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冷凍冷蔵トラックでよく起こる故障とは?原因や予防方法、負担をかけない積み込み方のコツなどを徹底解説!

冷凍冷蔵車で生じる故障の主な原因や中古の冷凍冷蔵車の人気モデルとは?

通販やネットでの買い物が普及したことによって、宅配サービスはここ数年で大幅に増加しています。
またトラックが進化したことにより、冷凍貨物でも長距離運送できるようになりました。
とても便利であり、今ではなくてはならないサービスだといえるでしょう。

冷凍冷蔵トラックには一般的な車の装置に加え、冷却するための装置が取り付けられています。
そして高い品質を保つために、温度管理がとても大切であり、もし走行中に冷却装置が故障してしまうと、何百万円もの損失につながってしまいます。
高い品質を維持するためには、積み込み方にも工夫が必要です。
雑に積み込み、冷却装置に負荷をかけてしまうと、商品の品質低下だけでなく装置の故障にもつながります。

そこで今回は冷凍冷蔵トラックでよく起こる故障の種類や原因、積み込み方のコツなどをご紹介していきます。

筆者・太田さん

太田 りく著者のTwitterはこちら

整備士として現場で働いている現役整備士ライターです。
所有資格は整備士3級。

現役で働いているという強みを活かし、読みやすく読者の疑問を解決できるような記事になるよう心がけています。

冷凍冷蔵トラックの種類は3つ!

冷凍冷蔵車の冷却システムとは

冷凍冷蔵トラックの種類は大きく3種類に分けることができます。
区分の違いは対応する温度によって変わり

  • 低温車・・・-30~40℃など冷凍貨物を搬送するためのトラック
  • 中温車・・・-5℃程度まで対応するトラック
  • 冷蔵車・・・10℃以下に保つトラック

このように分けることができます。
それぞれ運ぶ商品が違い、用途に合わせて使用する必要があるのです。

冷凍冷蔵車の冷却システムも3種類

低温車・中温車・冷蔵車の3種類に分類される冷凍冷蔵トラックですが、冷却装置に関しても3つに分けることができます。

機械式冷凍・冷蔵システム

現在使用されている冷凍冷蔵トラックの約80%が機械式冷凍・冷蔵システムを採用しています。
もっとも普及しているこの冷却システムですが、乗用車に使われているエアコンとほぼ同じ仕組みです。

コンプレッサーやコンデンサーを搭載し、規模は違うものの冷却するまでの工程は同じだといえます。
この装置のメリットは長時間の運送が可能だという点です。
しかしエンジンを始動していないと冷却装置が動かないというデメリットも存在します。

液体窒素式冷凍・冷蔵システム

液体窒素を使用した冷却システムであり、一昔前によく使用されていたタイプとなります。
窒素を冷却し液体化させ庫内の温度を一気に下げます。
とても冷却効果が高く-40℃まで一気に温度を下げることができるものの、液体窒素が高額で車両を維持するためのコストがかかるという側面もあるのです。

しかしエンジンを停止していても冷却状態を維持できるため、鮮魚や精肉の運送に今でも使用されています。

蓄冷式冷凍・冷蔵システム

蓄冷式システムは低温にした冷却板を庫内に設置し、低い温度を保つという仕組みとなっています。

仕組みが原始的なのでコストも安く、環境にも優しいというメリットが挙げられます。
しかし時間が経てば冷却板の温度が上がるため冷凍状態を維持することは難しく、長距離の使用ができないというデメリットもあるため注意が必要です。

冷凍冷蔵トラックの冷却システムは何を原動力にしているの?

冷凍冷蔵トラックの冷却システムの中で原動力を必要とするのが、現在最も普及している機械式冷却システムです。
機械式冷却システムの原動力は、直結エンジン式とサブエンジン式の2種類が存在します。
では何が違うのでしょうか。

直結エンジン方式

直結エンジン式は、冷凍冷蔵トラックに搭載されているエンジン出力を直接、冷却装置の原動力として使用するものです。
乗用車に搭載されているエアコンの冷却システムを、大規模にしたもの装置だとイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

トラックのエンジンを停止すると冷却装置も停止するため、冷却状態を保つためにはトラックのエンジンを稼働し続ける必要があります。

サブエンジン方式

冷凍冷蔵トラックに冷却装置専用エンジンを搭載したものがサブエンジン方式です。

荷台を冷ますためのコンプレッサーを動かすために、メインエンジンとは別にサブエンジンが搭載されています。
専用エンジンを搭載することで、メインとなる車両のエンジンを停止した状態でも庫内を冷却することが可能です。

冷凍冷蔵トラックの故障の種類や原因とは?

冷凍冷蔵車の冷却システム不具合の主な原因とは?
冷凍冷蔵トラックの冷却装置が故障することで、荷室の温度が上昇し、走行中に冷凍貨物が溶けてしまうという状況が最も困るのではないでしょうか。
冷凍貨物が溶けてしまうと商品価値がなくなり、最悪の場合、商品をすべて買い取る事態になるかもしれません。

冷凍冷蔵トラックの故障はさまざまです。
そして故障原因も一つだけではありません。
では冷凍冷蔵トラックで発生する故障の種類や原因は、どのようなものがあるのかをご紹介していきましょう。

冷却装置の故障の種類

冷凍冷蔵トラックの故障の種類はたくさんあり、すべてをお伝えすることは難しいのですが、主な故障は以下の通りです。

  • 温度が下がらない
  • 一定までの温度までは下がるけどそれ以上下がらない
  • エンジン停止中に温度が上がっている
  • ファンの音がうるさい
  • コントロール装置が動かない

今回は冷却装置のみに注目しご紹介しています。
冷凍冷蔵トラックも通常のトラックのようにパンクやバッテリー上がりなどのトラブルももちろんありますが、今回はそのようなトラブルを省略してご紹介しています。
冷却装置の温度によるトラブルがほとんどですが、温度が全く下がらない場合と一定までの温度から下がらない場合では、故障の種類が違うのではないかと判断できるでしょう。
では故障原因はどのようなものがあるのでしょうか。

冷却装置の故障原因

冷却装置の故障原因もたくさん考えられます。

  • 劣化によるコンプレッサーの故障
  • エバポレーターやコンデンサの汚れや破損
  • 劣化によるベルト切れ
  • 衝撃や劣化によるパイプの破損
  • 劣化によるドアパッキンの破損
  • 車両での踏みつけや劣化による電源コードの破損
  • 霜の発生によるドアパッキンの劣化
  • 劣化や短絡によるコントロールパネルの故障やヒューズ飛び

機械式の冷凍冷蔵システムを採用しているトラックの冷却装置は、乗用車で使用されているエアコンと同じ原理です。
エアコンガスの不足なども冷却性能の低下になりますし、ベルトの張り具合でも最大限の効果が発揮できない場合もあるでしょう。

またドアパッキンやシーリングは、冷たい空気を外に逃がさないための大切な役割を持ちます。
これらは時間とともに劣化しますし、霜などが付着したままだと劣化は加速するのです。
劣化や損傷が発生した場合、極端に密閉効果が下がり冷却装置には異常がないのに、温度がなかなか下がらないなどというトラブルになってしまうでしょう。

また冷凍冷蔵トラックのなかには、エンジンを切っていた場合でも冷却装置が稼働する「スタンバイユニット」を搭載している車両もあります。
スタンバイユニットは外部電源、つまり車両以外からコンセントを指し、電力を補充しているためコンセントのコードを踏んづけてしまった場合、断線する恐れもあるのです。

このように冷却装置の故障といっても原因はさまざまであり、故障させないためには日ごろのメンテナンスが大切だといえるでしょう。

冷凍冷蔵装置の故障を予防する方法とは?

冷凍機の故障を予防する方法は?
劣化による故障はどうしても避けられませんが、その他の原因があるのであれば故障するリスクを減らすことは可能です。
装置が故障する原因は、負荷が強るぎる場合もあります。
では冷却装置を故障させないための予防方法をご紹介していきます。

  • 庫内の予冷をしっかりと行う
  • 荷物の出し入れを素早く行う
  • 正しい積み方を意識する
  • 電源コードを踏みつけないように注意する
  • 1週間に一度程度はコンテナを清掃し乾燥させる
  • ドレーンホースを定期的に掃除し詰まりや汚れを防ぐ
  • 外装や内張りが破損した場合速やかに修理する
  • 警報装置に異常がないか毎日確認する
  • 駐車はできるだけ日陰で行う
  • 車両の外側の清掃も定期的に行う

これらを意識するだけで、故障する可能性を下げることができます。
どれも難しいことではなく、当たり前のメンテナンス方法ばかりです。
特にコンテナ内部の清掃は大切で、定期的な掃除をしないとカビが発生してしまったり、霜が発生し故障の原因となってしまいます。
冷凍冷蔵トラックだけに限らず温度を冷ます装置全てに当てはまることですが、常温もしくは高温から温度を下げる作業が最も負荷が大きく、予冷をせずに荷物を積み込んでしまうと、その負荷はさらに高くなり装置の寿命が縮んでしまうでしょう。

また商品の品質を損なうことにもつながるため、しっかりと予冷を行い冷却装置や運ぶ商品を守ることが大切ではないでしょうか。

自分でできる日常点検をご紹介

冷却装置を故障させないための予防方法をご紹介しましたが、毎日チェックすべき項目もあります。
日常点検は車を所有している人の義務ですが、この点検を行っていない人は多くいます。
そしてメーカーが指定する、日常点検項目は冷却装置にも存在するのです。
ではどのような点検項目があるのか、簡単にできる点検をご紹介していきます。

  • 各装置から異音がしていないかを確認
  • ベルトの劣化状態を確認
  • 適切な温度が保てているのかを確認
  • コンデンサの目詰まりがないかを確認
  • スタンバイユニットの電源コードが破損していないかを確認

大まかにお伝えするとたったこれだけです。
どれも簡単に確認することができ、唯一時間がかかるとすれば温度が保てているのかどうかの確認となりますが、この点検は予冷の際に行うとよいでしょう。
どの項目も大切であり、意外と見落としがちな部分であるといえます。
ぜひ今日から実施してみてください。

冷凍冷蔵トラックに負担をかけないための正しい積み込み方とは?

冷凍冷蔵トラックに負担をかけない積み荷方法は?
故障を予防する方法の中に、正しい荷物の積み方があったと思います。
荷物の積み方を意識するだけで、冷却効率が上がり燃費の向上や故障リスクを減らすことにもつながります。
また、仕事効率の向上も期待できるため、積極的に取り入れてみてはどうでしょうか。

では冷却装置に負担をかけないためには、どのように荷物を積み込めばいいのかのご紹介です。

  • 冷却口を荷物でふさがない
  • 各荷物の間に適切な隙間を設ける
  • 詰め込みすぎない
  • 庫内6面(前、後ろ、横、上下)に隙間を設ける

この4点が挙げられます。
つまり冷たい風の取り道を作ってあげればいいのです。
家庭用冷蔵庫でも同じですよね。
食材を詰め込みすぎると冷えが悪くなり、電気代が高くなります。
それと同じことがトラックの冷却装置でもいえるのです。

積み込みや積み下ろしのコツとしては、ドアの開閉をできるだけ短い時間で行うとよいでしょう。
降ろす荷物の順番を意識することで、積み下ろしの時間短縮も期待でき、冷気が逃げづらい環境にすることができます。

また、どうしても積み下ろしが長くなってしまうという場合は、カーテンを設置してみてはどうでしょうか。
カーテンを設置するだけでも、冷気は逃げづらくなります。
多少作業はしづらくなるものの、一度冷気が逃げてしまうと再度冷やすための負荷は高く、燃費が悪くなったり取り扱う商品品質の低下にもつながってしまうのです。
積み方や積み下ろしのコツを知っておくだけで、冷却状態はかなり改善できます。
ぜひ取り入れてみてはどうでしょうか。

冷凍冷蔵トラックを使用するうえで注意すべきこと4点

冷却装置を搭載しているトラックを使用するうえで注意すべき点は以下の通りです。

  • 液体窒素を使用している車両の場合、扉開閉後すぐに乗り込まない
  • 扉を閉めるときは中に人がいないか十分に確認する
  • 庫内で滑らないように注意する
  • 走行中、ドレーンホースから水を垂れ流ししない

いくら素早く積み下ろしを行いキレイに積み込んでも、注意点をしっかりと守らなければ事故につながります。
また走行中の垂れ流しは法律によって規制されており、違反すると行政上の処分を受ける場合もあるため注意しましょう。

中古冷凍冷蔵トラックを購入する際のチェックポイントは?

中古トラック販売店で行うべき中古冷凍冷蔵車のチェックポイントは?
断熱材を架装し冷却装置を搭載する冷凍冷蔵トラックは、新車で購入すると導入コストが大きくなるのが難点でした。
しかし中古トラックを利用することで、導入コストを効果的に抑えることが可能です。

特殊車両である冷凍冷蔵トラックは、車両自体のコンディションだけでなく、冷却装置の状態もしっかりと確認しておくことが大切だといえます。

では中古トラック販売店で行うべき、中古冷凍冷蔵トラックのチェックポイントを紹介します。

車両本体のチェックポイント

冷凍冷蔵トラックといっても、ベース車両となるトラックのコンディションは非常に重要です。
ではまず車両本体のチェックポイントを確認します。

ベース車両の車両区分や年式

近年の冷凍冷蔵トラックは年式の古い車両に比べ、燃費がよく排気ガス規制に対応したものが多くあります。
現在では排気ガスや燃費が一定の数値を上回った場合、エコカー減税が適応されるという仕組みとなっており、できれば燃費や排気ガス状態が良好な車両を選ぶ方がよいでしょう。

またトラックの車両区分で車検費用・自動車諸税・各種保険料・高速料金などの維持費用や、トラックの大きさによっては運転に求められる免許区分も異なるので車両区分の確認は重要です。

最大積載量

最大積載量は荷室に積み込める荷物の量を指します。
冷凍冷蔵トラックの場合、荷室や冷却装置の重さで他のボディタイプよりも最大積載量が少なくなる傾向にあるので、最大積載量をしかっりと確認しておきましょう。
また車両の運転条件は最大積載量と車両総重量が影響するため、保有する免許区分が運転条件に合致していることも一緒に確認することをオススメします。

各部のオイル漏れや滲み

車両の状態確認として、下回りにエンジンオイルやミッションオイルなどの漏れや滲みがないことも見ておきましょう。
オイル漏れがある車両は車検に合格できませんし、今後故障する可能性が高くそのような車両の場合、購入しない方がよいといえます。
どうしても予算上、そのような車両以外選ぶことしかできなければ、販売店とアフターサービス面や購入金額について納得がいくまで話し合うべきだとえいます。

荷室部分のチェックポイント

次に荷室部分のチェックポイントです。
荷室のコンディションは冷凍冷蔵トラックにとって最も重要な部分ですので、慎重に確認する必要があります。

冷却システムの種類

冷凍冷蔵トラックの冷却システムは、機械式・液体窒素式・蓄冷式の3種類が存在します。現在最も一般的な冷却システムは機械式ですが、どのように使用するかを考え、使用用途に合わせた冷却システムを選ぶようにしましょう。

冷却システム原動力の種類

3つの冷却システムの中で原動力を必要とするのは機械式冷却システムです。
このシステムの場合、直結エンジン式とサブエンジン式の2つの原動力供給方式が存在するので、どちらのシステムで冷却装置に原動力供給を行っているのかを確認します。

荷室の密閉性

冷却システムが正常に稼働していても、荷室がしっかりと密閉されていなければ意味がありません。
ドアの歪みやパッキン、ドアロックの状態と荷室の壁にひび割れや破損部分がないことを確認します。

冷却システムの温度制御能力

冷凍冷蔵トラックの実車確認をする際に、できれば冷却装置が正常に作動しているかどうかを確認することが大切です。
しっかりと温度は下がるのか、下がるまでどの程度の時間がかかるのかを確認することで、冷却装置の劣化状態を把握できるでしょう。

実際に起動する際は、中古トラック販売店に事前に連絡を取り、冷却装置を起動させてもらえるかを相談してみることをオススメします。
事前の起動が難しい場合でも最初に冷却装置を起動させ、ベース車両の確認などを行っている間に荷室内の温度がどの位下がるかの確認は行うべきだといえます。

まとめ

冷凍冷蔵トラックで起こる故障についてのまとめ
冷凍冷蔵トラックは生活するうえで欠かせない車両だといえます。
そして高い需要は今後も継続されていくことでしょう。
もし車両の入れ替えを考えているのであれば、現在の車両の年式や走行距離を比較し、検討する必要があります。け
また新たに購入する予定の場合、運送する貨物の種類、走行場所、搬送方法、搬送量などを検討し、用途に合った冷凍冷蔵トラックを選ぶことが大切です。
新車で購入すると金額が高い冷凍冷蔵トラックですが、中古車も多く出回っているため選択肢の一つにしてみてはどうでしょうか。

中古トラック販売店ならコスト的にも納車期間的にも有利

荷室の細かい温度管理が行えるのは機械式冷却システム

機械式冷却でトラックのエンジンを止められるのはサブエンジン式

故障の種類は温度に関わるものがほとんど

故障の原因は装置だけでなく、パッキンやシーリングが原因の場合も

故障のリスクを下げるためにはしっかりと点検を行い、こまめに掃除することが大切

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