不足でも、トランスミッションが壊れる場合もあります。
トラックに搭載されているミッションは大きく、修理費用も高額になりやすいという特徴があり、中古トラックへの乗り換えを検討した方がよい場面もあるため、トラックの状態をしっかりと見極めて乗り換えタイミングを見逃さないことが大切ではないでしょうか。

トラックに使用されているトランスミッションにはMT、AT、AMTの3種類がある

故障の原因はオイル管理不足と経年劣化が多い

故障させないためには「定期的なオイル交換」「スムーズで慎重なギアチェンジ」「急加速、急発進をしない」この3つを心がけることが大切

ミッションが故障した場合、修理費用は高額

直すよりも乗り換えた方がよい場合もある

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