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ローダーダンプとは?スライドダンプとの違いやメリット・デメリットを解説

ローダーダンプとは、荷台を後方へスライドさせて重機を積み降ろしできる機能と、通常のダンプのように荷台を持ち上げて土砂などを排出する機能を兼ね備えたトラックです。
一台で「重機の運搬」と「土砂の運搬・排出」の両方に対応できるため、建設・土木現場を中心に活用されています。

一方で、「スライドダンプ」「セーフティダンプ」など似た呼び方もあり、通常のダンプやセーフティーローダーとの違いが分かりにくいと感じる方もいるでしょう。

この記事では、ローダーダンプの仕組みやスライドダンプとの違い、メリット・デメリット、2t・3t・4tクラスの選び方、中古車を購入するときのチェックポイントまで分かりやすく解説します。

ローダーダンプとは?スライドダンプとの違いを分かりやすく解説


ローダーダンプとは、荷台を車両後方へスライドさせて地面に近づけられるダンプです。

通常のダンプが土砂などの運搬・排出を主な用途とするのに対し、ローダーダンプは荷台をスライドできるため、油圧ショベルやローラーなどの自走式重機を積み降ろすこともできます。

さらに、通常のダンプと同じように荷台を持ち上げる「ダンプアップ」もできるため、重機の運搬と土砂の運搬を一台で行える点が大きな特徴です。

「ローダーダンプ」と「スライドダンプ」の違いは呼び方

「ローダーダンプ」と「スライドダンプ」は、一般的には荷台を後方へスライドでき、ダンプ機能も備えた車両を指す呼び方として使われています。

販売店や現場、車両の商品名などによって呼び方が異なる場合がありますが、車両を探す際は「ローダーダンプ」「スライドダンプ」の両方で検索すると候補を見つけやすくなります。

また、「セーフティダンプ」などと呼ばれる場合もあります。中古車では名称だけで判断せず、「ローダー」「スライドボデー」などの装備欄や架装の仕様を確認しましょう。

荷台を後方へスライドし、ダンプアップもできる

ローダーダンプの大きな特徴は、荷台を車両後方へスライドさせ、荷台後端を地面に近づけられることです。荷台の傾斜を利用して、油圧ショベルやローラーなどの自走式重機を荷台へ乗り入れやすくします。

さらに、荷台前方を持ち上げるダンプ機能も備えているため、土砂や砕石などを後方へ排出することも可能です。

通常のダンプ・セーフティーローダーとの違い

車両 重機の運搬 土砂などのダンプ排出 主な用途
ローダーダンプ 〇 〇 重機運搬・土砂運搬
一般的なダンプ 基本的に不向き 〇 土砂・砕石などの運搬
セーフティーローダー 〇 基本的に不可 車両・重機の運搬

重機も土砂も運びたい場合はローダーダンプ、土砂運搬が中心なら一般的なダンプ、重機や車両の運搬が中心ならセーフティーローダーというように、用途から選ぶと分かりやすいでしょう。

関連記事:ダンプカーの種類・荷台・必要な免許を詳しく解説

ローダーダンプが持つ3つのメリット


ローダーダンプのメリットは、重機運搬と土砂運搬を一台で行えることです。
特に、油圧ショベルなどの重機を現場へ運び、その後に土砂や砕石を運搬するような作業では、車両手配や現場間の移動を効率化できます。

メリット1:重機運搬と土砂排出の「1台2役」で作業を効率化

ローダーダンプの最大のメリットは、一台で重機の運搬と土砂の運搬・排出の両方を行えることです。通常であれば、重機を運ぶ回送車と土砂を運ぶダンプをそれぞれ用意する必要があります。

ローダーダンプなら一台で二つの役割を担えるため、車両手配の手間を減らしやすく、現場の作業工程も組みやすくなります。

メリット2:重機を積み降ろししやすい

荷台を後方へスライドさせて後端を地面に近づけられるため、通常のトラックと比べて重機を荷台へ乗り入れやすいこともメリットです。油圧ショベルやローラーなどの自走式重機を運搬する現場では、積み降ろし作業の効率化につながります。

車両によってはラジコン操作や道板兼用のテールゲートなどを備えているものもあるため、購入時には装備内容も確認するとよいでしょう。

メリット3:回送車を別途用意する手間を減らせる

ローダーダンプなら、重機を現場へ運搬したあと、そのままダンプとして土砂などの運搬に使用できます。
そのため、重機運搬専用の車両を別途手配する必要がなくなるケースがあります。

特に複数の現場を移動する場合や、小規模な工事現場などでは、一台を柔軟に使えることが大きなメリットです。

購入前に確認したいローダーダンプのデメリット


一台で複数の作業に対応できるローダーダンプですが、一般的なダンプにはないスライド機構を備えているため、購入前に確認しておきたいポイントもあります。

デメリット1:点検する箇所が多くなる

ローダーダンプには、通常のダンプ機構に加えて、荷台を動かすスライド機構や油圧装置、レールなどが備わっています。

そのため、中古車を購入するときはエンジンや足回りだけでなく、スライド機構や油圧系統が正常に作動するか確認することが重要です。油漏れや異音、スライド時の引っ掛かりなどがないか確認し、できれば実際に荷台を動かして状態をチェックしましょう。

関連記事:ダンプカーの故障しやすい部位と中古ダンプ購入時のチェックポイント

デメリット2:架装によって最大積載量が変わる

ローダーダンプはスライド機構などの架装を搭載しているため、同じ車格でも一般的なダンプと最大積載量が異なる場合があります。
「3tクラス」「4tクラス」といった呼び方だけで判断せず、実際に積載できる重量は車検証に記載された最大積載量を確認しましょう。

特に、運搬したい重機の重量と土砂の積載量の両方を想定して車両を選ぶことが重要です。

デメリット3:荷台をスライドさせる後方スペースが必要

ローダーダンプで重機を積み降ろす際は、荷台を車両後方へスライドさせます。そのため、車両後方に十分な作業スペースを確保する必要があります。

狭い道路や住宅地、交通量の多い場所などではスライド機能を使用しにくい場合があるため、普段使用する現場の広さや作業環境も確認しておきましょう。

用途に合わせたローダーダンプの選び方


ローダーダンプを選ぶ際は、積載量だけでなく、運搬する重機の重量や荷台寸法、テールゲートの仕様、現場への進入性などを確認することが重要です。

積載量から選ぶ|2t・3t・4tクラス

ローダーダンプでは、2t・3t・4tクラスなどさまざまな車両が流通しています。2t・3tクラスは比較的コンパクトで、小型重機の運搬や住宅地などの狭い現場で使用しやすいことが特徴です。

一方、4tクラスになると車体や荷台が大きくなるため、より重量のある重機や多くの積載物に対応しやすくなります。

ただし、同じ「3t」「4t」と呼ばれる車両でも、架装や車両仕様によって実際の最大積載量は異なります。必ず個別車両のスペックを確認してください。

重機の重量と荷台寸法を確認する

ローダーダンプを重機運搬に使用する場合は、最大積載量だけでなく荷台の長さ・幅も確認しましょう。運搬する油圧ショベルやローラーの重量が最大積載量を超えていないか、荷台へ安全に収まるサイズかを事前に確認する必要があります。

また、重機を積載した状態で公道を走行する場合は、車両の積載条件や積載方法にも注意が必要です。

テールゲートやラジコンなどの装備を確認する

中古のローダーダンプでは、車両によってテールゲートや操作装置などの仕様が異なります。重機を積み降ろす用途では、道板兼用テールゲートの有無や荷台の乗り込みやすさを確認するとよいでしょう。

また、ラジコンを装備した車両であれば、車外から荷台の動きを確認しながらスライド操作できるため、作業性を重視する場合のチェックポイントになります。

なお、Fゲート(Lゲート)は、荷台後部のゲートを大きく開き、岩石やアスファルトなどを排出しやすくするための仕様です。重機を積み降ろすための道板とは役割が異なるため、混同しないようにしましょう。

現場の道幅や作業スペースに合ったサイズを選ぶ

車両サイズも重要なポイントです。住宅街や狭い工事現場で使用する場合、積載量だけを重視して大きな車両を選ぶと、現場へ進入できなかったり、十分な作業スペースを確保できなかったりする可能性があります。

車両の全長・全幅・全高に加え、荷台を後方へスライドさせるために必要なスペースまで考慮して選びましょう。

ローダーダンプの導入方法|新車・中古車・レンタル


ローダーダンプを導入する方法には、新車購入・中古車購入・レンタルがあります。
使用頻度や予算、必要となる期間に合わせて選びましょう。

新車購入|長期間使用する場合に向いている

新車は、希望する車格や架装、装備などを選びやすいことがメリットです。長期間にわたって継続的にローダーダンプを使用する予定があり、用途に合った仕様を細かく選びたい場合に向いています。

一方で、中古車と比較すると導入費用が高くなりやすく、仕様や時期によっては納車まで時間がかかる場合があります。

中古車購入|価格を抑えて導入しやすい

中古ローダーダンプは、新車と比較して導入費用を抑えやすく、条件に合う在庫があれば比較的早く導入できることがメリットです。

ただし、ローダーダンプでは車両本体だけでなく架装部分の状態確認も重要です。

中古車を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。

  • スライド機構がスムーズに動くか
  • ダンプアップが正常に作動するか
  • 油圧シリンダーやホースから油漏れがないか
  • スライドレールに大きな摩耗や変形がないか
  • ラジコンなどの付属装備が正常に作動するか
  • 最大積載量と荷台寸法が用途に合っているか
  • 整備記録や架装の状態を確認できるか

年式や走行距離だけで判断せず、ローダーダンプならではの架装部分まで確認することが大切です。

関連記事:中古トラック購入で失敗しないための注意点・チェックポイント

中古ローダーダンプをお探しならトラック流通センターへ

トラック流通センターでは、ローダーを装備した中古ダンプを掲載しています。積載量や荷台寸法、架装、年式などを比較しながら、用途に合った車両をお探しいただけます。

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レンタル|短期間だけ必要な場合に便利

特定の工事や繁忙期など、限られた期間だけローダーダンプが必要な場合はレンタルも選択肢です。購入費用をかけずに必要な期間だけ使用できるため、使用頻度が低い場合や、一時的に台数を増やしたい場合に向いています。

一方、長期間・高頻度で使用すると購入したほうがコストを抑えられる場合もあるため、使用期間や稼働頻度を踏まえて比較しましょう。

ローダーダンプに関するよくある質問

ローダーダンプとセーフティーローダーの違いは?

大きな違いは、土砂などを排出するためのダンプ機能の有無です。ローダーダンプは、荷台のスライド機能に加えてダンプアップ機能を備えています。

一方、セーフティーローダーは車両や重機の運搬を主な目的とした車両で、一般的には土砂をダンプ排出するための構造ではありません。重機の運搬と土砂運搬の両方を一台で行いたい場合は、ローダーダンプが候補になります。

3tローダーダンプではどのくらいの重機を運べますか?

「3tローダーダンプ」と呼ばれる車両でも、実際の最大積載量や荷台寸法は車両・架装によって異なります。

運搬できるかどうかは、重機の重量が車検証に記載された最大積載量の範囲内であることに加え、荷台の長さや幅に収まるかを確認して判断します。「3tクラスだから3tの重機を必ず積める」とは限らないため、購入前に車両ごとの仕様を確認しましょう。

ローダーダンプの運転に特別な免許は必要ですか?

公道でローダーダンプを運転するには、車両総重量と最大積載量に対応した運転免許が必要です。

普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許のどれが必要になるかは車両によって異なるため、車検証の車両総重量と最大積載量を確認してください。

なお、油圧ショベルなどの建設機械を操作してローダーダンプへ積み降ろす場合は、使用する重機や作業内容に応じた資格・教育が別途必要になることがあります。

関連記事:ダンプカーの種類・価格・必要な免許を詳しく見る

まとめ

ローダーダンプとは、荷台を後方へスライドできる機能とダンプアップ機能を備え、重機の運搬と土砂の運搬・排出を一台で行えるダンプです。スライドダンプやセーフティダンプなどと呼ばれることもあり、建設・土木現場を中心に活躍しています。

一台で複数の用途に対応できることがメリットですが、購入時には最大積載量だけでなく、荷台寸法やスライド機構、油圧系統、テールゲートなどの状態・仕様を確認することが重要です。

特に中古車は同じローダーダンプでも年式や架装、装備が一台ごとに異なります。運搬する重機の重量や現場環境を整理したうえで、用途に合う車両を選びましょう。

希望に合うローダーダンプが見つからない場合もご相談ください

トラック流通センターでは、積載量や荷台寸法、架装、予算など、ご希望の条件に合わせて中古トラックをご提案しています。

「どのローダーダンプを選べばいいか分からない」「希望する仕様の在庫が見つからない」といった場合も、お気軽にご相談ください。

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