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ホイールバランスは事故防止の第一歩?必要性と費用について迫ってみた!

タイヤ交換をしたとき、店舗のスタッフから「ホイールバランスの調整はどうしますか?」と訊かれたことはないでしょうか。
オイル交換やタイヤ交換なら、大事な作業だとわかるものですが、ホイールバランスと言われても、何がどう大事なのかはわかりにくいものです。
とても地味な整備に見えますが、実は、ホイールバランスの調整はとても大事な整備項目なのです。

今回は、ホイールバランス調整の必要性とバランスが崩れる理由、店舗でしてもらうのとDIYですることの費用の違いなどについてお話します。

筆者・太田さん

太田 りく著者のTwitterはこちら

整備士として現場で働いている現役整備士ライターです。
所有資格は整備士3級。

現役で働いているという強みを活かし、読みやすく読者の疑問を解決できるような記事になるよう心がけています。

ホイールバランスは車の安定走行に必須なの?

車がまっすぐ走るために、ホイールバランス調整は必須です
タイヤ交換時はもちろんのこと、ローテーションの際などにも大切な整備であるといえるでしょう。

では、ホイールバランスとはなんなのでしょうか。
ホイールバランスとは、ホイールの重心を中心に戻してあげる作業のことをいいます。
タイヤが取り付けてあるホイールは、使い続けているうちに、目には見えないレベルで重心がずれていってしまいます。
そのバランスを、バランスウェイトという金属製のおもりを使って調整するのが、ホイールバランス調整なのです。

基本的には、4本全てのタイヤに行います。
なぜならば1本だけ調整を行っても、残りの3本が崩れていればバランスよく走ることができないからです。
ホイールバランス調整は、車を安全に走らせるうえで大切な処置だと思っておきましょう。

ホイールバランスが崩れる理由とは?

ホイールの見た目がまっすぐなのに、「重心がずれている」と言われても何を言っているのか分からないという方がほとんどでしょう。
それもそのはず、ホイールバランスが崩れる理由は、大きな事故で曲がってしまう以外にも、ホイールの見た目がまっすぐなのに、「重心がずれている」と言われても何を言っているのか分からないという方がほとんどでしょう。
それもそのはず、ホイールバランスが崩れる理由は、大きな事故で曲がってしまう以外にも、普通に使っているだけで崩れてくるものだからです。

ではホイールバランスが崩れる原因について、主な理由を3つご紹介します。

事故などでホイールが曲がる、劣化する

まずは、物理的に何かにあたってしまったことで、ホイールが曲がってしまうことによるバランスの崩れです。
事故に限らず、縁石に乗り上げたり、ガリガリと側面をこすったりしても重心はずれてしまいます。

また、ホイールは鋼鉄製・アルミ製のどちらかですが、これらの素材は曲がりにくいだけであって、絶対に曲がらないものではありません
ホイールには、車の重量や、走っているときに受ける地面からの衝撃が常にかかっています。
徐々に曲がっていっても不思議なものではありません。
そのため、長期間同じホイールを使用すればするほど、本来の重心の位置が変わってきてしまうのです。
頑丈そうに見えるホイールですが、交換頻度が低い消耗品だと思っておくべきでしょう。

タイヤがすり減っている

ホイールの外側には、当たり前ですがタイヤがいます。
このタイヤがこまめにメンテナンスされていればいいのですが、タイヤがすり減った状態で走っていると、ホイールバランスが崩れやすくなる原因にもなります

タイヤのすり減りは、ホイールに大きなダメージを与えます。
タイヤがすり減ってしまっている分、タイヤが受けきれない衝撃があり、それがそのままホイールに伝わってしまうのです。
ホイールは金属製ですので、そのままにしていればホイールが削れてしまったり、曲がったりしてしまいます。
その結果、ホイールバランスが崩れ、車がまっすぐ走ることができなくなってしまうのです。
すり減ったタイヤをそのままにせず、時期が来たら交換する、空気圧をこまめに管理するなどの対処をしていれば、ある程度ホイールバランスが崩れるのを防ぐことができます。

バランスウエイトが外れた

バランスウエイトは両面テープのタイプや突起に引っ掛けて取り付けるタイプがあるため、走行中に外れてしまうこともあります
バランスウエイトが外れると、当然、ホイールバランスは崩れてきます。

バランスウェイトは、ホイールに取り付けられた小さな金属です。
アルミホイールの場合、ホイールの表面からは見えませんが、裏側を見ればどれがバランスウェイトかはすぐわかるでしょう。
このバランスウェイトが、何かしらの理由で外れると、せっかくの調整が台無しになってしまいます。

バランスウェイトが外れてしまう理由はさまざまで、事故や縁石への乗り上げも原因です。
しかし特に注意するべきなのは、取り付けてから年数が経っているバランスウェイトです
古いバランスウェイトは、普通に走っているだけで外れてしまうこともあります。
タイヤのバランスが崩れると、高速回転などでタイヤの重心がぶれてしまい非常に危険です。
そのため、タイヤ交換の時だけでなく、定期的な点検の際にもチェックしてもらいましょう。

ホイールバランス調整が必要な3つの理由

ホイールバランスが崩れてしまう理由がわかったところで、それがどう車の走りに影響が出てくるのでしょうか。
そもそも、全く調整してなくても、何ら問題なく今でも車はまっすぐ走れているという人もいるでしょう。
しかし、見た目がまっすぐでも、ホイールバランスが崩れてしまっていればタイヤがまっすぐに回らずずれてきてしまいます。
そのため、ホイールバランス調整はあらゆるトラブルを回避するために必要なのです。
今回は、ホイールバランス調整が必要な理由について3つお話します。

まっすぐ走るため

車の基本性能は「走る、曲がる、止まる」の3つです。
ホイールバランスは、このうち「走る」に大きな影響を与えています。

ホイールバランスが崩れたままのタイヤとホイールでは、常にハンドルを握っていないとハンドルがぶれてしまうことがあります。
タイヤは高速で回っています。
ホイールバランスが崩れていると車はまっすぐ進もうとするものの、タイヤの重心がずれて地面との当たり面が一定せず、タイヤがエンジンからの動力をうまく地面に伝えることができません。
その衝撃がタイロットを通じてハンドルに伝わってきてしまい、ハンドルをホールドしておかなければまっすぐ走れなくなってしまうのです。

特に長距離を走ったり、高速道路をよく使ったりする車は要注意です。
まっすぐ走っているつもりが、少しずつ走行位置がずれていたなんてことになれば、大事故につながってしまう可能性もあるからです。
そんな事態を未然に防ぐために、ホイールバランス調整をしておく必要があるのです。

偏摩耗などのすり減りを防止するため

ホイールバランスが崩れてしまっていると、重心がずれてしまっているため、タイヤにかかる負荷は均一ではなくなってしまいます
もちろん、タイヤやホイールの製造段階での個体差もあるため、完全に均一なタイヤとホイールはありません。
しかし、ホイールバランスが崩れてしまっていると、さらに変なすり減り方をしてしまうのです。

具体的には、偏摩耗と呼ばれるすり減り方を起こしてしまいます。
これは、タイヤの中心から溝がすり減るのではなく、側面から減っていくすり減りのことをいいます。
ホイールバランスが崩れていると、ホイールの重心がずれてしまっている状態なので負荷のかかり方がおかしくなってしまいます。
そうすると、タイヤの側面にばかり負荷がかかり、偏摩耗が起きやすくなってしまうのです。

ホイールバランスを調整することで、偏摩耗のリスクからある程度ホイールを守ることができます。
ただのすり減りだからと偏摩耗を放置しておくと、タイヤだけではなく、車の各部分の故障にもつながりかねないのです。
ホイールバランス調整の値段はそれほど高いものではありません。
それで車の他の部品が守れるのなら、ホイールバランス調整は絶対にしておいた方がよいメンテナンスと言えます。

車の各部を故障させないため

ホイールバランス調整をしていないと、車にはさまざまなダメージが溜まっていきます。
車の重さによるダメージもそうですが、走っているときに受ける地面からの衝撃もその1つです。
具体的に言えば、サスペンションやベアリングという衝撃を受ける物にダメージが加わってしまいます
衝撃を抑えるためのこれらの部品が壊れてしまえば、乗り心地がおかしくなるのは想像できるでしょう。
ホイールバランス調整には、サスペンションやベアリングなどの部品を外からの衝撃からある程度守る役割もあるのです。

しかし、本当に怖いのは、これらが原因で大きな事故につながってしまうこと
特にベアリングを壊してしまえば、ベアリングが回らなくなってしまい、摩擦熱で車両火災にもつながる恐れがあるのです。

また、サスペンションにも大きな衝撃が加わるようになり、サスペンションの損傷につながることもあります。
つまり、ホイールバランスが崩れたままで走ると、事故やトラブルの原因になる可能性が高いのです。

もちろん、ホイールバランスが崩れたからと言って、すぐに各部が壊れてしまうわけではありません。
しかし、安全に車が走るためには、ホイールバランス調整は必ず行わなければならないメンテナンスだといえるでしょう。

ホイールバランス調整のやり方と費用をご紹介!

ホイールバランス調整は、店でしてもらう方法と自分でする方法があります。
両方にメリットデメリットがありますが、結論から言えば店でしてもらう方がいいでしょう。
「なぜ?自分でできるのに」と思った人もいると思います。
その理由もあわせて、ホイールバランス調整のやり方や費用、メリットデメリットについてお話します。

店舗編

まずは店でホイールバランス調整をしてもらう方法です。
店舗によって、作業費用や時間は違うので、なかなか費用感や所要時間がわかりにくいというデメリットがあります。
特に待ち時間は、店の混み具合にもよるので待つのが嫌な人は、あらかじめ電話などで予約しておきましょう。

店舗でのメリットは、ホイールバランスの確認には専用の機械を使用し、タイヤに関する取扱い免許を持っている人がきちんと調整してくれるため安心できるという点です。
車のことが全く分からない、走るために大事なことなので安心できる人に任せたいのなら、店舗でしてもらうことをオススメします。
費用や時間がかかるのは仕方ありませんが、確実なホイールバランス調整ができます

かかる費用と時間

気になる費用と所要時間ですが、おおよその目安として、普通車で500~1,000円、トラックで1,000~2,000円が1本あたりにかかる費用です
また、待ち時間がない場合の所要時間は10分ほどとなっています。
タイヤやホイールの大きさで多少の時間の違いはありますが、費用も高くはなく、それほど長い時間を必要とする作業でもありません。
ときどき、ホイールバランス調整を無料でやってくれるキャンペーンをしている店もありますので、気になる人は調べてみてもいいでしょう。

ホイールバランス調整をしてもらう最適なタイミングは、タイヤを履き替えるタイミングです。
夏タイヤから冬タイヤへ、冬タイヤから夏タイヤへというタイミングでお願いすれば、ホイールバランス調整だけで依頼した時にかかるタイヤの脱着工賃がかからずに済みます。
ですが、タイヤ交換の時期はどの店舗も予約が埋まっている場合がほとんどです。
事前に予約をしてからホイールバランス調整をお願いするといいでしょう。

DIY編

実はホイールバランス調整は、DIYで調整することができます
家庭用の小さなホイールバランサーも、取り付けるバランスウェイトもネットショップやカー用品店に置いてあるため、道具さえそろえれば自分でできてしまうのです。

やり方は、「ポータブルバランサー」と呼ばれる器具の上にタイヤを置いて、タイヤが水平になるようにバランスウェイトを貼り付けて調整するだけです。
一見簡単そうに見えますが、自分でホイールバランス調整をする場合は、あくまでも自己責任で行ってください。

ホイールバランス調整をはじめ、タイヤ交換などのタイヤに関するメンテナンスは専用の器具と専門知識があることが前提で行うことが法律で決められています
もしDIYでメンテナンスをして車に不具合が出ても、また事故を起こしても、その責任は自分にあることを忘れないでください。
それらのことを考えると、店舗にお願いして、専用の機械、専門の知識を持つスタッフにやってもらったほうが安心できるのは言うまでもないでしょう。

かかる費用と注意点

ホイールバランス調整をDIYするとかかる費用ですが、最初だけ7,000~8,000円ほどかかります。
しかし、一度機器を買ってしまえば、しばらくは購入する必要がなくなるので、費用対効果は高めです。
作業自体も、慣れてくれば30分ほどでできてしまいます。

いろいろとメリットの多そうなDIYですが、自分でホイールをはずす手間と場所、バランスウェイトのしっかりとした取り付け、そして調整そのものすべてが自己責任です。
間違ってしまったり、失敗してしまったりしても、それはそれですべての責任を自分が負う必要があります。

ホイールバランス調整は店に頼むか自分で行うどっちがいいの?

この記事ではDIYでのホイールバランス調整をオススメしません。
その理由は、タイヤの不具合は事故に直結するからです。
例えば、見よう見まねでホイールバランス調整を行ってみたけど、バランサーの使い方が間違っていてきちんとバランス調整ができていなかったとしましょう。
そうなるとタイヤのバランスはさらにひどくなり、運転するのも怖いほどハンドルを取られる可能性が高くなります。

そうして起こった事故は全て自己責任ですし、事故を起こしてしまった後で後悔しても遅すぎます。
そのため自信がない、専門知識が無い方は店舗で調整をお願いしましょう。

また、整備士免許を持っている、タイヤ専門店で働いていたなど特殊な理由がある方は、DIYで行ってもいいでしょう。
つまりホイールバランスが崩れた場合の危険性をしっかりと理解しているなら、自分で行えばいいのではないでしょうか。
しかし大半の方は、ホイールバランスって何?というレベルの人がほとんどです。

このような方が間違った方法でバランスを取ってしまうことが最も危険だと考えます。
DIY作業では誰も付きっきりで教えてはくれません。
そしてDIY作業で起こったトラブルは全て自己責任です。
そのため失敗したくないのであれば店舗でお願いする方法をオススメします。

まとめ

ホイールバランスの説明や調整する意味、なぜ崩れてしまうのかの理由と、ホイールバランス調整を店とDIYで行うメリットデメリットについてお話してきました。

普段は目に見えない、そして気にしないような小さなメンテナンスですが、車にとって大事なメンテナンスでもあります。
もし、長いあいだしていない、一度もしたことがなければ、ぜひホイールバランスを調整してもらいましょう。
そして、自分でこの作業をする場合は、作業中も作業後も、すべてにおいて責任を負う覚悟をもって行うことが大切です。
簡単そうなホイールバランス調整ですが、それだけ難しいメンテナンスであることも、ぜひ覚えておいてください。

  • ホイールバランス調整とは、タイヤとホイールの重心を調整することである
  • ホイールバランスを調整しないと、事故や故障につながるので非常に危険
  • 店でやってもらったほうが、費用と時間はかかるが安心で確実る
  • 自分でもできるが、DIYでは自己責任であることを絶対に忘れてはいけない

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