トラックのお役立ち情報

土日祝 営業[営業時間 9:00-21:00]

0120-918-101

中古クレーン車購入の11のチェックポイントと費用相場について

中古クレーン購入のポイント
重い積荷の運搬や資材積載に力を発揮するクレーン付トラック。

正式名称トラッククレーンという名を持つこのトラックは、クレーン運転資格を要する専門的な色合いの強い車両です。それだけに購入時には十分なチェックを行い、間違いのない車両を購入しましょう。今回はそんなクレーン付トラック選びのポイントについて解説させて頂きます。

中古クレーン車を購入しよう!気をつけるべきポイントとは

中古クレーン車の場合でも、中古トラックを購入する場合とチェックポイントはほぼ同一ですが、重量物を軽々と持ち上げる中古クレーン車は、現車確認時に一般的なトラックよりも多くのチェックポイントを確認する必要性があります。

業務使用中に事故が起これば、人命に関わる大事故に至るケースも多いだけに、中古クレーン車購入の際には、以下のチェックポイントを必ず確認しておきましょう!

クレーンは問題なく動くか

クレーンが問題なく動くかどうかの確認は、中古クレーン車を購入する上での最重要確認事項です。

しかし、ただ動くかどうかだけの確認ではなく、諸動作が滑らかであるかどうか、止めたいタイミングで確実に止まるかどうかを重点的に確認しておきましょう。

業務用車両の場合、つい生産性や効率といったポイントだけに目がいってしまいがちですが、不測のトラブルが起こった際に制動性能が担保されているかどうかは非常に重要な問題です。

エンジンの回転数を上げた場合と通常時の動きの両方を必ず確認し、作動時にタイムラグが発生しないかどうかも念入りにチェックしておきましょう。この確認と併せて、エンジンのアイドリングも十分に確認しておくとさらに信頼性が増します。

補強板がしっかり付いているか

フレーム(シャーシ)を囲う補強板は、後付クレーンの場合、ただの鉄板を加工して取り付けたものであるケースがあります。

これでは十分な強度・剛性を有していることにはならず、剛性不足でシャーシがダメージを受けて曲がってしまったりすることもあり、大変危険です。場合によってはクラックの原因となり、最悪のケースではシャーシが真っ二つに折れてしまうことにも繋がります。

シャーシへのダメージは、業務用車両の安全性を根本から損なってしまう深刻な問題です。それを保護する補強板の有無は、中古クレーン車購入時は必ず確認しておきましょう。

点検整備記録簿が付属しているか

中古トラックやクレーンは点検整備記録簿をチェック

業務用車両となるクレーン車の場合、点検整備記録簿はできるだけ確認しておきたい重要事項のひとつです。販売開始日から比較的使い込まれていない中古クレーン車の場合、軽整備のみで点検整備記録簿の内容が薄い場合も多々ありますが、それでも一通り目を通しておいた方がよいでしょう。

点検整備記録簿がない場合は、販売店の担当スタッフに気になる事項を質問し、適宜回答してもらうことで車両の安全性を確認することが出来ます。

安全装置は間違いなく機能しているか

ブームを格納する前にアウトリガを動かそうとしたときに警報が鳴るかどうかなど、状況に合わせて適切な抑止効果が機能することを必ず確認しておきましょう。

アウトリガの状態も合わせてチェックしておくことで、より作業安全性の高い車両を探す目安のひとつとなります。クレーンの安全装置には、異常検知時に自動的に作動するものから、操作者が任意で操作するものまで様々な種類があります。

些細なミスが大事故に繋がりかねないクレーン作業は、こうした安全装置の働きによって支えられています。

ラジコン装置の有無について

ラジコン装置の有無もチェックしておきましょう。

ラジコン装置のないクレーン車でも、後付で装備することは可能ですが、後付は工賃がかなり高くつくことになり、数十万円から百万円近い出費を覚悟する必要があります。

中古車としてクレーン車を購入するのであれば、多くの候補から探せるメリットを活かし、可能な限りラジコン装置付きの車両を探したほうがコストパフォーマンス的にもおすすめです。

その際も安全装置と同様、動作を確認して候補を絞り込んでいくと良いでしょう。

操作者の資格は本当に大丈夫?操縦資格を再チェック!

クレーン車を運転するだけであれば不要ですが、実際にクレーン作業を行うには法で定められた資格が必要となります。

重量・区分によっても細かく分かれますので、従事するスタッフやご自身の有する資格が対応するものなのか、今一度再確認しておきましょう。クレーン操作資格としては、4つの区分があります。

1日で修了可能となる「クレーンの運転の業務に係る特別教育」

固定式クレーンは、動力を持って荷を吊り上げ水平に運搬することを目的とした装置であり、移動式クレーン及びデリックを除いたものと定められています。

このうち、荷重5トン未満の固定式クレーン運転に従事するには、特別教育を修了することが労働安全衛生法及びクレーン等安全規則によって義務付けられています。

これは学科の講義を一日受けるだけで修了となるため、もっとも取得のハードルが低い資格と言えます。

5t以上で荷の移動と共に操作できる「床上操作式クレーン運転技能講習」

吊り上げ5t以上の荷重を行う床上操作式クレーン作業を行うために必要なのが、「床上操作式クレーン運転技能講習」です。

この床上操作式クレーンとは、操作者が床上でペンダントスイッチによってクレーンを操作するタイプの総称で、工場などで使用されているクレーンはこちらが主流です。同じ床上式クレーンであっても無線操作タイプや、横行方向に操作者が一緒に移動しなくても操作可能なクレーンは扱うことが出来ません。

労働安全衛生法によって定められた資格であり、玉掛け作業には1t以下の荷重時は「玉掛けの業務に係る特別教育」、1tを超える場合は「玉掛技能講習」の修了が条件となります。

一般的なクレーン車に対応した「小型移動式クレーン運転技能講習」

吊り上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンを扱うための資格は「小型移動式クレーン運転技能講習」です。

こちらは5t以下という制限が設けられますが、一般的なクレーン車であればクレーン作業に従事することができ、学科試験を含め最大21時間の講習(所有資格によって変動あり)を修了することによって取得することができます。

3日程度の受講で修了できるため、クレーン車の運転に従事する方は運転免許と併せて取得しておきたい資格のひとつと言えます。

全てのクレーン作業が行える国家資格「クレーン運転士免許」

吊り上げ5t以上の荷重物を含め、全てのクレーンを操作するための資格が「クレーン運転士免許」です。

完全な免許資格となっており、「クレーン免許」と言えばほぼこちらのクレーン運転士免許のことを指します。

クレーン運転士免許には床上運転式クレーン限定免許があり、こちらは操作者が荷と共に前後に移動する方式のもの限定で5t以上のクレーン作業に従事することが出来ます。5t以下に対しては通常のクレーン運転士免許同様、全てのクレーンを操作することができます。

指定教習所での教習と試験で取得することが可能ですが、歴とした国家資格である関係上、取得のハードルが高いことで知られています。

納車までの流れ

中古クレーン車の納車までの流れ
店頭で購入したい中古クレーン車の現車確認を行い、購入条件確認が済めば支払いを行って、納車までの段取りを確認することになります。

代金支払い後は書類手続き!

一般的な中古車の場合と同様、中古クレーン車も購入時にはナンバープレート交付のため、実印と印鑑証明書を用意して名義変更手続きを行う必要があります。

なるべく早急に中古クレーン車が欲しい場合は、納期短縮のため現車確認時に携行していくことをおすすめいたします。

中古車購入の必要書類!所轄警察署で「車庫証明書」を取得!

中古クレーン車を購入する場合も、所轄警察署が発行する「車庫証明書」を取得し提出する必要があります。取得はさほど難しいものではありませんが、いわゆる「お役所仕事」の部類に入る手続きであるため、申請・交付ともに平日のみという縛りがあります。

交付までの期間は、最短でも平日3日程度はかかってしまいますので、現車確認と購入条件の合意が済めば、車庫証明書用の必要事項を確認して速やかに申請手続きを行っておきましょう。交付までの必要期間をクレーン車の点検整備に当ててもらうように取り決めをしておくことで、無駄な待ち期間がなくなります。

交付された車庫証明書と車庫シールを販売店へ提出!

無事に車庫証明書の交付を受けることができれば、今度はその車庫証明書と車庫シールを持って販売店へ提出しに行きましょう。これが済んで初めて、中古クレーン車の車検手続きとナンバープレート取得準備が完了することになります。

提出が遅れれば遅れた分だけ納車までの時間を要することになりますので、こちらも速やかな提出を心がけましょう。

業務用車両としての属性が強い中古クレーン車の場合でも、基本的な納車までの流れは中古トラックとほぼ同じですが、クレーンという機構の安全性を十分担保する意味で点検整備は可能な限り受けておきましょう。

現状販売車両などの場合は早めの納車も可能ですが、車検・ナンバープレートの取得を要する一般的な中古車同様、およそ10日前後での納車と考えておけば問題ないでしょう。

中古クレーン車の販売価格はどれくらい?

中古クレーン車の販売価格について

クレーン車はトラック+クレーン設備という形で販売される車両です。

ベースとなるトラックは新車販売価格が公表されていませんが、いすず・エルフ平ボディ車の実売価格を例に挙げると、2t車で300万円前後、4t車では500万円前後となっています。

これに加え、吊り上げ荷重2.93tのアウトリガクレーンを架装する場合、ブーム段数などにもよりますが、2~300万円以上が加算されることになります。

中古クレーン車も様々な車両がありますが、比較用として具体例を挙げさせて頂きます。

参考車両:三菱キャンター2008(平成20)年式 最大吊り上げ重量2.93t リアアウトリガ

ケース1: 古河製5段クレーン ラジコン装置付(型番・PDG-FE83DY)
走行距離 80,000km
最大積載量 3,500kg
参考販売価格 460万円

 

ケース2: タダノ製4段ブーム ラジコン装置付 (型番・PDG-FE83DY)
走行距離 240,000km
最大積載量 3,350kg
参考販売価格 240万円

 

ケース3: 古河製4段クレーン ラジコン装置付 (型番・PDG-FE73DN)
走行距離 60,000km
最大積載量 3,000kg
参考販売価格 380万円

一口に中古クレーン車と言っても、販売価格は千差万別であり、100%理想的な中古クレーン車を探すのは難しいと言われております。

まずは気軽に条件や予算などを伝えてみましょう。さまざまな選択肢を提示してもらえるはずです。さっそくクレーン付の希望条件を指定して検索してみましょう!

中古で購入したクレーン車を長く使うための3つの方法

中古トラックやクレーンを一日でも長く使うためには

一口に中古車と言っても、日本メーカーの安全管理は世界最高レベルの徹底したものであり、耐久テストも厳格な規定を設けた精度の高い試験を何度も行っている信頼性の高いものです。

業務用車両であるトラックやクレーン車の場合、それよりも格段に厳しい基準で耐久試験が行われているのが常ですので、中古車でも安心して業務に使用することができます。

それでも決して安くはない買い物ですので、一日でも長く使って大きな利益を上げたいと願うのは、人として当然の心情です。いったいどのような点に注意すれば、中古クレーン車を長く使えるのでしょうか?

点検表を使って始業前点検を徹底すること

建設業ではおなじみとなっているKY(危険予知)運動の一環として、各種建設機械の点検が取り入れられているのはご存知でしょうか?

中古クレーン車もこのように点検を行うことにより、機関の異常を早期発見しトラブルの芽を摘むことが可能となります。簡単なお手製チェックシートで十分ですので、毎日の始業前点検を行うように心がけましょう。

クレーン車はオイル交換の回数がコンディションの決め手!

クレーン車のオイル交換は定期的に

クレーン車に搭載されるクレーンの動力源は、エンジンから生み出されるものです。

業務用車両として高い耐久性を誇るトラックですが、クレーン付トラックは推奨されている走行距離よりもエンジンオイルの劣化・スラッジ(汚れ)がかなり早い時期に出る傾向にあります。劣化したオイルを使用し続けると、オイル粘度の低下によりエンジンに大きな負担をかける原因となってしまいます。

ガソリン車の場合は1万km、ディーゼル車の場合は2万kmを目安に定期的にオイル交換を行っておきましょう。これだけでエンジントラブルの発生率が目に見えて低下します。

上手なメンテナンスを行えば走行距離80万km以上でも問題なく稼動できる商用車両だけに、エンジンオイルの交換に気を配ることが長期稼動を可能とするキーポイントだと言えるでしょう。

ベテラン従業員のみに管理を任せず、新人にも点検させて意見を聞く

業務として、会社でクレーン車を扱っている場合、操縦に資格が必要なこともあってつい同じベテラン従業員に管理・点検を任せてしまいがちです。しかし、これは「いつも乗っている俺の点検だから問題ないだろう」という慢心を生む元で、あまり歓迎できることではありません。

ベテランの方が管理するメリットは大きなものがあり、決して否定できることではありませんが、理想的な管理方法は新人・ベテランが交互で管理・点検を行う方法です。

余計な先入観・予備知識を持っていない新人の場合、ベテランの方が見逃しがちな些細な違和感を、素直に「なんだかおかしいな」と敏感に感じ取ってくれるケースがあるためです。

機械的なことは分からなくても、違う視点から見ることによりトラブルの発見率が結果的に高まる可能性が出てきます。また、ベテランの方が新人スタッフにクレーン車のことを教え込む大事な教育の場にもなり、スタッフ育成の機会が作れるため一石二鳥と言えるでしょう。

まとめ

クレーン付トラックは目的・用途に応じて選ぶことで大幅に予算が変わってきます。また、走行距離20万km以上でも問題なく使用できる商業車両であるため、購入後の扱い次第で耐用年数も大きく変化します。

予算が少ないからと諦めず、まずはこれら10のポイントを押さえて十分に検討を重ねていきましょう!トラック流通センターはクレーン付も多く取り扱っています!うまく欲しいトラックを見つけ出せない場合はスタッフまでお問い合わせ下さい。

カテゴリー

お知らせ

トラックのお役立ち情報