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【対談】小幡鋹伸 愛知県トラック協会 会長

TheTRUCK2016年3月号20
東京駅を朝6時の新幹線に乗ると7時半過ぎには名古屋駅に到着する。駅の近くで軽く朝食
して、効率良く回れば午前中2社、午後3社を取材して普段と変わらない時間に帰宅できる。
名古屋は完全に日帰り圏内である。
名古屋を中核とする愛知県は、尾張地方、西三河地方、東三河地方の3地域で構成されている。
戦国時代には、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など三英傑を始め多くの武将を輩出した特別な
地域でもある。今の東京に繋がる江戸構築は、この三人の配下から出た人材の活躍が大きく、
徳川一族や譜代大名、前田家、浅野家、池田家、山内家、蜂須賀家などの尾張出身者が各地
で大藩を幕末まで支配した。近世日本の大部分は三河武士や尾張出身武士団の支配を受けた
形で、とくに、江戸っ子基質の形成にはこの地域が大きく影響していると言われており、愛知県
には現代日本のルーツと呼べるものがある。
産業は、トヨタ自動車を筆頭に自動車関連企業が数多く存在する。しかし、トヨタ自動車設立
(1937年)前は、一宮市を中心とした繊維産業や、名古屋市の三菱重工業・愛知航空機、半田市
の中島飛行機など航空機産業が盛んであった。また今日では、自動車産業に隠れているものの、
がいし生産で世界一の日本碍子やLIXIL、日本特殊陶業などをはじめとするセラミックス産業も
盛んな地域である。碧南市、高浜市などで生産されている三州瓦は、島根県の石州瓦、兵庫県
の淡路瓦と並んで日本三大瓦として知られている。2005年には愛・地球博と中部国際空港開港
の二大事業があり、東海環状自動車道、伊勢湾岸自動車道、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)
などインフラの整備が急速に進んだ。また2月13日には「新東名高速道路」の浜松いなさJCT
から豊田東JCT(55㎞)が開通したほか、2027年にはリニアモーターカーも運転を開始して
東京と名古屋が約40分で結ばれることになる。
この要衝地域の要となるトラック輸送は一般社団法人愛知県トラック協会(以下、愛ト協)に所属する
事業者が担っており、そのリーダー的存在が小幡鋹伸会長である。名古屋東部陸運㈱のオーナー
で、豊田スタジアムの社長ほか多くの公職があるが、トラック産業界では側面開放車“ワンタッチ幌”
のメイダイ創立者として知られる。今月は愛ト協の活動と小幡鋹伸会長の取り組みを紹介する。
トラック協会長インタビュー《愛知県》
小幡鋹伸
(名古屋東部陸運代表取締役会長)
トラックドラバーを
誇りを持てる職業として…
環境、安全に加えて
“人材”の育成を

TheTRUCK2016年3月号21
一般社団法人愛知県トラック協会の小幡鋹伸会長
秋林路 ホームページで愛ド協の28年度事業計
画をざっと見せて頂きました。(28ページ以下参照)
ずいぶん幅広い分野に渡って事業が計画されてい
ますね。
小 幡 トラック協会の活動は、これだけやってお
れば良いというものではないんです。世の中が変わ
る、あるいは時代が要求するものを先取りして準備し
ていく事が大切で、環境、安全、人材といったテー
マも時代の変化に伴って起きた課題だし、問題意識
をもって世の中の動きをみていれば、やらなければな
らない事を事前に予測することもできます。
秋林路 東西の中間に位置する愛知県は、産業
あるいは物流の面でも重要な地域です。まず、愛ト
協の概況を教えて下さい。
小 幡 愛ト協は、トラック運送事業者が相互信
頼のもとに団結を強め、業界の発展と公共の福祉に
寄与することを目的として設立されています。元は昭
和23年に愛知県貨物自動車協会として発足していま
す。現在の会員数は約2500社、会員各社の緑ナン
バ−のトラック保有台数は約7万1000台です。協会
の事業としては、安全運行の確保、環境対策、交
通事故防止、災害時の緊急輸送などに積極的に取
組み、また会員事業者からの各種相談にも対応して
います。県内各地には9ヵ所の支部、7ヵ所のトラ
ク輸送サ−ビスセンター、それと愛知県トラック会館、

TheTRUCK2016年3月号22
子どもや若いご夫妻の来場が多いトラックと交通安全・環境フェア)「何が見えるのだろう」興味深く中を覗く
中部トラック総合研修センターがあります。
秋林路 トラックの日(10月9日)を中心にした活動
も積極的ですね。
小 幡 物資輸送の9割以上はトラックに依存し
ているので、トラック運送は流通経済の中で極めて重
要な役割を果たしているのですが、残念ながら社会
的評価はけっして高いとは言えません。しかし、幸い
この業界には“トラックの日”が制定されていますの
で、子どもたちや一般の皆さんに、楽しみながら公
共性の高い業種だという事を広く発信しよという事か
ら、平成17年から『みんなで学ぼうトラクと交通安
全・環境フェア』がスターしています。豊田スタジア
ムで開催するこのイベントは、今年で12回目を迎える
ことになりますが、毎年3万人を超える来場者で賑わ
います。
秋林路 愛ド協は大きな会場が使えるので、恵ま
れていますね。
小 幡 豊田スタジアムは、サッカーだけでなく
2019年にはラグビーのワールドカプ開催も決まってい
るし、年間を通して産業振興、音楽イベントなども開
催しているので、知名度も上がっています。最大で4
万5000人の収容能力があるので、色々なイベントが
出来ますが、このトラックの日イベントはスタジアムを市
民に開放する趣旨もあります。
秋林路 どんな方が来場されるのですか。
小 幡 幼児や小さいお子様にも参加頂いてい
ますので、若いご夫妻も目立つようになりました。そ
ういう意味ではこれまでトラックに距離を置いていた
若年層が業界の門をたたくキッカケにもなっていると
思います。
秋林路 トラックの日を制定した目的のひとつも、
この業界を一般に広く知って頂くことですが、愛ト協
はすでに地元でその成果を上げている事になります
ね。最近のトラック運送業界の状況はいかがですか。
小 幡 政府の経済振興政策が功を奏して、トラッ
ク運送も一部には追い風を感じています。しかし、そ
の一方ではドライバー不足が慢性化して深刻の度を
深めています。この先少子高齢化はますます進むの
で、労働集約型のトラック運送事業にとっては最重要
課題です。愛ド協としては、今後、ドライバー技術の
習得だけでなく、そうした課題を解決するための研修
も行いたいと思っています。
秋林路 具体的には?
小 幡 若手の人材確保は勿論ですが、女性労
働力の確保、高齢者が健康でより永く働ける環境作
りに取り組みます。つまり個々の事業者では難しいこ
とでも、愛ト協が応援できる仕組みをつくりたいと考え
ている訳です。
秋林路 愛ト協では昨年、「仕事と生活のバランス

TheTRUCK2016年3月号23
それぞれにイベントテーマを決めて来場者参加楽しいアイドルのステージ
を考える協議会」を立ち上げましたね。
小 幡 はい、昨年10月13日に第1回目の協議
会を開きした。官学の指導を得て、職場におけるワー
クライフバランスを考えていく事になりした。つまり、
職場の安全環境と従業員の健康維持を両立させるた
めにはどうすればよいか。一年間かけてじっり議論
し、解決策を提示する方針です。
秋林路 このドライバー不足は運送業界にとって
益々深刻になると思いますね。
小 幡 最近、バスの重大事故が相次いでいるで
しょう。バスは安値競争でドライバーに負担がかかる
ことが事故原因になるとして、運賃の最低基準を国
が示していた訳ですが、結果としてまた事故が起きて
しまいました。まだ事故原因が究明された訳ではない
けれども、運賃問題だけで事故がなくなるとは考えに
いですね。
秋林路 根本原因の究明とその対策が大事で
すね。
小 幡 そういう事だけれども事故原因を究明し
たから事故がなくなるというものではない。だから予測
と対策が必要になる訳です。
秋林路 具体的にはどんな事を考えておられるの
ですか。
小 幡 少子高齢化の時代だから、人手不足は
トラック運送業界だけの問題ではない。こういう変化
の時代には、総合的に見て必要な手を打つ事が大
事です。その為にはドライバー不足が起きる原因を
考えてその対策を打たなくてはいけません。勿論、
ドライバーの待遇改善は必要だけれども、長時間労
働がなぜ起きるのか、なかなか表面に出て来ないけ
ど、荷主の都合で荷待ち時間が長いことが労働時
間にも影響しているとか、70歳を過ぎるとホントに判
断力が鈍って事故に繋がるのか、女性が働きやす
い職場にする為には何をするべきなのか、運賃を議
論する前に荷主や関係省庁と話し合うべきテーマが
沢山あります。
秋林路 運送事業者だけでは出来ないけれども荷
主や国が協力してくれればドライバー不足は解決でき
という訳ですね。
小 幡 解決できると断言はできないが、やるべき
事があるという事です。例えば、現在でも運行管理
者の資格を得るための研修は愛ド協として積極的に
取り組んでいるけれども、健康管理は個人に任されて
います。だから私はトラック運送には運行管理者とは
別に“健康管理者”が必要だと訴えています。少子
化の一方で日本は長寿の時代ですから、健康で働け
るのであれば年齢は関係ない。70歳でも75歳になっ
ても健康で判断力が衰えなければトラックドライバーと
して働いてもらいたい。ただ、その為には、常に健
康管理を組織的に行う必要があるので、運行管理者
とは別に“健康管理者”を育成する必要うがあると
思っているのです。

TheTRUCK2016年3月号24
各種トラックに親しむ参加者交通安全に活躍する白バイの展示
秋林路 ただ、健康管理は保健所とか病院とも深
く関係していますね。
小 幡 だから個人や会社単位では難しい。現
在建設中のトラク総合研修センターは、恐らく世界
一の規模を誇るセンターになると思いますが、私はこ
のセンターはソフト面の充実に力を入れる考えです。
健康管理についても、官や大学にも参画願って、常
ドライバーとして適正か否かをチェックする制度をつ
る。そして、健康で可能な限り永くドライバーを続
けられるようにする。長時間労働は荷主との協議に
加えて、リレー運行方式を定着させれば、長時間労
働が無くなるし、疲労によるドライブミスも減少するで
しょう。現実に新幹線の運転手はリレー方式で今日ま
で安全を保っています。トラック運送のキツイという点
は大半が荷役作業ですから、荷役と輸送の分離を図
り、ドライバーは新幹線の運転手のようにネクタイを締
め、プライドをもって運転に専念できるようにする。ま
た、インフラを整えて女性ドライバーが増えてくれば、
もっと若者が憧れる職業になるかも知れない。そうい
う事を総合的に取り組めば、少子高齢化の時代であっ
ても2割程度のドライバー不足には対応できるのでは
ないかと考えている訳です。
秋林路 確かににIT関係など若者が憧れる職業
は沢山ありますから、給料を少し上げる程度ではドラ
イバーは集まって来ないかも知れません。
愛ト協の28年度主な事業計画
【経営支援事業】
⑴適正取引に係る諸施策の推進
原価水準に見合った運賃収受の実現に向け、燃料サーチャージ等、適正取
引に係る諸施策を迅速かつ的確に実施する。燃料供給施設を設置し軽油
安定確保を目指す事業者に対し、その設置費用の一部を助成する。
⑵交付金及び近代化基金果実による利子補給
商工中金からの融資により、物流施設等の整備及びポスト新長期規制適合
車の導入にあたり、その借入利息に対し利子補給を行う。
⑶信用保証料の助成
金融機関からの融資に際し、愛知県(または名古屋市)信用保証協会の保
証を利用した場合、その保証料の一部を助成する。
⑷人材確保対策の推進
若年労働者の確保、女性労働力等の活用による人材確保の安定化支援と
して、業界の周知・イメージ向上のための情報発信を行う。
⑸各種講習等に係る助成
講習受講等に係る費用の一部(または全部)を助成し、人材確保の一助とす
る。
 ①自動車事故対策機構の運行管理者一般講習及び運転適性診断
 ②中小企業大学校の講座
 ③陸運労働災害防止協会のフォークリフト運転技能講習等
 ④自動車安全運転センター発行の運転記録証明書等の取得
 ⑤中型・大型等運転免許取得ドライバーのステップアップ支援)
⑹セミナーの開催
経営の一助となる原価計算の活用・燃料サーチャージ導入等セミナーを開
催する。
⑺各種陳情・要望
関係機関に対し、自動車関係諸税の更なる負担軽減・簡素化、その他要
望を適時適切に行う。
【人材育成対策事業】
⑴研修センターにおける研修事業の推進
運転練習コース改修工事に伴い、研修カリキュラムを大幅に変更、組み替
えをし研修事業を継続する。
 ・資格認定講座における講義内容の充実
 ・路上を利用した省エネ走行研修の試行
 ・新たな研修に向けた調査研究
⑵運転適性診断事業の推進
 研修センターにおける適性診断事業の充実

TheTRUCK2016年3月号25
学校に出掛けて子ども達にトラックを学んでもらう
小 幡 今は価値観が大きく変わろうしている時
代だからね。目先のことだけに捉われていると、変化
についていけない事になってしまう。トラック運送業界
に3Kイメージが残っているのは、実態がまだ改善さ
れていないという事です。
秋林路 具体的にはどのようにすれば良いのでし
うか。
小 幡 まず、トラックの中で仮眠させるような事が
あってはいけない。例えば、名古屋〜福岡間に定期
的に運ぶ荷物があるして、これまで一人のドライバー
が2泊3日で熟していたとしますね。しかし、大阪と
広島辺りにリレーのための拠点をつくればドライバーは
その拠点でUターンしてその日の内に出発地に戻って
来ることが出来る。戻れない場合でも、リレー拠点に
宿泊施設があれば、ドライバーはゆっり休養
できるので、スレスが溜まる事もなく安全運
転にも繋がるでしう。
秋林路 その通りですね。こういうレー拠
点は、誰でも利用できるように、国の計画で
NEXCOがつくるとか、公共性の高い施設に
すれば良いですね。
小 幡 理想的にはそうだけれども、先
ずは民間が率先してやらないと、国は動かな
い。そういう意味ではトラック協会が積極的に
取り組めば、国も支援する体制を構築してく
れるかも知れません。
秋林路 確かに日本は先ず民がチャレンジして、イ
ンフラして必要だというところまで来ないと国は動き
せんね。ただ、それで3Kイメージが消えるとは思えま
せん。
小 幡 そうですね。だから、「輸送と荷役」の分
離が必要なのです。プロのトラックドライバーが果た
さなければならないのは100%安全に運行することで
す。その為には天候によって変わる路面状況や周り
を走っている車の様子、道路工事に伴って行われる
交通規制などを的確に判断して、スピード調整やハン
ドル操作をしなければなりません。また、常に体調を
最善な状態に保たなくてはならないので、健康管理
が何よりも大切です。トラックを運転する一方で荷主
1回当たりの受診定員の拡大(8名から最大20名)。新研修棟完成に併せ、
適性診断機器を増設し受診定員を拡大する。
・義務診断(初任診断・適齢診断)の実施回数の変更。義務診断(初任診断・
適齢診断)の実施回数は、1日1回から1日2回に変更し、また、土曜日、
日曜日の実施回数を増やし、事業者の受診要望に応える。
⑶運行管理に関する指導講習事業の認定申請
平成27年度中に運行管理に関する指導講習(基礎講習・一般講習)の民
間実施機関として認定を受けるための準備を整え、国土交通省に認定申請
を行い、平成28年度中の業務開始に向けた準備をする。
⑷トラックドライバーの輸送の安全と環境保全に対する意識の向上策
 ①第47回トラックドライバーコンテスト(全国大会出場者選抜競技)の開催
 ②第4回省エネ走行競技会の開催
 ③会員事業所主催の運転競技会・研修会等開催支援
⑸研修センター改修事業の推進
研修棟完成に引き続き、運転練習コース・実技研修棟等の整備事業に着手
する。
【交通安全・環境対策事業】
《交通安全対策》
⑴交通事故抑止活動の推進
会員の事故削減と飲酒運転ゼロを目指し、以下の目標達成に向けた取り組
みを推進する。
《愛ト協数値目標》※国土交通省「事業用自動車総合安全プラン2009」
 ・2018年までに交通事故死者数を9人以下にする。
 ・2018年までに人身事故件数を1,000件以下にする。
 ・飲酒運転ゼロ
 ・危険ドラック等薬物使用による運行の絶無
 ①トラック・セーフティ・ラリーの実施
  会員事業所においてチームを編成し、安全運転意識を高めながら一定期
間の無事故・無違反に取り組み、事故削減を目指す。
 ②トラック安全デー活動等の推進
  交通事故抑止活動の一環として、「SPEEDDOWN!ゆっくり走ろう!」運動
を展開するとともに、地域の実情に合わせたトラック安全デー及び支部の
交通安全活動を効果的に推進していく。
 ・毎月9日のトラック安全デー」の活動
 ・交通安全活動の実施
 1各支部、研修センターにおいて、自主的な交通安全活動の展開を呼びかけ
るとともにその支援を行う。
 ③事故防止のための社内教育支援
 ドライブレコーダー映像を利用したドライバー教育用ツールの作成及び管

TheTRUCK2016年3月号26
トラックの日パレード制服を来て緊張する子ども達
先でも荷役作業をしていたのでは“安全運転”に集
中出来ません。車体の大きいトラックはドライバーの僅
かなミスが大惨事になり兼ねません。だからプロのトラッ
ドライバーは日常の生活習慣も含めて“プロ意識”
を持たなくてはいけないのです。この意識改革が3K
イメージ払拭になるのです。
秋林路 以前、愛ト協の会長をなさった前田源吾
さん(元愛知陸運社長)にお話を伺ったことがあるの
ですが、戦後間もなくの頃のトラック運転手は、運転
以外はしなくて、荷役作業のために助手を乗せてい
たそうです。当時のトラックは技術的には未熟でした
から、走行中にエンジンが止まったり、タイヤがパンク
したりと故障が多かったようですが、前田さんはどん
な故障でも自分で修理して走らせたそうです。荷役
作業のために同乗する助手は前田さんから車両のメ
カニズムと運転を見習ってプロの運転手になりたいの
で、一所懸命働いたそうです。ですから、その当時
は運転と荷役は分離していたし、運転手のプライドも
高かったのだと思います。
小 幡 そうだね。その後モータリゼーシンになっ
て、車両台数が一気に増えたし、高度経済成長に
突入して、物流も大量輸送など効率化が求められて
来たので、トラックにも狭いベッドがあって車内で仮眠
しながらワンマン運行する時代になった。まだ過積載
トラックが横行していた時代なので、公共の道路を傷
めるとか、事故が大惨事を招くことに国も民間も無頓
着だったと思います。トラック運送に3Kのレッテルが
張られたのはその頃ですね。
理者育成に役立つセミナーを開催し、社内教育のレベルアップを図る。
④急ブレーキ多発地点情報
  急ブレーキ多発地点情報を活用した資料を作成するとともに、管理者、ド
ライバーに役立つセミナーを開催する。
 ⑤愛知県、警察等関係行政機関の実施する交通安全活動への積極的な参加
交通事故件数の減少を目指し、関係行政機関等が実施する交通安全活動
に積極的に参加、協力する。
・春、夏、秋、年末の安全運動等各種交通安全に係わる諸行事に積極的に参
加、実践する。
・高速道路の各種安全活動に積極的に協力、参画する。
⑵交通安全表彰の実施
会員事業所の交通安全活動、交通事故防止の推進をするため、その取り組
みを讃える価値ある表彰を実施する。
 ①各支部から推薦を受けた、平成26年度の交通安全功労会員を表彰する。
 ②自己申告による平成26年度の無事故の会員に対し、「無事故認定証」を授
与する。
③3年間・5年間・7年間・10年間無事故の会員事業者に対し、「交通安全
銅賞」「交通安全銀賞」「交通安全金賞」「交通安全特別賞」を授与する。
⑶安心・安全を支援する事業の実施
 国土交通省、全ト協が助成する安全対策機器及び交通事故防止に有効な機
器に対し購入費用の一部助成を行い、交通事故防止を図る事業者に対し支
援する。
 ①EMS装置(デジタル式運行記録計、エコドライブ支援機器)
 ②運行管理支援装置(IT点呼機器、ドライブレコーダー)
 ③ASV(衝突被害軽減ブレーキ、ふらつき警報、横滑り防止等)装置
 ④安全装置(後方視野確認支援装置、アルコールインターロック、追突防止
装置)
⑷陸運労働災害防止協会愛知県支部との連携による事故防止
 労働災害等の情報交換を行い、事故防止対策を講ずる。
⑸関係機関との連携強化
 ①愛知県交通安全推進協議会
 ②愛知県高速道路交通安全協議会
 ③愛知県交通安全協会・県下各警察署単位の交通安全組織
 ④愛知県自動車会議所を中心とする自動車関連団体
《環境対策》
⑴自動車交通環境改善への対応
 愛知県大気環境基準、地球温暖化防止など、環境対策への更なる対応に
向けて次の事業を積極的に推進する。
 ①グリーン・エコプロジェクトの推進

TheTRUCK2016年3月号27
秋林路 しかし、現在のトラック輸送は全く違いま
す。過積載は荷主も罰せられるので殆どななったし、
トラックの性能も大きく向上したので、正しく整備して
いれば故障することは殆どなくなりした。
小 幡 ところが一方で、道路が良くなりしたか
トラクの使用状況が大きく変わり、一旦事故が発
生すると大惨事になりかねない。だからプロのトラック
ドライバーに求められる内容が昔とは変わってきた。
現代は寝ないで運転するようなことがあってはいけな
いし、“安全”が全てに優先して求められる時代です。
秋林路 警察官とか、自衛隊員とか、お医者さん
とか、消防に携わる人とか、普段は何も起きない方
が良いのですが、一旦事件、事故が発生すると、
個人の判断と技術で対処しなければなりません。そ
の為に、普段から訓練を怠らない訳ですが、トラック
ドライバーにも同じ意識が求められているんですね。
この感覚が一般社会に理解されるようになると、トラッ
ドライバーもプライドが持てるようになるし、この世界
に憧れる若者も増えてくるのではないかと思います。
小 幡 自己管理を全て個人に任せて良い訳では
ないが、そういう意識は大事です。また、ドライバー
不足については、高齢者や女性にどのように働いて
頂くかという問題もあります。
秋林路 そうですね、先日新宿の京王プラザホテ
ルで開催された全ト協の青年部会全国大会では桜運
(愛知県弥富市)の細江良枝社長が、「女性人材の
確保・育成・定着」について発表なさいましたが、こ
れまで男性社会と見られていた業界だけにご苦労が
あるようでした。女性の職場として門戸を開くのであ
れば、トイレ、宿泊施設などのインフラに加えて、セク
ハラの問題もあるので社会通念も変える必要があるよ
うに思いました。
小 幡 確かにトラック運送は圧倒的に男性の多
い職場なので、この業界で女性に活躍頂く為には、
色んな変革が必要だと思います。
秋林路 高齢者については、どのようにお考えで
すか。
小 幡 企業では60歳定年が一般的で、その
後延長雇用で65歳までの間にリタイヤになりますね。
でも、それで働く能力や体力がなくなるかというと、
そうではなくて多くの方が別の企業で働いています。
人生50年と言われた時代なら、60歳定年でも終身
雇用になったと思いますが、現代は75歳でも気力、
体力が充実している人は沢山いらっしゃいます。しか
し、全体としては高齢化と共に判断力も低下します。
トラクに乗務して問題となるのは、安全に対する判
断力が減退している場合です。前述したように、プロ
意識をもって常日頃から健康管理を怠らなければ、高
齢になっても判断力が低下しない人は多くなると思い
ます。人間は健康で長生きして社会に役立つことが
  エコ・ドライブに関するリーダーの育成と社内教育を支援するセミナーを通
して、CO2排出量、燃料コスト、事故件数等の削減に取り組む。また、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用するなど、参加者
の拡大に向けた情報発信に努める。
 ②低公害車の導入助成
  低公害車(圧縮天然ガス自動車、ハイブリッド自動車)の導入にあたり、
国土交通省、全ト協が行う各制度における協調助成を行い、低公害車の
導入促進を図る。
 ③グリーン経営認証取得・更新助成
  グリーン経営認証取得講習会を開催するとともに、認証取得・更新費用
の一部を助成する。
 ④アイドリングストップ支援機器導入助成停車中のアイドリングストップを推進
するための支援機器に対し、導入費用の一部を助成する。
⑵関連機関との連携強化
 ①あいち新世紀自動車環境戦略会議
 ②名古屋市自動車公害対策推進協議会
【適正化事業】
⑴適正化事業の推進
 ①巡回指導の効果的・効率的な実施等の観点から、輸送の安全確保並びに
輸送秩序の確立に向け指導内容の充実強化を図り、特に改善の必要性の
高い事業者に対して改善報告を求めるとともに、再巡回指導を行い、更
なる法令遵守の意識向上に努める。
 ②巡回指導時に「危険ドラッグ等薬物使用のリーフレット」「健康起因事故防
マニュアルを配布し、事業者の意識高揚を図る。
 ③重大事故を誘発する酒気帯び、過労運転、過積載運行を防止するため、
トラックステーション(名古屋・安城)等においてパトロールを実施し、ド
ライバーに対しコンプライアンスの啓発活動に努める。
 ④適正な事業運営を図るため、「巡回指導項目自主点検チェックシート」を作
成・配布し、事業者自らが法令遵守状況等について点検・把握できる体
制づくりの支援に努める。
⑵フォローアップ体制の強化
 巡回に係わる指導結果に基づき、更なる改善を必要とする事業者を対象に
「フォローアップ研修会」及び「再巡回指導」を実施していく。特に、総合評
価がC・D及びE判定事業者の支援に努める。
⑶新規事業者等に対する法令遵守の推進
 新規事業者に対しては、巡回指導前に法令遵守等を中心とした指導講習を
実施して健全経営の確保に努めていく。また、霊柩・一般廃棄物事業者等
については、引き続き集団指導を開催し輸送の安全に係わる事項について
周知徹底を図っていく。

TheTRUCK2016年3月号28
関心の高いセミナー
理想なので、私はトラック協会の総合研修センターを
活用してその実現を目指したいと考えています。
秋林路 具体的にはどういう事でしょうか。
小 幡 新しく設定された準中型免許や大型免許
も取得できるような実習や運行管理者とは別に健康管
理者の育成も考えています。また、ドライバーひとり一
人の適性チェックと予防への取り組みも行ないます。
幸い愛知県下には優秀な大学がありますので、高齢
者に対しても産学協同で科学的に適性チェクを行っ
て、トラックに乗務できる人は出来るだけ永く乗って頂
けるようにしたい。今の人は高齢者でも元気ですか
ら、70歳でも適性をパスする人も多いのではないか
と思います。予防という意味では、既に一般社団法
人運転従事者脳MRI健診支援機構(水町重範代表
理事)がスターしていますが、ドライバーには事前に
MRIなどを受けて頂いて、運転中急に体調トラブル
を起こす危険性のある人は乗務させてはいけないと
考えています。
秋林路 若い人がプライドのもてる職業にするこ
と、女性が活躍できる業界に改革すること、高齢者
になっても適性が科学的に立証された人は乗務を継
続して頂く。そういう事になるとドライバー不足は解消
できるかも知れませんね。
小 幡 そう簡単ではないが、総合研修センター
はソフト面を強化して、全国のお手本になる施設にし
たいと考えています。
秋林路 様々な計画を推進するためには荷主の理
解も欠かせません。
小 幡 輸送は経済活動の血液といってもよい役
割です。従って、輸送が立ち行かなくなると経済にも
大きな影響が及びますし、荷主も打撃を受ける事にな
ます。ですから、荷主とは同じ土俵の上で論議でき
る関係を構築しなければなりません。愛ト協では昨年
2月に官の助言を得て、荷主とトラック事業者が一堂
に会する「パートナーシップ構築セミナー」を開催して
約400名が参加しました。このセミナーでは雇用を確
保するためには適正な取引が必要であることを荷主
に訴えたのですが、今後もこういう活動を根気強く継
続する考えです。
秋林路 災害対策についてはどのような取り組み
⑷指導員の資質向上及び各組織との連携
 ①全国・中部実施機関及び行政機関等の研修会に積極的に参加し、指導員
個々のレベルアップに努めるとともに、部内業務検討会を通じて、法令
解釈、指導技術等の実務的研修を実施する。
 ②関係行政機関等と定期的に連絡会議を開催し、情報交換等、連携を密に
して輸送の安全確保に努める。
⑸安全性評価事業(Gマーク)の認定に向けた支援
 巡回指導時に安全性評価事業の広報啓発活動に努め、認定取得のための
講習等を開催し、認定支援に努める。
⑹運輸安全マネジメントの推進と安全管理の徹底
 巡回指導、適正化研修会等を通じ、「運輸安全マネジメント」の普及・浸透
を図る。特に、安全運行の確保等に関する指導・監督を行う資料等を作成
し、運行管理の指導・啓発の推進に努める。
⑺適正化システムの活用と構築
巡回指導における改善指摘事項等の原因・要因の分析を行い、その結果を
ホームページ等で公開し「見える化」に努める。
⑻輸送秩序確立運動の推進
 ①輸送秩序確立のため全ト協と呼応して「輸送秩序確立運動」を積極的に推
進する。
 ②社会保険等未加入事業者の入会促進に関しては、関係行政機関と連絡
協調体制をより一層密にして、特別講習・ヒアリング等の実施を通じ改善
と是正に努めていく。
 ③輸送秩序を阻害する行為の防止対策を積極的に展開するとともに「輸送
秩序に関するセミナー」を開催し、事業者の意識向上に努めていく。
【荷主とのパートナーシップ及び相互理解の推進】
荷主等とトラック運送事業者とのパートナーシップ確立のための諸対策の推進
及び荷主関係団体との懇談会開催に努める。
⑴運送契約の書面化、燃料サーチャージ導入など取引の適正化に向けた対応
トラック運送業における書面化推進ガイドライン」に基づき、その普及に努
める。また、燃料サーチャージについて、各種広報活動等導入策を推進する。
⑵荷主とのパートナーシップ構築
 関係行政機関と連携し、荷主との情報共有を図る機会を設け、相互理解を
深める。
【その他事業活動】
1.広報事業
⑴第11回「トラックと交通安全・環境フェア」の開催。フェアを通じて協会の
事業活動のPRと、一般社会において事業用トラックが社会に果たす役割
を広報するとともに、全会員が参加するイベントとして企画、全ト協の協力

TheTRUCK2016年3月号29
ですか。
小 幡 これは愛知県と連携して今年10月までに
大規模災害に備えた緊急物資用の倉庫を整えること
になっています。この倉庫は空いている時は体力増
進のための運動施設として活用したり、荷役を担当
する人にはフォークリフトの技能向上などの場所として
活用します。
秋林路 分かりした。ところで、トラック産業界と
ユーザーである運送業界のあり方についても少し伺い
たいのですが、これまでインタビューしたトラック協会
長さんの全てが「最近、我々の声がトラックメーカーに
届きにくなった。と述べておられます。その点はい
かがでしうか。
小 幡 それは、トラックディーラーが弱体化した
からではないかと思います。勿論、我々はトラックで仕
事をしているので、荷主の要望に応えるために、どの
うなトラックを使えば良いか常に考えています。その
要望は地域を担当するディーラーに伝える事になり
すが、その情報が物づくりに反映されるケースが少な
なったことは確かだと思います。つまり、ディーラー
がメーカーを動かす力が弱くなったという事でしう。
秋林路 ご存じの通り、最近までトラックメーカーは
県別に販売会社を置いて、その下にきめ細かく営業
所を配置していました。それも大型4社が同じような
販売体制を構築したので、トラックは営業マンも多く
強大な販売体制でした。また、トラックと運送事業に
詳しい人材もディーラーには沢山居ました。ところが、
バブル崩壊以降、トラックのマーケトは大幅に縮小に
なって、トラック産業界の経営が厳しくなってしまいま
した。そこで、メーカーはディーラーを統合して、広
域化を図りした。経験豊富なベテラン営業マンが少
なくなっても、トラクを乗用車と同じようにカタログ販
売できれば、経験豊富なベテラン社員も必要なくなる
訳です。ユーザーニーズをいちいち聞いていたので
は、トラックの完成販売は難しいので、ユーザーの声
に耳を傾ける体制が軟弱になったのではないかと思い
ます。
小 幡 トラックディーラーの人は頑張っておられま
すよ。ただ、我々の声がメーカーに届きにくいのは確
かです。
秋林路 先ほどの女性労働力の問題にしても、高
齢者の適性採用にしても、トラックのあり方と大きく関
係します。また、最近話題になっている自動運転にし
ても、トラク産業界がユーザーと遊離していては、
市場投入は遅れてしまいます。今年のスキーツアー
のバス事故にしても、車線逸脱を判断するセンサー
がバスに搭載されていれば、事故にならなかったかも
を得て開催する。
⑵機関紙「トラックあいち」、ホームページによる情報提供の充実ホームペー
ジや毎月発行するトラックあいち」の紙面の更なる充実と会員向けにあらゆ
る情報を速やかに提供していく。
⑶各種メディアによる広報
 テレビメディア等を通じて「10月9日トラックの日」他各種事業の広報を実
施する。
2.労働環境改善対策事業
⑴労働環境改善に係る活動
「自動車運転者の労働時間の改善のための基準」の遵守を指導するなど、労
働基準法等関係法令の周知徹底を図るとともに、従業員の社会保険への全
員加入に向けた広報・啓発に努める。
⑵睡眠時無呼吸症候群(SAS)スクリーニング検査の助成事業の実施
「睡眠時無呼吸症候群」に起因する事故防止のため、運転者等に対するスク
リーニング検査受検費用の助成を行う。
⑶突発性運転不能障害疾患予防対策の助成事業の実施
 ドライバーの健康に起因する重大事故を未然に防止するため、一般健康診
断結果に基づき、運転不能障害を引き起こす可能性が高い疾患(脳疾患、
心臓・血管疾患)を判定する検査(脳ドック、心臓ドック)を受診する場合、
その費用の一部を助成する。
3.緊急災害輸送対策
⑴総合防災訓練への参加
 9月1日「防災の日」を中心に各自治体で実施される大規模災害発生を想
定した総合防災訓練に関係機関と連携して積極的に参加する。
⑵緊急輸送体制の整備
 全ト協と連携し「大規模災害発生時の緊急支援物資輸送対応標準マニュア
ル」に基づいた体制整備に努めるとともに、相互間の緊急通信体制(テレ
ビ会議システム等)の整備を図り、大規模災害発生時に国・県をはじめと
する関係機関からの要請に迅速に対応する。
4.その他活動
⑴支部組織の充実
 全会員が各支部での事業活動へ参加し、効果的に事業を推進するため、
支部役員が中心となり組織の充実を図る。
⑵未加入事業者の入会促進
 あらゆる機会を活用して未加入事業者へ積極的な入会の促進を図る。
⑶品目別組織対策
 品目別部会の一層の活性化を図るため、全ト協の各部会との連携を密にし
て、部会の機能強化に努める。
⑷青年部会・女性部会の活動支援
 青年部会及び女性部会の活動を積極的に支援する。

TheTRUCK2016年3月号30
イダイの「あけたろー」メイダイの大型OS
名古屋東部陸運の施設の一部名古屋東部陸運の各種輸送車両
知れません。ですから、トラック産業界とユーザーが
遊離していてはいけないと思います。
小 幡 そういう意味では、今秋、トラックの日か
ら御社が開催する「2016NIPPONトラックショー」
が、メーカーとユーザーが交流する場になれば良いと
思います。
秋林路 はい、そのように考えて現在、メーカーへ
の参加を呼びかけているところです。「2016NIPPON
トラックショー」では、様々なテーマで講演会やシンポ
ジウムも開催の予定ですので、安全、環境に加えて
運賃の適正化、ドライバー不足、後継者問題にも貢
献したいと考えています。ただ、メーカーとユーザー
は常日頃から交流が必要ですから、全日本トラック協
会の活動の一環として、定期交流会があれば良いの
ではないかと思っています。
小 幡 全ト協の中には交通・環境を対象にした
部署もあるので、今後の事業計画に反映できればい
いですね。
秋林路 トラック産業界にも日本自動車工業会や日
本自動車車体工業会といった立派な団体があります
ので、メーカーの業界団体としてもユーザーとの積極
交流を推進して頂きたいと思います。
 最後に、小幡会長の名古屋東部陸運とご自身のス
ポーツや趣味について伺いたいのですが、主にどん
な分野の輸送を担っておられるのですか。
小 幡 名古屋東部陸運は豊田市に本社があり
ますが、トヨタ自動車さんやダイハツ工業さんの自動
車部品を中心に幅広く荷主企業の物流に関わってい
ます。会社は昭和33年10月にタイル輸送を主な
業務とする鈴菊運輸株式会社として創業しています
が、その後、自動車部品、宅配、住宅へと輸送の
範囲を拡大するともに、受入、在庫、納入管理を
はじめ、輸送をベースとした関連業務に積極的に取り

TheTRUCK2016年3月号31
小幡会長と歓談する本誌・秋林路(右)
イダイのトレーラーOSメイダイのフルトレーラー
組み、総合的な物流会社へと発展してきました。荷
主ニーズに積極的に応え、信頼を積み重ねながら、
社会に貢献する会社を目指しています。
秋林路 営業拠点はどのように展開しておられる
のですか。
小 幡 現在、本社を含めて中部に7拠点、東
北に1拠点、関西に3拠点、中国と九州にそれぞ
れ1拠点です。
秋林路 最近は連結車両(トレーラ)も多いようで
すね。
小 幡 トレーラは大量高速輸送に最適ですし、
最近は規制緩和で長大な車両も使えるようになりまし
た。時代に合った最適車両を使用して荷主ニーズに
応えています。ドライバーへの負担を軽減するリレー
輸送を実施しています。
秋林路 小幡会長はトラック産業界ではワンタッチ
幌を開発した㈱メイダイのオーナーとしても広く知られ
ています。ワンタッチ幌は一時、ウイングボデーを上
回る販売台数がありましたので、荷役の機械化に大き
く貢献した車両です。
小 幡 もともとワンタッチ幌はトラックのシート掛け
作業中の怪我が多く、幌型トラックの側面を油圧など
使わずに短時間で開閉できないかと考案した車両で
す。車体産業界にも協力頂いて広く普及させる事が
出来ました。
秋林路 メイダイには住宅部門もありますね。
小 幡 はい、主にトヨタホームの輸送、施工を行っ
ています。運送事業と施工部門を一体的に行えると
ころが当社特長です。
秋林路 個人的なことは、先般執筆された『天・
地・人』に書いておられますが、公職も広範囲にわ
たりますし、交友関係もスポーツ、芸能、芸術など
多岐に渡ります。ご自身ではスポーツはいかがなの
ですか。
小 幡 スポーツは健康を兼ねてゴルフを続けてい
ますが、ホールインワンを3回経験しています。(笑)
秋林路 それは驚異的です。音楽や芸能、絵画、
陶芸など、それぞれの分野でップレベルにある皆様
との交流も多彩ですね。
小 幡 確かに少々の絵画や陶芸品をもっており
ますが、これらの作品だけでなく、その作家と出来る
だけ親しくお付き合いさせて頂き、私自身も勉強させ
て頂くことを楽しみとしております。
秋林路 小幡会長の公私にわたるご活躍はとても
限られた紙数ではご紹介できませんので、改めてお
伺いさせて頂くことにします。
 今年は愛ト協の新しい総合研修センターも完成しま
すので、ご多忙と存じますが、健康には充分留意し
てご活動頂きたいと思います。本日はお忙しいところ
長時間有難う御座いました。

TheTRUCK2016年3月号32
いよいよ動き始めた特車規制緩和によるトレーラの大型化
物流の国際化、輸送の効率化や
ドライバー不足にも貢献
一方で違法特殊車両の
取締り罰則強化は要注意
トレーラの大型化、法令改正のポイント
 まず、今回の法令改正のポイントから…。トラッ
ク、トレーラに関係する主な法令は道路運送車両法
(車両保安基準)、道路法(車両制限令)、道路交通法
の3つである。
 通常、車両が道路をフリーに走行できるのは、こ
れら法令で定めた制限を満たすものに限られるが、
車両の構造や積載物の種類などによっては制限を超
える物もあることから、特例として申請手続きをし
て許可した車両に限って通行する事を認めている。
これが特殊車両通行許可制度である。
 今回の法令改正は、バン型等セミトレーラの特例
8車種に限って規制を見直し、大型化を図ったもの
であるが、その対象はバン型セミトレーラ、タンク
型セミトレーラ、幌枠型セミトレーラ、コンテナ用
セミトレーラ、自動車運搬用セミトレーラの特例5
車種に加えてあおり型セミトレーラ、スタンション
型セミトレーラ、船底型セミトレーラの3車種が
追加されている。(図−1)
 改正内容の要点は凡そ次の点である。
【その1】バン型等のセミトレーラをけん引する1
軸駆動エアサストラクタの駆動軸重を10トンから
11.5トンに引き上げた。(図−2)
【その2】バン型等のセミトレーラをけん引するト
ラクタの輪荷重を5トンから5.75トンへ引き上
げた。(図−3)
【その3】バン型等のセミトレーラの車両総重量の
上限を36トンへ引き上げた。(図−4)
【その4】上記1〜3によって特例8車種のセミ
トレーラと2軸エアサストラクタの連結車両総重
量の上限を見直した。(図−5)
トレーラの大型化による輸送効率化促進
 昨年3月31日、「道路運送車両の保安基準及び車両の通行の許可の手続き等を定め
る省令の一部を改正する省令」が公布された。これは車両のレーラ化、大型化を図るこ
とによって、燃料消費量の削減、環境問題へも対応する一方、レーラ等のリレー輸送によ
ドライバーの労働環境改善にも繋げる狙いがある。また、経済のグローバル化に伴って
国際物流が活発になっていることから45feet国際コンテナの陸上輸送に対応する目的もあ
る。しかし、今回の法令改正は道路の老朽化対策が主目的であるため、ルールを守る車
両は緩和する一方で違法車両に対する取締や罰則は強化されている。
 このトラック、レーラを取り巻く法令の改正によって、わが国の車両づくり及び使用方法
は大きな転換期を迎えているが、その内容については未だ周知徹底されている状況には
ない。そこで、公益社団法人全日本トラック協会では、このほど『トレーラの大型化による
輸送効率化促進ハンドブック』を作成して運送事業者への啓蒙活動に力を入れている。
 そこで、今回は法令改正の内容を再確認すると同時に違法車両の取締状況や罰則な
どについても解説する。(なお、本稿に掲載の図表の一部は『トレーラの大型化による輸送
効率化促進ハンドブック』から転載したものである。

図−1
TheTRUCK2016年3月号33
【その5】バン型等セミトレーラの長さ(連結装置か
ら車両後端までの長さ)を12mから13mに引き
上げた。(図−6)
【その6】バン型等セミトレーラ連結車の全長を
17mから最大18mに引き上げた。(図−7)
今年1月25日から本格的にスタート
 昨年3月1日に公布された「道路運送車両の保安
基準及び車両の通行の許可の手続き等を定める省令
の一部を改正する省令」に基づいて、5月には道路
運送車両法(車両保安基準)を緩和、6月1日から
は道路法(車両制限令)が緩和、今年1月25日か
ら「特車ゴールド」が実施に移されて、トレーラの大
型化が本格的にスタートした。
 国土交通省では、道路を賢く使う取組の1つと
して、ITを活用した賢い物流管理を推進するとし
て、『ETC2.0』装着車への特車通行許可を簡素化す

図−2
図−3
TheTRUCK2016年3月号34
る目的で「特車ゴールド」の制度を今年1月25日
㈪13時からスタートさせている。(36P別紙参照)
 「ETC2.0」では、道路側のアンテナであるITSス
ポットとの高速・大容量、双方向通信で、世界初の
路車協調システムによる運転支援サービスを受ける
ことができる。また、交通が特定の時間や場所に集
トレーラの大型化による輸送効率化促進

TheTRUCK2016年3月号35
中するのを減らしたり、事故を未然に防いだり、道
路の劣化を緩和することが可能となる。その結果、
限られた道路ネットワークでも、より効率的に、長
期的に使える「賢い使い方」ができるという。
 国土交通省では「ETC2.0を活用したこの制度の
導入により、深刻なドライバー不足が進行するト
ラック輸送について、渋滞や事故を避けた効率的な
経路選択が可能となり、物流効率化への効果が期待
される。」としている。
 これまで、特殊車両については申請して許可を得
た経路しか通行することが出来なかったが、業務支
援型のETC2.0を搭載している特車については全
国の大型車誘導区間自由走行を認めている。これま
での特車は発着地が同じであっても、10経路を走
るためには10経路全ての申請が必要であったが、
これからは大型車誘導区間内の経路であれば1経
路の申請で自由に走行できる。
 また、今回の規制緩和で注目されているのはトラ
クタの駆動軸重を10トンから11.5トンに拡大し
たことであるが、トラック運送事業者にとってメ
リットとなるのは基準内の車両総重量の枠が28ト
ンから36トンに拡大したことである。
 つまり、これまで28tを超える車両は全て基準
緩和の申請を行い許可を得て製作する必要があっ
たが、大半の特例8車種の車両が基準内となった
ため同申請が不要となった。日本では単車の大型
トラックはGVW25トンで最大積載量は14〜5
トンが最大である。基準内トレーラの最大積載量
は従来20トン程度であったが、今回の規制緩和
で最大30トン程度になる。つまり、従来は大型
トラックをトレーラに切り替えても最大積載量
差は5〜6トン程度であったが、今度はほぼ2倍
となるのである。これまで、2台で運んでいた物
資を1台で運ぶことができるので、効率アップに
なると同時にドライバー不足にも貢献すると考え
られているのである。
強化された特車の取締と罰則
 今回のトレーラ大型化に関する規制緩和には、二

TheTRUCK2016年3月号36
トレーラの大型化による輸送効率化促進

図−4
TheTRUCK2016年3月号37

TheTRUCK2016年3月号38
つの側面がある。その一つは、輸送単位を大きくす
ることによって、経済活動等への貢献度を高めるこ
とであるが、一方では増大する道路インフラへの対
策が必要となり、違反車両への取り締まりを強化し
ている。
 物資輸送はよく人体の血流に例えられる事がある
が、今回は血流を大きくすることによって経済効果
などを高める狙いがある。しかし、血流が大きくな
ると血管への負担も増大する。とくに、塊を持った
悪質な血液が流れると血管を痛めたり、詰まったり
して、最悪の事態を招きかねない。
 道路を走る車両重量などを制限する車両制限令
は、高度経済成長の昭和46年からスタートとして
いるが、諸外国に比べると非常に厳しい制限を課し
てきた。もともと日本の物資輸送は鉄道が中心で、
道路は旅客輸送に使う概念が強く、今日のように物
資輸送の90%以上をトラックに依存することは想
定していなかったのではないかと思われる。
 従って、一般道路橋の設計荷重も、道路橋示方書
によるTL−14とか、TL−20といった耐荷重の
小さいものが多く、経年変化によって使用限界に近
づきつつある。また、首都高速のように建設から半
世紀以上を経過している道路もある。
 国土交通省としては、これらの道路を欧米のよう
に耐荷重の大きい道路に作り直したいところである
が、その為には膨大な予算が必要となるので、俄に
は難しい。しかし、経済の国際化で大型の国際コン
テナも受け入れざるを得ない一方で、少子高齢化等
でドライバー不足も顕著になってきた。
 そこでトレーラの大型化に踏み切ったものの、心
配なのは大型化した上に更に過積載などの違法車両
が通行して道路を傷めることである。
 道路は路面や橋梁、トンネルなどで構成される
が、車両の軸重や輪荷重は路面に影響し、車両総重
量は橋梁に、高さや幅など寸法はトンネルや付帯設
備に関係する。従って、国土交通省は、トレーラの
規制緩和の一方で、違法車両へ罰則を強化して摘発
に乗り出しているのである。
 これまで、トラックに対する行政処分は過積載が
中心で、その責任が荷主にも及ぶことになって、最
近は殆どなくなってきた。しかし、昨年3月から
は“特車違反”も行政処分の対象になっているので
ある。以下、図−8が規制強化のポイントである。
 この“特車違反”に対する取締方法には、取締基
地による取締りと車両重量自動計測装置による取締
りの二つがある。(図−9)また、法令に基づく罰則
規定は(図−10)のようになっている。
早急に必要な“特殊車両”に対する正しい認識
 以上、トレーラの大型化と違法車両の取締りと罰
則について、述べてきたが、ここで問題となるのが
“特殊車両”に対する認識が、荷主や運送事業者、
車両製造業者等に未だ周知徹底されていないという
点である。
 一般に特殊車両は「構造が特殊な車両」と解釈され
ている。正しくは「車両の構造が特殊な車両、ある
いは特殊な貨物を輸送する車両で、幅、高さ、長
さ、総重量のいずれかが、車両制限令で定める一般
的制限値を超えたり、橋、高架道路、トンネル等に
おいて各道路管理者が定める制限値を超えるものを
いう。」となっている。そして、その一般的制限値と
は幅:2.5m、長さ:12.0m、高さ:3.8m、総重量:
指定道路は(最大)25トン、その他道路一律20ト
ン、軸重:10トン、隣接軸重:18〜20トン、
輪荷重:5トン、最小回転半径:12mである。
 例えば、道路交通法は運転免許を取得する際に誰
もが勉強するので、「積載物の長さは、車両全長の
10分の1まで超えても良い。と理解している。と
ころが、車両制限令では、積載物が車両全長を超え
一般的制限値を超える場合は特殊車両の申請をしな
いと法令違反になる。具体的には、10トン積載の
普通大型トラックは殆どの人が特殊車両ではないと
思っている。しかし、全長12mのこの大型トラッ
クに13mの電柱を積載すると車両制限令では“特
殊車両”となり、通行申請が必要となるのである。
今回、取締りの対象にしているのは、トレーラだけ
ではなくて大型車両の全てが対象になっているの
で、影響が大きいのである。
 また、この4月からは昨年4月に改正された荷
主に対する勧告も強化されるので、特殊車両につい
ては運送事業者だけでなく、企業の物流担当者も充
分な研究が必要となる。
 この点について、講習会などで啓蒙活動を続けて
いる全日本トラック協会の礎司郎輸送事業部長は次
のように述べている。
トレーラの大型化による輸送効率化促進

図−5
TheTRUCK2016年3月号39
「今回のトレーラの大型化は、これまで特殊車両
として申請が必要であった特例8車種のバン型等
セミトレーラについて、規制の緩和を行った上でさ
らに自由走行という新たな通行を認めるものです
が、取締りと罰則はトレーラだけではないのです。
特殊車両の全てが対象になることを認識してほしい
と思います。その為には、特殊車両に対する概念を
正しく理解して、車両を運用する必要があります。

図−6
図−7
TheTRUCK2016年3月号40
トレーラの大型化による輸送効率化促進

図−8
TheTRUCK2016年3月号41

図−9
TheTRUCK2016年3月号42
トレーラの大型化による輸送効率化促進

図−10
TheTRUCK2016年3月号43
例えば、車検証に総重量20トン未満の記述があっ
ても、積載物によっては“特殊車両”となり、通行
申請をして許可を得ていなければ、取締りの対象に
なり、荷主へも勧告がおよぶことになります。この
点は非常に重要で、荷主は車両に積載できる重量だ
けでなく、積載して走行しても大丈夫か否かを確認
する必要があります。また、この1月25日からス
タートしているETC2.0と連動した“特車ゴール
ド”についても、自由走行となる道路や対象となる
ETC2.0車載器を正しく装着して、賢明な使い方を
される事を希望します。」
 今回の規制緩和は、わが国の物流およびトラック
輸送にとって大いなる前進である。しかし、もの事
が大きく変わる時、混乱は避けられない。ETC2.0
の活用ひとつにしても、まだ不明な点が多くあると
言われており、官は民間に対してきめ細かく情報提
供すると同時に、民間の動向にも注視しなければな
らない。また、全日本トラック協会では、ハンドブッ
クを制作したり、地方トラック協会への講演など啓
蒙活動を続けているが、この規制緩和はトラック
メーカー、トレーラメーカー等物づくり業界にとっ
ては商品展開に関わる問題なので、充分な研究が必
要である。
 本誌では今年10月9日から幕張メッセで開催
する「2016NIPPONトラックショー」でも、講演
会、シンポジウム等を通してこの問題を啓蒙するこ
とにしているが、関係者の積極的参加を期待したい。
(秋林路)

世界のトラック研究
マーティン・ルンドステット新CEO
(撮影:スヴェン-エリクリドストランド)
TheTRUCK2016年3月号
44
ブランド別収益責任を明確化
 記者会見で明らかになったのは、各ブランド事業部
は夫々に担当する市場に於いて収益に責任を持たな
ければならないこと、新たなブランド経営方針はこの
2016年3月1日から実施に移されることなどが表
明された。
 新体制では、担当地域毎にブランド名とその役割
を鮮明にする。前任のCEOであったオロフ・パー
ションは、ボルボ以外に3ブランドを2012年まで
に傘下に収め、ボルボ・グループとして統一ブラン
ド化して全世界市場に展開しようとしてきた。これ
に対し、ルンドステット氏は各ブランドの強みを夫々
が得意とする市場毎に今後も独立して活かしていこ
うとする。
 ルンドステット氏は記者会見で、自身は直前までラ
イバルに相当するスカニア社でCEOとして統治に当
たっていたことを披露した上で、「自分はボルボ・グ
ループが全世界で営業展開するに当って、各ブラン
ドがボルボの組織体の中で明確な利益責任を自覚し
有機的な成長を遂げてくれることを基本方針として打
ち出すつもりである。これが意味するところは、各
ブランドが得意とする営業基盤において確固たる収
益性に立脚した行動を、短期的にも長期的にもこれ
まで以上に強化しなければならないということなので
す。と述べた。
(続報:ボルボ・グループ商用車事業の新世界戦略)
昨2015年10月、ボルボ・グループ
に新プレジデン&CEOとして着任した
マーティン・ルンドステット氏は最近の
記者会見で、初仕事としてグループ内
の四つのブランド、即ちボルボ、マッ
ク、ルノーそしてUトラックスに影響を
及ぼす「改革」の断行を宣言した。
本誌ヨーロッパ特約記者
スヴェン-エリクリンドスラン
訳・構成=
西襄二

TheTRUCK2016年3月号45
ブランド毎に強みを伸ばす
 北米における大型トラックの営業では、これまでボ
ルボとマックの両ブランド車を展開していたが、双方
の本社部門はノースキャロライナ州のグリーンズボロ
市に隣接して置かれていた。今後は物理的にもより
独立色を強めるだろう。
 デニス・スラークル氏はこれまで北米のボルボ及
びマックの両ブランドで営業展開を担当していたが、
今後はボルボ取締役会には留まるが、マック車の世
界展開専任役員としての役割に徹することになる。
マックの社長であったスティーヴン・ロイ氏と北米ボ
ルボの社長であったゲラン・ニーベルク氏は共にこれ
までスラークル氏の補佐を受けていたが、今後は、
ニーベルク氏は北米に留まって新たにボルボ車の世
界展開に責任を持つ立場になりスウエーデンのゴーテ
ンバーグのボルボ本社で指揮するレース・ニルソン氏
を補佐することになる。
 ボルボ傘下の他の2大ブランドはアジアを基盤とす
るUDトラックス及び欧州を基盤とするルノーだが、U
Dブランド車の北米での展開は今後は無くなる。
 ボルボの新組織体は、各ブランドに共通する用途
毎に適したコンポーネントの技術開発、部品及びコン
ポーネントの購買、そして製造などの機能については
集中管理を行い各ブランドに展開する。
 なお、ボルボ・グループとしてバス及びコーチ、マ
リーン関係製品及び建設機械用エンジン及び機器の
開発・製造・販売はボルボブランドで継続される。
[ボルボによるプレスリリース全文]
ボルボ・グループの取締役会権限改革
トラック部門経営責任、より鮮明に
2016年1月27日付
 ボルボ・グループはトラック部門のブランド戦略を
見直し、マルチブランドでの市場経営責任を明確に
する。4つの独立したブランド、即ちボルボトラック、
UDトラックス、ルノー・トラック、そしてマックトラッ
クを持つボルボ・グループでは、ブランド毎に地域を
関係づけて事業部制を敷くことになる。これに伴い、
取締役会内部の異動を発表する。
 ボルボ・グループに新プレジデント&CEOとして
着任したマーティン・ルンドステット氏は、「今回の機
構変革はわが社のトラックビジネスについて、拡大基
調にある今、今後の発展と利益構造に対する責任の
明確化が必要であり、有機的な成長に欠かせないと
判断した結果であります。と説明している。また「当
社の組織をこれまでより簡素で分かり易く再編し、経
営判断を短時間に下し顧客により近いところで営業
活動が出来るようにします。そしてグループの取締役
会として最適な総合的トラックビジネスの展開を図り
ます。とも表明している。
 当社はここ何年かの間に世界的な有力ブランドを
取得してトラック分野で規模の拡大を果たしてきた
が、これからはビジネスを再編し顧客との関係をより
密接なものとし、互いに有機的に発展を目指し収益
力を高めてゆく段階に移行してゆくことになる。
「近年のブランド間の相乗効果を高める努力が実っ
て、ボルボ・グループをして世界でも最も望ましい運
輸機能の提供者としての地歩を確実なものにするに
至りました。とマーティン・ルンドステット新CEOは
続ける。「新たな経営管理モデルでは、明確な複数の
ビジネス方針に基づいて運営することを目指します。
これにより、各ビジネスユニットは短期的にも長期的
にも夫々の組織内で最適な収益構造を作り上げるこ
とになります。
 ボルボ・グループとして保有する技術開発力と製造
能力は夫々のビジネスユニットで温存するが、加えて
基本的な経営資源は夫々のブランドに配分し、トラッ
ク部門としての購買機能はグループの取締役会が権
限をもって運営される。こうした経営機構改革を行う
に当たって雇用は維持され変更は計画されていない。
 新しい経営機構は2016年3月1日からスタート
する。この日をもってボルボ・グループは10指を数
えるビジネスエリア即ち事業部門から構成されること
になる。
 具体的には、ボルボトラック、UDトラックス、マッ
ク・トラック、ルノー・トラック、ヴァリュートラック&
JVs、ボルボ建設機械、ボルボバス、ボルボペンタ、
政府直納部門、及びボルボ・フィナンシャル・サービ
セスの10部門である。
 なお、3月1日よりボルボ・グループ取締役会は
以下の13名で構成される。

世界のトラック研究
左:マーティン・ルンドステット氏
右:クレース・ニルソン氏
坂上優介氏
「ゆきみらい2016in盛岡」に出展された「クオン」除雪車
TheTRUCK2016年3月号
46
マーテン・ルンドステットプレジデント兼CEO
(MartinLundstedt,PresidentandCEO)
ヤン・グランダーCO代理兼&CFO
(JanGurander,DeputyCEOandCFO)
レース・ニルソン ボルボ・トラック担当
(ClaesNilsson,VolvoTrucks)
ヨアキム・ローゼンバーグ UDトラックス担当
(JoachimRosenberg,UDTrucks)
ブルーノ・ブリン ルノー・トラックス担当
(BrunoBlin,RenaultTrucks)
デニス・スラークル マック・トラック担当
(DennisSlagle,MackTrucks)
マーティン・ヴァイスバーグボルボ建設機械
(MartinWeissburg,VolvoCE)
ルビルン・ホルムスロムグループ・トラック・テクロジー
(開発担当)
(TorbjörnHolmström,GroupTrucksTechnology)
マイケル・ブラトグループ・トラック・オペレーション(製
造担当)
(MikaelBratt,GroupTrucksOperations)
(TBA,GroupTrucksPurchasing)
ソフア・フライトバーググループ・リーガル&コンプライ
アンス
(SofiaFrändberg,GroupLegal&Compliance)
セスチン・レナード グループ・ヒューマン・ソース
(KerstinRenard,GroupHumanResources)
ヘンリー・シュテンセン グループ・コミュニケーシン&サ
ステナビリテ・アフェアーズ
(HenrySténson,GroupCommunication&
SustainabilityAffairs)
 なお、上記のボルボ・グループ・プレスリリースを
受けて、UDトラックス㈱は次の発表を行っている。
(以下、UDトラックス社によるプレスリリース全文)
2016年1月29日付
役員人事について
 2016年3月31日付で、UDトラックス株式会社取締
役会長坂
󱢖󱢊󱢅󱢇
上優
󱣇󱢅󱢚󱢑
介が取締役会長を退任することになり
した。またボルボ・グループが1月27日に発表した組
織再編により、同グループの現商用車販売事業部門(グ
ループ・トラック・セールス)の最高責任者兼UDトラック
ス株式会社取締役ヨアキム・ローゼンバーグが代表取
締役会長として就任する予定です。本件は、来る2016
年3月開催予定の株主総会およびその後に開催される
取締役会で正式決定いたします。
 坂上優介は2004年(平成16年)日産ディーゼル
業株式会社(当時)に入社し、専務取締役、取締役副
社長を経て2012年3月(平成24年)に代表取締役社
長に就任いたしました。
 2013年にはUDトラックスブランドとして初の新興国向
け大型車クエスターを投入、2014年にはボルボ・グルー

TheTRUCK2016年3月号47
プ・ジャパン株式会社、販売会社のUDトラックスジャパ
ン株式会社との3社合併をリードし、日本国内の製造・
販売体制の一本化の基礎を築くなど多大な貢献をいた
しました。
さかうえ
上優
󱣇󱢅󱢚󱢑
介略歴:
昭和49年4月株式会社日本興業銀行入行
平成7年6月スイス興銀社長
平成11年3月株式会社日本興業銀行人事部参事役
平成12年4月興銀証券株式会社常務取締役
 兼執行役員
平成12年10月みずほ証券株式会社常務執行役員
平成16年4月日産ディーゼル工業株式会社顧問
平成16年6月同社専務取締役
平成19年6月同社取締役副社長
平成24年3月UDトラックス株式会社代表取締役社長
平成27年1月UDトラックス株式会社取締役会長
平成28年1月東京オリンピク・パランピック競技大
 会組織委員会副事務総長現在に至る
(平成22年2月日産ディーゼル工業からUDトラックス
へ社名変更)
【訳者補足】
驚きの人事
 本誌が特約してヨーロッパに軸足を置くスヴェン-
エリク リンドストランド記者が昨年リポートしてきた
(本誌2015年12月号84頁〜参照)ように、新
たにボルボ・トラックス・グループのトップについたの
は、前スカニア社社長のマーティン・ルンドステッ
氏である。同じスウエーデンに本拠を置くいわばライ
バル企業からの転進であり、訳者にとって驚きの人
事であった。
 世界のトラック市場でトップを走るダイムラーが展
開する地域別ブランド戦略を強く意識し、これを猛追
すべく現状に大鉈が振るえる背水の人事を行ったと言
える。
 考えて見ると、伝統ある企業が更なる成長を目指
してM&Aを行うことは世に多くの事例があり、ボ
ルボはトラック企業に対象を絞ってこれを行って来て
現在の姿がある。しかし、北米市場戦略では自力で
ボルボブランド車で顧客開拓を始めた後に、ヨーロッ
パを基盤とするルノー・トラックを傘下にした時点で、
既にルノー・トラックが取得していた北米マック・トラッ
クスがあったことが問題を複雑にし、これがダイム
ラーと違うシチュエーションをつくりだした。
 ダイムラーは商品ブランドとしてメルセデス・ベン
ツを一貫して掲げ、企業グループの呼称ダイムラー
と区別している。北米市場にフレートライナー車、ウ
エスターンスター車の複数ブランドを有しているが巧
みに市場内で住み分けているように見える。
 FUSOについては、商品力と市場実績を尊重して
アジアに限らず欧州でもアフリカでも存分に活躍して
もらおう、との姿勢が読み取れる。乗用車も擁する
総合メーカーのスタンスといえるかもしれない。
〝化学反応〟は起こるか
 ボルボはグループ呼称と商品ブランドが同一であ
るところに強みと弱みが同居していると言えなくもな
い。今回のトップ人事の最初の仕事が、ブランド毎の
担当市場の再配分、各ブランドの責任を収益力をキー
ワードとして夫々のトップに手腕を競わせることになっ
たのも、しがらみの無いグループトップが夫々のブラ
ンド毎に新しい担当トップを配置し、存分に力量を発
揮してもらう体制を敷いたことになる。
 もう一つのキーワードは有機的(organic)なブラン
ド間の関係強化を挙げている。具体的には〝車として
の共通部分〟、いうならば他社が言っているコモン・
アーキテクチャー、或いは共用可能な部品・コンポー
ネントの展開、などを進めてコスト構造を合理化しよ
うとの意図が見えてくる。互いに体質の異なる組織が
〝化学反応〟を起こして意外な有益な結果を生み出す
こともあろう。
 今回の新体制移行は改革の第一段階として、今後
の動向に注目したい。(西襄二)
UDトラックスといすゞ自動車の新たな動き
 この原稿の入稿直前の2月16日、UDトラックス
及びいすゞ自動車から同時に発表されたのは、いすゞ
中型トラックをUDトラックス向けにOEM供給/調
達する合意成立である。2017年からこのビジネス
が動き出す。
 UDトラックスは小型トラックについて三菱ふそう
ラックバスからOEM供給を受けており、商品構成の
拡充強化で新たな展開となる。

TheTRUCK2016年3月号54
スケッチで見る世界のトラック石野 潔
 今年は久方ぶりのトラックショー開催が予定されている。この機会に過去の様々な
ショーに出展されたドリームカーやコンセプトトラックを振返り、未来のトラックを夢見
たい!かつては万人向けの世界博や万博が華やかに開催され未来の乗物が出展された
が、最近は特化されたショーとなり極めて真面目な?理屈っぽい?乗物やトラックが目立っ
てきた。戦前戦後の強いアメリカ時代にはドリームカーと云われた商業車やトラックが見
られた。まずは1960年代のショーに出展されたコンセプトトラックを描いてみた。
今後、ʼ17年カザフスタン、ʼ20年にドバイ万博
があるが、コンセプト車は世界のモーターショーに
振り向けられ、万博では交通システム以外は未来
の車の展示は期待できないであろう

TheTRUCK2016年3月号55
ラウンド形状のガラスを持った
2人乗車のコックピット。
2本のマルチジョイステックハ
ンドル、当時としては珍しいモ
ニター類、電話機やコンテナ脱
着操作機器を設置している。
GMゼネラルモータース「BISONバイソン」ガスタービントラック
 1964年〜1965年に開催されたニューヨーク世界博覧会に「GM」から出展された未来のコンセプトトラッ
クモデル。絵はコンテナを連結するトラクタヘッドで4輪駆動&操舵の大径シングルタイヤの上に720馬力の
ガスタービンエンジンを搭載する。空気抵抗低減と燃費効率を配慮し運転席をコンパクトに低床化し、タービ
ンカバーと併せ車両前頭部を流線形状にしている。前後車輪間の円筒はコンテナ連結時にトラクタを上下さ
せる電磁式油圧アウトリガー機構。ヘッド後端部でコンテナを脱着する。

TheTRUCK2016年3月号56
スケッチで見る世界のトラック
「BISONバイソン」ガスタービントラック 
̶
ユニットロードシステム
̶
 バイソントラック=トラクタヘッド+コンテナ」は連結状態では4軸の単車タイプとなりフルトレーラも牽引
する。ユニット化したコンテナは集配車から自動化された移動レールに移され路面に埋設された移動レールに
乗って自動的に仕分けされる。独立したリアアクスルと連接し3〜4コンテナで車両単位となる。トラクタヘッ
ドと連結し走行状態に上昇させユニットロードシステムとして稼働させる。

TheTRUCK2016年3月号57
 背中にガスタービンパワーユニットを配したキャビンは、ウインド全体を前傾して乗降させるキャノピータイ
プ。ボデースタイリングは60年代のGMコンセプトカーのイメージを踏襲している。
 下の絵は単車相当で全輪極太シングルタイヤで前後6輪操舵。当時のピータービルトやマック等トラック
屋では考えつかない、当時隆盛を極めたGMの設計、デザインアドバンス部門ならではの車両形態である。

TheTRUCK2016年3月号58
借上げの駐車場にいる個人企業のダンプ達。よごれの掃
除が面倒なので黒っぽい塗装が主流。
大型リアダンプ
マーケットの実態
澤田征二
☆TV放映
 大型ダンプトラックを注文してから完成するまで
の納期が、1年〜1年半にもなる。という情報を
TV局が取り上げ、大型ダンプトラックメーカ(新
明和工業)を取材した番組を見た。 
 組立現場の責任者が、取材班に対してその理由
として「個々のユーザが色々と細かい仕様を要求
するので、手間が掛って納期が延びるんですヨ」
と説明し、その一部としてカメラがボディーの
コーナーに溶接する「当て板」等の種類の多さを写
していた。
 確かに、大型ダンプが運搬する物は誰もがすぐに
想像する「砂・砂利」だけではなくガレキ・廃土・砕
いたコンクリート塊・剥がしたアスファルト塊・汚
(液状でない)など、形状/粘性/重さ/汚れと
言ったボディーへの影響の異なるものも扱わなけれ
ばならない。
 「砂・砂利」はコンクリートの原料として大きな量
が有り、また 規格や品質も厳しいからこれらは主
に建材業や建設業、またはこれらが提携する大手の
ダンプ運送業(青ナンバー)が運んでいる。
しかし、それ以外の物は不定期に発生して、出来る
限り早い運搬処理が求められるから、小回りの利く
個人企業のダンプトラック(所謂一匹狼)が請け負
うことになる。保有台数的にはこちらの方が圧倒的
に多いので、基本的な情報源を持たない彼等の多く
は大きな公共投資に関する美味しい情報、逆に車両
に関する規制や税金などの「負」の情報が出て来たり
すると、仲間内の噂などに反応して付和雷同的に動
き出して車両の注文が大きく上下する。
 逆に、一社が保有する台数は多いが企業数の少な
い大手企業は10年以上使う車両寿命トータルの採
算と将来への投資等を景気判断の基にして保有する
べき車両台数のコントロール(時には庸車の利用)を
するのでアタフタすることなく長期的に安定した堅
実な経営に終始している。
 別の建設系特装車メーカの営業本部長は「われわ
れの売っている車両の先のお客さん(建設業)の動向
を考えれば、これら、大手企業をしっかり押さえて
おれば良く、納期の長さを喚いている企業は無視し
ていても販売に影響はありませんよ・・・」と言っ
たのを想い出している。
 架装メーカも目先の仕事量に振り回されて、企業
の屋台骨が傾くような事にはならないように!とい
う事だろう。
☆需要変動
 注文が増えるのであればメーカは設備投資も交え
大型リアダンプ

TheTRUCK2016年3月号59
大型ダンプ
登録台数
万台
年度
予想
3
2
1
4950515253545556575859606162
19,774
12,932
11,925
17,001
26,165
23,640
15,544
11,819
8,848
9,465
9,853
9,459
12,312
「建設会社の資材/車両置き場」中央に砂利の山が有り、ダンプ、パワーショベル、建機
運搬車が居る。
て生産能力を増やせばよいのだ
が、大型ダンプは文字通り「大型
で重い物」だから設備は大変高価
になる。 
 ボディーの電着塗装装置や大型
ダンプ用の駐車ビルは各々数十億
円かかると聞いたことが有る。
 製造業の基本はスムースな製
造工程の流れであるから、現場
作業を平準化させる為に、工場
敷地内に主に完成車と架装予定
のシャシを多数置いてオーダー
/納期に合わせて流すことがで
きれば嬉しい。 これを外部の
大型トラックの駐車場を借りれ
ば駐車代は非常に高価で陸送費
も掛る事になる。出来れば広大
な駐車スペースが確保できればベストだが、シャシ
メーカとの距離を考えればやはり、関東圏に工場を
持ちたいので平面でなく高さでスペースを稼ぎたい
との思いでビルを建てるのである。
 しかし、この金額をみると大型ダンプの架装一式
が1台約200万円とすると、これらの投資額を回
収する為には生産台数がある程度伸びて安定する確
率がよほど高くなければ「GO!」は出せない。
 約40年前の大型ダンプの登録台数グラフを添付
するが、昭和50年から57年までの7年間の増減
を見ればどの台数に合わせた設備を用意すればよい
のか?判断は難しいというのが妥当だろう。
 このグラフは、昭和54年のディーゼルエンジン
排ガス規制(K−)の実施に対してのマーケットの
対応がよく現れている。(2年で2.2倍に増加・・・
その後4年でその3分の1に減少)
 それに対して、2008年のリーマンショック後の
落ち込みによる底となった2010年から2015年
までの5年間の回復についてのデータでは、大型
ダンプでは、約2.7倍だという。(メーカ内部資料
この間の普通トラックの増加は1.6倍)但し、母数
となる台数は40年近く前の2分の1に減少して
おり、その理由は大型ダンプの必要性そのものが減
少してきているからである。 
 公共投資から民需へ『セメントから人へ』のスロー
ガンに表されるように経済の構造が変わってきたこ
とがある。
 以前のピーク時には、生産能力の面では名門の「金
剛製作所」が元気で稼働していたし、大ブランドの
「東急車両」も関東の地盤で頑張っていたから成し遂
げられた。 
 今は、共に極東/新明和に
吸収されて存在しない。
 溶接ロボットも少ない頃に
これだけの台数をこなせたも
う一つの理由は、この当時の
大型ダンプ需要の約半分(1万
台強)はトラックメーカの量
産仕様で架装されていた事。
 大型ダンプトラックユーザ
のビジネスは一言でいえば

TheTRUCK2016年3月号60
「大型ダンプ完成車の駐車場」勿論、ここだけでなく他に数か所の駐車場
を借りている。
「ガサツイ」もので、仕事が有れば
借金してすぐに車を手に入れ目一
杯働いて借金を返して、次の儲け
口を探す。
 タイミングが第一なので「納期
最優先」。出来上がっている量産
車を買って出来るだけ早く仕事に
駆り出す。
 車検場に持ち込むときの状態
は、キャブもボディーも白色のサ
フェーサ(下地塗り)のまま。車
検が下りたらそのまま鉄工所に持
ち込んで床板補強/さし枠/リア
ゲート交換等の溶接作業を行って
最後に自分の好みの塗装をする。
大型トラックの全塗装は数十万円
するから、車検前の塗装は後工事
の溶接で無駄になるという理由で架装メーカが塗っ
た下地のままで持ち込む。このような事がまかり
通っていたのである。
 そして、このような行為が取り締まられるように
なってきたことからダンプメーカはユーザの細かい
要望を盛り込んだ架装仕様に対処せざるを得なく
なった。
 1台毎の手間は増えることになったが、それに合
わせるように台数が減少してきたので製/販のバラ
ンスが取れるようになってきたという事だろう。
 2008年のリーマンショックによる落ち込みの
後、東京オリンピック/震災復興の本格化/国土強
靭化と言った土木関連の政策課題が議論される中で
またぞろ『公共工事』と言う美味しい話が聞こえてき
たことがこの5年間の増加の原因という事なのか
もしれない。
☆いすゞ自動車のパフォーマンス
 先に述べたように昔のダンプトラックのユーザ
は、超零細企業で経済的なモラールも低いので架装
メーカレベルの会社では「夜逃げ」等での売上債権の
回収が覚束ない事があった。 今の発展途上国の経
済的トラブルと同じ。
 そこで、架装メーカはシャシを全国展開している
トラックメーカの販売窓口であるディーラの下請け
の立場になってそのリスクを回避することによって
「架装」と言うビジネスに注力できる事になったのだ
ヨ・・・と戦前生まれの大先輩に教えてもらったこ
とがある。
 トラック(シャシ)メーカがやろうと思えばできな
いことではない『ダンプトラック社内完成車両』
が、初めに述べたように零細企業のやたら細かい
隅っこのニーズに対応するには図体が大きすぎて実
際上は無理。ユーザニーズを切り捨てるか、納期・
採算の悪化を甘んじて受け止めるか・・・。
 しかし、今回いすゞ自動車架装の完成ダンプト
ラックが出現した。(業界の暗黙ルールを破る)
 韓国製のボディーを輸入し、国内ダンプメーカの
部品を調達して藤沢工場で組み上げたという。(仕様
/台数/時期などの詳細は不明)
 納期長期化の原因が架装メーカにあるから、これ
を外したらどうなるか?という実験でもあったのだ
ろうか。
 自動車メーカ/架装メーカ共に注目しているビジ
ネスである。勿論、これで納期が大幅に短縮したと
いった話は聞こえてこないが、ダンプトラックユー
ザ/いすゞディーラはメーカのバックアップが感じ
られて大変に心強い事だろうと思う。
☆中・小型ダンプとの比較
大型リアダンプ

TheTRUCK2016年3月号61
「中・小型ダンプ完成在庫車両」ここだけで数百台はいる。
 同じダンプトラックでも、中・小型ダンプは台数
が大型ダンプの3.5〜4倍近く多く造っているの
に、このような長い納期になった事がない。勿論、
4年間で25%位の減少になった事(ディーゼルエ
ンジン排ガス規制の影響)はあっても数年で増加が
30%を超えるような事は発生していない。
 その理由:大型ダンプは積載物を運んで(移動さ
せて)その対価をもらう。運ぶものの量(嵩)/重量
/距離/時間・・・等の要素によって対価は変わっ
てくるから、箱は出来るだけ自分の仕事に合った稼
げる仕様にしたい。この様に収入に直結する仕様は
重要な要求項目なのでメーカに対して引き下がる事
はない。
 しかし、急に増えると造る方は作り込むのに手が
かかるから設計や購買などの大きくない部署にも負
担が掛りスムースな生産活動が阻害される。また、
先にも書いたが大きくて重たい架装物だから生産設
備も金がかかるしスペースも必要。そこで、コンベ
アライン・部品供給ロボット・工作機械なども高価
で設備投資には躊躇する。
 しかし、中小型ダンプはユーザがこれで直接収益
を得るものではなく。建設業・工務店・道路/水道
工事・農家と言った色んな企業の仕事の為の便利道
具。1台で道具も運べば、工務店や建築業では砂や
セメント・ブロック、植木なども運ぶ。道路/水道
業者は配管や機材を運んで掘った廃土を運び新しい
砂利を持ってきて埋め戻す。
 農家では、苗や肥料、荷台に
道板を着けてコンバインを運ぶ
こともあるだろう。箱が小さい
から数トンという重い物を積む
可能性もない。(シャシ・架装)
メーカが車両法の中で設計でき
るもので殆どの仕事を十分にこ
なせるから、メーカ経験から割
り出した標準仕様の量産車でほ
とんどの業種に受け入れられて
いる。仕様が限られる他,台数が
多くて改造の比率も低いので、
車検が楽な「指定自動車」として
届けられるのが殆ど。 
 また、製造側から見ると大型と
比較して小さく、軽いから治工具
も場所を取らないし安く造れる。部品も小さく軽い
から人手でハンドリング出来るものも多い。その
分、需要の変動に追従しやすいのである。
☆これから・・・
 ダンプメーカから、2014年〜2015年の各機
種の「上期」/「下期」の台数実績教えてもらった。
 大型ダンプトラックでは、2014年の下期が
ピークで、2015年の上期がそれから20%減少。
2015年の下期はそれからさらに25%の減少。
 1社のデータではあるが、忙しさのピークは過ぎ
たと考える方が正しいだろう。
 いすゞ自動車の社内架装ダンプトラックもその目
的を達成したのか「終了」したようだと言われている。
 一般の方々にはなかなか見ることが少ないだろう
と思って、幾枚かの写真を添付しておく。巷で騒が
れている話とちょっと違うところが有るだろう。
〇納期が1年にもなると言われているのに、メー
カ完成車両は工場から溢れて外部駐車場に沢山積み
上がっている。
〇我が家の近くにあるダンプユーザが借りている駐
車場/建設会社の資材置き場の土曜日の状況を見る
と殆ど皆、帰ってきている。
 先に述べた公共投資への準備にはまだ早いのか?

TheTRUCK2016年3月号62
爽やかな挨拶をする笠原史久全ト協青年部会長
 (公社)全日本トラック協会は、2016年2月12日、
東京都新宿区の京王プラザホテルにおいて「平成27
年度全日本トラック協会青年部会全国大会」を開催
した。大会テーマは『次なるステージに向けて挑戦!!
で、青年部会の各ブロック代表者をはじめ、各都
道府県トラック協会青年部に所属する事業後継者や
青年経営者などが全国から700名以上参加した。
 事業後継者・人材育成の一環として実施された全
国大会の第1部は、冒頭「運送事業を取巻く環境は
厳しさを増しているが、われわれが原動力となりよ
り良い環境を切り開き、健全経営を目指していく」
と笠原史久全ト協青年部会長が挨拶を行い、続いて
星野良三全ト協会長が「業界発展のために頑張って
ほしい」とエールを込めた挨拶を行った。また、来
賓は自由民主党の牧原秀樹青年局長と国土交通省自
動車局の秡川直也貨物課長でそれぞれ壇上で挨拶を
行った。
 続いて行われた「青年経営者等による先進的な事
業取組に対する顕彰」では、顕彰審査委員会委員長
の杉山雅洋早稲田大学名誉教授が今回の顕彰につい
ての講評を行い、青森県上北郡の丸憲運輸有限会社
と東京都の株式会社藤倉運輸の2者が受賞した。受
賞した各者には顕彰規定に基づき顕金100万円が
(目録)交付された。
 受賞理由は、青森県の丸憲運輸が「収益性向上」
で、事業の概要としては「ウイング車用原木輸送シ
ステムの“しくみ”を開発し、特殊車両が必要な原
木輸送をウイング車を活用して行うことで往復積載
輸送を可能とし、トラックの効率化を実現させた。
トラックの効率的な運用により、収益性向上と環境
負荷の軽減、ドライバーの拘束負担軽減、林業荷主
販路拡大、新たな荷物の獲得等の効果等が得られた」
となっている。また、東京都の藤倉運輸は、「社会貢
献」で、事業の概要は「AED(自動体外式除細器)
載事業用トラックを導入し、救急命受講ドライバー
を乗務させることにより、緊急時に蘇生開始までの
時間を短縮させ、生存率高めることを可能とした。
さらにトラックにAED搭載のステッカーを掲示す
ることで通行者の目にも触れやすくした」の内容が
高く評価されたもの。
 また、自動車教育課程を有する高等学校への整備
実習用トラックの寄贈式も行われ、静岡県沼津市の
飛龍高等学校(自動車工業科)と福岡県北九州市の豊
全ト協ニュース
事業後継者と人材育成を目的に全ト協が
『次なるステージに向けて
挑戦!!』をテーマに
     
青年部会全国大会を開催
全日本
トラック協会

TheTRUCK2016年3月号63
コーディネーターは、日本PMIコンサルテイング㈱社長で税理士
の小坂真弘氏
整備実習用小型トラックの寄贈に感謝の意を述べる希望ヶ丘高
等学校の安部幹也先生
国学園高等学校(自動車科)の2校に対して小型ト
ラックが寄贈された。(飛龍高等学校への寄贈式の詳
細は別ページに掲載)
 その後、平成27年度の青年部会活動についての
報告があった。
 年8回開催されてる「正副部会長会議」は、笠原
部会長が再選され2期目の新体制が発足(6月)し、
部会の事業内容を検討するとともに、業界が抱え
る諸課題について外部講師による研修会を実施。
東京都トラック協会が主催した海外研修に参加し
た笠原部会長の報告会など活発な活動を展開して
いる。その他、全国の青年組織代表60名を集めた
「第1回全国代表者協議会」を6月に実施し、細野
全ト協専務理事を招き、全ト協の概要や直近のト
ラック業界をめぐる状況についての研修を行って
いる。10月には51名を集め「第2回全国代表者協
議会」を実施。国交省の秡川貨物課長を招き、トラッ
ク産業の発展に向けた国交省の対応についての意
見交換会を行った。
 また、ブロック大会として、北海道ブロック大会
(7月・140名参加)、東北ブロック大会(11月・137
名参加)、関東ブロック大会(6月・300名参加)、北
陸信越ブロック大会(10月・139名参加)、中部ブロッ
ク大会(11月・200名参加)、近畿ブロック大会(9月・
430名参加)、中国ブロック大会(11月・176名参加)、
四国ブロック大会(10月・126名参加)、九州ブロッ
ク大会(2月・330名参加)を行ったと発表した。各
ブロック大会会場には募金箱が設置されており、平
成27年度の募金総額は1,332,628円(2月7日現在)
となり、これまでの募金額と合わせ、社会貢献活動
の一環として、自動車教育課程を有する高校2校に
整備実習用小型トラックを寄贈している。
 さらに、全国産業廃棄物連合会青年部協議会と倉
庫業青年経営者協議会(倉青協)との意見交換会を実
施したほか、全ト協が提供するラジオ番組「ドライ
バーズ・リクエスト」に笠原部会長らが出演し、青
年部会の活動を報告した。
 最後に今回の全国大会に向け『我々青年部会は、
課題が山積するトラック運送業界において、次代の
業界を担う青年経営者並びに事業継承者の育成を目
的とした研修、及び相互研鑚の機会や社会貢献活動
等を通じ、業界の進展に寄与してまいります』と青
年部会の決意を表明した。
 休憩後、「トラック業界の生産性向上を目指して〜
人材不足・長時間労働解消に向けて〜」をテーマに
したパネルディスカッションが行われた。
 コーディネーターは、日本PMIコンサルテイン
グ㈱社長で税理士の小坂真弘氏が務めた。小坂氏
は、野村総合研究所上級コンサルタントとして、ト
ラック運送事業、物流政策等の調査・研究、コンサ
ルタント業務に従事し、平成16年に日本PMIコン
サルテイングを立ち上げている。パネリストは、山
形県のトヨタライン㈱社長齋藤和彦氏、愛知県の桜

TheTRUCK2016年3月号64
トヨタラインのホームページ
左からトヨタライン・齋藤社長、桜運輸・細江社長、白馬物流・堀内取締役営業本部長
運輸㈱社長細江良枝氏、熊本県の㈱白馬物流取締役
営業本部長堀内貴央氏の若手経営者と事業後継者の
3名となった。
■ヨタライン・齋藤社長
 齋藤氏が社長を務めるトヨタライン
は、昭和47年の創業で資本金は1,600万
円。一般貨物自動車運送業、自動車運送
取扱事業を主軸に農産物・飲料販売業、
車両ラッピング広告業を行っている。
従業員数は33人で車両数は27台。冷凍
車、冷蔵ウイング車、ウイング車、平ボ
ディー、ユニック車、冷凍バンゲート車
などを保有している。
 トヨタラインの「人材の確保・育成・定
着」について齋藤社長は、①人材の採用に
あたっては、従業員の紹介がほとんどで、
その場合の人材の質も高く、定着率も高
いため、従業員が紹介したくなる人事制
度を導入している、②人材確保にあたっ
ては実務経験や即戦力より人間性を重視し、未経験
者を積極的に採用し、入社後の社内での育成に重点
を置く、③SNSを活用し、求職者や従業員とその
家族、さらには取引先にも情報を発信することで広
範囲に情報を公開している、と説明。人材の定着率
を高める工夫としては、①車両購入時はドライバー
の希望を98%聞く、②乗務員に役職を付ける、③
毎月の講習会は欠かさない、④給与を根本的に見直
し、少しづつベースアップする、を挙げた。
 また、「取引関係の改善と生産性の
向上等への取り組み」について、①高
速料金などの経費を別計上する、②
荷主を知る、当社を知ってもらう、
③受身ではなく提案を重視、④値上
げは荷主との相談・交渉ではなく《宣
言》する、とした。運賃の宣言は、
タクシーや航空運賃などのイメージ
で、運送事業者側が一方的に決める
形だと説明。トヨタラインではこの
方法を実践しているが、それに対し
ての荷主側からの問い合わせはほと
んどないとのことだ。すべての運送
事業者がこの《宣言》方法を採用して
くれれば、運賃問題も解決すると思う、と齋藤社長
は語った。
■桜運輸・細江社長
 細江氏が社長の桜運輸は、昭和42年の設立で資
本金は4,000万円。事業内容は、海上コンテナ輸送、
一般貨物トレーラ輸送、一般貨物トラック輸送とな
る。従業員数は69人で、内8人が女性ドライバー
である。車両数は58台で、その他トレーラを143
台保有している。
 トレーラ輸送を主な業務にしている桜運輸は女性
全ト協ニュース

TheTRUCK2016年3月号65
桜運輸が発行する『さらだより』
白馬物流のホームページ
人材の育成に努めている。「女性人材の確保・育成・
定着」について細江社長は、①採用は社員からの紹
介を重視、②女性ドライバーの積極的な採用のた
め、女性支援プロジェクト「木桜咲弥」を実施した結
果、それまでの女性ドライバー2名から8名に増強
できた、③ドライバー人材不足対策として女性を採
用しているが、その受け入れ環境の整備(ト
イレ等の改善)を実施、④女性を採用した結
果として、男性ドライバーの身だしなみが良
くなり、取り組み姿勢や無線対応が改善さ
れ、安全意識も向上した、⑤女性ドライバー
の採用と定着に向け、トイレや更衣室等の
ハード面の改善だけでなく、附帯作業の負担
が少ない輸送作業に従事してもらうなど、計
画的な配置を実施、⑥女性ドライバーが高い
パフォーマンスで業務に従事するため、信頼
できる女性の中核的なリーダーの育成が重要
で、社長も随時サポートするなど、採用後の
きめ細かなサポート体制が大切、と語った。
 また、「生産性向上への取り組み」として、
①取引先からの引き合いに対して、自社所有
車両それぞれのスペックから輸送ニーズ(荷
物の大きさや重量等)に適した車両が選べる発注時
に利用できるチャート・シートをつくり業務を効率
化、②取引先への伝票の改良提案、輸送ルートの見
直し、一回当たりの徹底的な原価計算等により生産
性の向上を図っている、などを説明した。さらに、
女性社員が編集長となり月に1回、桜運輸の広報誌
として「さくらだより」を発行。取引先に請求書など
を送る際に封印しており、自社を理解してもらうな
どその効果も大きい、と細江社長は語った。
■白馬物流・堀内取締役営業本部長
 九州熊本の白馬物流は、平成元年の設立で資本金
は1,500万円。一般貨物自動車運送事業、特別積合
せ運送事業、貨物運送取扱事業を行っており、従業
員数は101人、内女性ドライバーは2人となってい
る。車両台数は110台で、関連会社として九州白馬
便(80台)、白馬エキスプレス(20台)がある。
 事業後継者でもある堀内本部長は白馬物流の「人
材確保・育成・定着」に関して、①採用はハローワー
クに加え、従業員からの紹介採用も実施している
が、未経験者が多く、定着率向上のため階層別の配
車を実施することで無理なく経験が積めるようにし
ている、②高齢者でも安定して仕事ができるよう、
作業内容の工夫や負担軽減等に配慮、③父である現
社長(堀内義博氏)の堅実さが精神的な支柱となり人
材の求心力を向上させ、取引先からの信頼も得てい
る、と語った。さらに、人材の定着率を高める工夫

TheTRUCK2016年3月号66
700名を超える出席者で広い会場はいっぱい
参加者全員も○×回答で意志表示
大きな声で「カンパ〜イ」。交流会開始。
として、①社長自らが厳しく律し、社長が率先垂範
を実行、②年末の炊き出し等、従業員への細かな気
配り、③安価な従業員向け住宅の提供をはじめとす
る福利厚生の充実、④従業員が困ったときには社長
自らが全力サポート、⑤家族のような密接な人間関
係を構築し、安心感を提供、を挙げた。
 また、「取引関係の改善、生産性向上等への取り
組み」については、①軽トラックから大型車まで幅
広く運行し、県内一円の小口共同配送を確立、②
改善活動を継続し、効率的なローテーションを確
立させることで拘束時間を削減、③配車繰りの効
率化を目的に、他部門の空走車を活用、
と説明した。
◇  ◇  ◇  ◇  ◇
 青年部会全国大会の第1部はパネル
ディスカッションで終了となり、その後
ホテルの同フロアーにある別会場に移
り、第2部となる「ご当地グルメ博覧会」
と称した交流会が開始された。
 若手経営者や事業継承者で埋め尽くさ
れた会場では、「運送事業の課題解決はわ
れわれ世代が頑張らなければならない」
と熱く語り合いながら杯を酌み交わして
いた。
(於久田)
全ト協ニュース

TheTRUCK2016年3月号68
寄贈を受け謝辞を述べる飛龍高等学校の堀田校長
整備実習用トラックを寄贈にあたり挨拶する笠原部会長
 (公社)全日本トラック協会青
年部会(笠原史久部会長)は、
2016年1月25日、静岡県沼津
市の学校法人沼津学園飛龍高等
学校で整備実習用トラックの寄
贈式を行った。
 整備実習用トラックの寄贈
は、2015年5月、笠原部会長
が全国の自動車専門課程を有す
る高等学校で組織する全国自動
車教育研究会(全自研)理事会に
出席し、青年部会の社会貢献活
動の一環として提案したもの
で、今年度は全自研から希望の
あった飛龍高等学校(自動車工
業科)、福岡県北九州市の豊国
学園高等学校(自動車科)の2校
に青年部会各ブロック大会会場
などで集めた募金を原資に小型中古トラックを購入し、寄贈するもの。
 当日に行われた飛龍高等学校への寄贈式では、全
日本トラック協会青年部会より笠原部会長と中部ブ
ロック代表の小碇明副部会長らが出席した。
 寄贈にあたり、笠原部会長は「自動車課程で学
ぶ高校生の皆さんにトラックに触れてもらい、
トラックに興味をもっていただきたい」と挨拶を
行った。
 寄贈を受けた同校の堀田和美校長は「自動車課程
で学ぶ生徒の整備実習などで活用していきたい」
謝辞を述べた。
 2月12日に東京・京王プラザホテルで開催され
た青年部会全国大会において、改めて全自研への寄
贈式が行われた。また、2月22日には豊国学園高
等学校でも寄贈式を行った。
全ト協ニュース
全日本トラック協会青年部会が社会貢献活動の一環として
飛龍高等学校へ
整備実習用トラックを寄贈

TheTRUCK2016年3月号69
寄贈されたトラックは2トンのバン型車となった
飛龍高等学校自動車工業科の生徒たちとの記念撮影
笠原部会長から堀田校長にトラックのキーを渡す寄贈式のセレモニー

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号78
パワーユニットとスイッチボックス内蔵でスマートな外観と架装性が向上
スマートな外観になった「パワーゲート」
 極東開発工業㈱は、このたび後部格納式テールゲートリフ
「パワーゲートGⅡ1000/GⅢ1000」(最大許容リ
ト荷重1,000㎏)をモデルチェンジし、2016年2月
1日より販売を開始した。
 今回のモデルチェンジは、従来型では車両側面の右
舷側に別体設置されていたパワーユニッ(パワーゲー
の動力源)と、同じく左舷側に別体設置のスイッチボッ
クスを一体化して本体に内蔵することにより、スマートな
外観と工具箱等の艤装品取付スペースの拡大を図った
ほか、使用状況等が一目で分かりサービス性の向上を
実現するLEDディスプレイをスイッチパネル内に新設し
た。さらに、積荷を確認しながら自由な位置でパワーゲー
トを操作可能なパルコンⅣ(ワイヤレスリモコン)を標準
装備とし、荷役作業時の操作性と安全性の更なる向上
を実現している。
 テールゲートリフタは、トラック荷台の後部に取り付け
たテールゲートが地面と荷台の間を昇降する荷役省力
装置で、荷物の積み降し作業の効率化・省力化を図る
もの。同社では、垂直昇降式(V型)アーム式(S型)
後部格納式(G型)、床下格納式(CG型)など、様々
な機種のテールゲートリフタをニーズに合わせて開発し、
シリーズ化している。
 販売価格は、4トン車級GⅡ1000(アルミ仕様オー
トターン)のバンボデー車へ取付を行う場合で101.5万
円〜(希望小売価格、取付費込み、消費税抜き)。なお、
販売目標台数は2,200台(Gシリーズ全体、2016年
3月期)している。
「パワーゲートGⅡ1000/GⅢ1000」の特長
⑴パワーユニットとスイッチボックスの一体内蔵でス
マートな外観と架装性を向上
 従来型では車両側面右舷側に別体設置のパワーユ
ニットとスイッチボックスを一体化してリフトフレーム内
に内蔵することで、スッキリとスマートな外観にしたほ
か、工具箱等の艤装品取付スペースの拡大を実現。
⑵サービス性の向上を実現するLEDディスプレイ
を新設
 スイッチパネル内にLEDディスプレイを新設。使用
状況等が一目で分かり、サービス性の向上を実現。
パワーゲート…極東開発工業
話題のニュートラック新製品情報・新情報
パワーユニット内蔵とスイッチパネルの一体化で
よりスマートな外観になったパワーゲート

TheTRUCK2016年3月号79
クローラタイプの「RM04CNS」ホイールタイプの「WM04CNS」
 ㈱アイチコーポレーショ(本社:埼玉県上尾市、三矢金
平社長)は、建築・設備メンテナンス現場で好評を得ている
自走式高所作業車のうち、作業床最大地上高3.8mのホ
イールタイプ(SV04B)を「WM04CNS」に、クローラタイプ
(RM04B)を「RM04CNS」にモデルチェンジし、2016年
2月に発売した。
■両機種の主な特長
⑴メンテナンスフリーバッテリシステムを標準装備
 アイチメンテナンスフリーバッテリとアイチオリジナルの充電プ
ロフィール設定をした充電器との組合せにより、同社従来機
種と比較してバッテリサイクル寿命が大幅に向上。現場での
補水作業も不要となり、メンテナンスコスト低減を実現。
⑵新設計のマスト構造を採用
 昇降方式に新設計の抱き合わせシリンダを採用。構成部
品の大幅削減により、メンテナンス性の向上を図った。ま
た、手摺りからのマスト飛び出し量を最小限に抑えたこと
で、作業性が向上。
⑶作業性を追求した上部操作装置を採用
 上部操作装置にバッテリ残量計・アワメータ・キースイ
⑶パルコンⅣを標準装備
 ワイヤレスリモコン「パルコンⅣ」を標準装備。
積荷を確認しながら自由な位置でパワーゲー
の操作が可能で、さらに誤作動を防ぐオートパ
ワーオフ機能の採用により、荷役作業時の操
作性と安全性の更なる向上を実現。
⑷充実の基本装備
 プラットホームの閉作動完了の手前でスピー
ドが「ゆっり」に切り替わり、住宅地や夜間
の配送など静音性が求められる現場で役立
つスローストップ機構(GⅡのオートターン仕様
及びGⅢに標準装備)や、パワーゲートへの
通電を使用時のみに限定し、未使用時に電
源をカットすることで漏電を防止すると共に、
バッテリーへの負担も軽減するコンタクタボッ
クスなど、利便性と安全性に配慮した充実
の基本装備を搭載。
チを設置。作業中でもバッテリ残量の確認が可能となり、
車両乗降時の操作性も向上。
■主要諸元と価格
◇型式(走行体)…WN04CNS(ホイール)・RM04CNS
(クローラ)/◇作業床最大積載荷重…200kg/◇作業
床最大地上高…3.8m/◇消
費税込標準価格…3,348千
円(WN04CNS)・3,510千円
(RM04CNS)。
高所作業車…アイチコーポレーション
話題のニュートラック新製品情報・新情報
最大地上高3.8mの自走式高所作業車2機種を
新設計マスト構造採用などリニューアル

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号80
ビジネスシーンからデイリーユースやレジャーユースなど幅広いニーズに対応できる使い勝手に優れる「NV200バネットバン」
ルレンジ電子制御)2,181,600円となっている。
 また、日産の関連会社である㈱オーテックジャパンは、今回
「NV200バネットバン」一部仕様変更に合わせ、ライフケ
アビークル「チェアキャブ」の仕様変更を行った。
 NV200バネッ「チェアキャブは、車両後部のスロープか
ら車いすのまま車内に乗り込める車両で、コンパクトなボディ
イズながら充分な室内空間を確保している「NV200バネット」
の特長を活かし、主に、病院や福祉施設の送迎車や介護タ
クシーなど、法人向けの需要に適した多人数乗りの車いす仕
様車となっている。使い方や乗車人数に合わせた4種類の
室内レイアウトを設定しており、車いすやストレッチャーの乗員
を含めて4〜7名が乗車することが可能だ。2列目には専用
形状シートを採用し、助手席側スライドアから室内への乗降
性も向上させている。さらに、乗降用手すりやオートステップな
を装備することで、車いす乗員だけではなく、介助者や自力
で歩行できる人にも乗降しやすい仕様とした。
 NV200バネット「チェアキャブ」「車いす2名仕様」「車い
す1名仕様専用サードシートあり」「車いす1名仕様専用サー
ドシートなし」は、「環境対応車普及促進
税制(エコカー減税)の減税措置によ
り、自動車取得税が80%、自動車重
量税が75%、自動車税が50%の減税
となる。
 全国希望小売価格(消費税込み)
は、チェアキャブ車いす2名仕様2WD6
人乗りE-ATxで2,579,000円となって
いる。
 日産自動車㈱は2016年1月18日、「NV200バネトバ
ン」を一部仕様変更し、全国一斉に発売した。
「NV200バネトバン」は、ビジネスシーンのみならず、デイ
リーユースやレジャーユースなど幅広いシーンでの使い勝手の
良さがユーザーに高く評価されており、今回の一部仕様変更
では、AM/FMラジオの性能向上、および安全に関する法
規制強化への対応として、バン全車に助手席SRSエアバッ
グシステム、バン5人乗り車にセカンドシートELR付き3点式
シートベルを標準装備とした。また、バン5人乗り車にメーカー
オプションとして6:4分割式セカンドシー(上下調整式ヘッドレ
ト付)を設定し、幅広いニーズに対応している。
「NV200バネトバン」は、「環境対応車普及促進税制(エ
コカー減税)の減税措置により、バンAT車は自動車取得
税が80%、自動車重量税が75%、自動車税が50%の減
税、バンMT車は自動車取得税が60%、自動車重量税が
50%、自動車税が50%の減税となる。
 全国希望小売価格(消費税込み)は、DX5速マニュアル
1,734,480円、プレミアムGX4速オートマチックE-ATx(フ
バネットバン…日産自動車ーNV200
話題のニュートラック新製品情報・新情報
使い勝手向上など日産「NV200バネットバン」が仕様変更
オーテックジャパンの「チェアキャブ」も仕様変更

TheTRUCK2016年3月号81
NV200バネット「チェアキャブ」車いす2名仕様
積載効率に優れるバネットバンの荷室内
「チェアキャブ」車いす2名仕様車の室内
ビジネスでの機能性に優れるバネットバンの運転席回り
エマージェンシーブレーキ搭載の特別仕様車も設定された「NV100クリッパー」
 日産自動車㈱は、スズキ㈱からのOEM供給車「NV100
クリッパー」を一部仕様向上するともに、エマージェンシーブ
レーキ(自動ブレーキ)を搭載した特別仕様車を設定し、2016
年2月12日に全国一斉発売した。
 「NV100クリッパー」は2003年の発売以来、その高い
積載性や小回り性、使い勝手の良さなどが高く評価されてき
た軽商用バン。また、2015年のフルモデルチェンジで「エマー
ジェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止
軽商用バン仕様向上…日産自動車
話題のニュートラック新製品情報・新情報
「NV100クリッパー」を一部仕様向上
あわせて自動ブレーキ搭載の特別仕様車も設定

The TRUCK News
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TheTRUCK2016年3月号82
パンケースの他、ダンボール、タタなどさまざまな形状の荷物を効率よく積載できるNV100クリッパーGX(2WD・5AGS)の室内
高純度天然ゴム採用した
「エナセーブSP688Ace」
〈転がり抵抗性能実験データ〉
 住友ゴム工業㈱は、高純度天然ゴム「UPNR」をトラッ
ク・バス用タイヤで初めて採用し、低燃費性能を高めた低
燃費オールシーズンタイヤ
DUNLOP「エナセーブ
SP688Ace」を2016年
3月から順次発売する。発
売サイズは13サイズでオー
プン価格となる。
「エナセーブ
SP688Ace」
は、同社独自の
新材料開発技
「4DNANO
DESIGN」(フォー
ディーナノデザイ
ン)により開発し
た高純度天然ゴム「UPNR」(UltraPureNaturalRubber)
ポリマーとカーボンの結合を高める「新カーボンカップリング剤」
などの先進技術を採用することで、高い耐摩耗性能を維持し
つつ、転がり抵抗は同社汎用オールシーズンタイヤより37%
低減させている。
■特長
◇転がり抵抗37%低減…高純度天然ゴム「UPNR」「新カー
ボンカップリング剤」の採用により、走行時の不要な発熱を抑
トラックバス用タイヤ…住友ゴム
話題のニュートラック新製品情報・新情報
高純度天然ゴムをトラックバス用タイヤに初採用
低燃費オールシーズンタイヤ「エナセーブSP688Ace」発売
アシスト」などの先進装備を採用し、様々な用途で安心して使
える車両となっている。
 今回の一部仕様向上では、DXおよびDXGLパッケージ
の5速オートギヤシフト(5AGS)車に、ABS(アンチロックブレー
キシステム)+EBD(電子制御制動力配分システム)と、坂
道発進時に車両後退を抑えるヒルスタートアシストを標準装備
した。
 あわせて発売する特別仕様車「DXエマージェンシーブレー
キパッケージ」「DXGLエマージェンシーブレーキパッケージ」
には、エマージェンシーブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防
止アシスト、エマージェンシーストップシグナル、VDC(ビーク
ルダイナミクスコントロール)を標準装備とし安全性を向上させ
ている。また、「DXエマージェンシーブレーキパッケージ」には
リモートコントロールエントリーシステムやプライバシーガラス、
「DXGLエマージェンシーブレーキパッケージ」にはCD一
体AM/FMラジオ、フロント2スピーカー、電動格納式リモコ
ンカラードアミラー(サイドアンダーミラー付)を装備し、使い
勝手や快適性も向上させた。
 なお、「NV100クリッパー」「環境対応車普及促進税制
(エコカー減税)による減税措置により、自動車取得税及
び自動車重量税が一部グレードで免税、または減税となる。
 全国希望小売価格(消費税込み)は、1,068,120円
(2WD標準ルーフDX)から1,497,960円(フルタイム
4WDハイルーフGX)までとなっている。

TheTRUCK2016年3月号83
国内市場50年連続No.1を達成したトヨタL&Fカンパニーのフォークリフト
制することで、転がり抵抗を同社汎用オールシーズンタイヤと
比較して37%低減。
⑴高純度天然ゴム「UPNR」天然ゴム中の不純物を除去し
「UPNR」は、通常の天然ゴムよカーボンとの結合が強い
ため、不要な発熱を抑制して優れた低燃費性能を発揮する。
⑵新カーボンカップリング剤…ポリマー末端とカーボンを結合
させることで、ポリマー末端の無駄な動き(発熱)を抑制し、
不要な発熱を抑制する。
■発売サイズ(チューブレスタイプ)
・225/80R17.5123/122L12R22.516PR
・225/90R17.5127/125L11/70R22.514PR
・245/80R17.5133/131J275/70R22.5148/145J
・245/70R19.5136/134J275/80R22.5151/148J
・265/70R19.5140/138J295/80R22.5153/150J
・11R22.514PR315/80R22.5156/153J
・11R22.516PR
 ㈱豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、フォークリフトの
2015年(1〜12月)国内市場において36,761台を販売し、
50年連続No.1を達成した。
 豊田自動織機は1956年にフォークリフトの初号車を発売
し、2016年でフォークリト発売60周年を迎える。1966年
に初の国内販売台数No.1を記録し、以降50年連続首位の
座を堅持している。これは、同社の市場ニーズに応える商品力
と高いサービス品質により、顧客から評価された結果でもある。
 2015年の国内フォークリフト市場は前年に続き高水準で推
移し、78,620台となった。環境意識の高まを背景に、ディ
ゼル車の排出ガス規制強化や電動車への移行が進むなど、市
場環境は大きく変化している。
 このような市場環境の中、トヨタL&Fでは、3E(Environm
ent、Ecology、Energy)の考え方に基づき、エンジン車の排
出ガス規制対応、電動車のさらなる性能向上をはかると共に、
現在、燃料電池車の早期実用化に向けた研究開発に取り組
んでいる。
 また、人口減少・少子高齢化による物流分野での労働力不
足の深刻化に対し、
トヨタL&Fの改善
ノウハウと、自動倉
庫・AGVなどの自
動化機器などを組み
合わせた効率化の
提案により、今後も
最適な物流環境の
構築をサポーしてい
くとしている。
フォークリフト国内販売…トヨタL&F
話題のニュートラック新製品情報・新情報
トヨタL&Fのフォークリフト国内販売台数が
ユーザーから支持され50年連続No.1を達成

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号84
握りやすいハンドリング形状JPRトラクボー
破損しにくいJPRトラクボー
JPRトラクボードはトラク輸送に欠かせない緩衝材だ
ピストンロッド内に油路を確保し外部配管レスのKYBピストンロッ
 日本パレッレンタル㈱(JPR)が販売するオジナル輸送用緩
衝材トラクボード」の累計販売枚数が100万枚を突破した。
 「トラクボード」はJPRオリジナル商品の輸送用緩衝材と
て、2002年に販売が開始され、現在は用途や目的に合わせ
て「トラクボードCAN」トラクボードPro」シリーズ展開して
いる(100万枚は、シリーズ累計ではなく「トラックボード」のみ
の実績)
 昨年は、某TV番組で「プロの愛用する仕事道具」して、トラ
ドライバーへのインタビュー内で取り上げられるなど、発売以来
ドライバーに高い人気を誇っている。
「トラックボード」の特長
⑴ボードの四辺に溝があり片手でも掴
みやすい形状。このハンドリング形
状はJPRが特許、意匠権を取得
している。
⑵帯電防止剤入りで、静電気による
埃の付着を防ぐ仕様になっている。
⑶コスト削減、環境にも優しい商品。
発泡ポリエチレン素材で、割れる、
ビーズがこぼれる、欠けるといったこ
とが起きにくく丈夫で長持ちするため繰り返し利用が可能。
「トラックボード」の仕様
・サイズ:4種類展開
・本体質量:サイズにより0.95㎏〜1.9㎏
・材質:帯電防止剤入り発泡ポリエチレン(LDPE)
輸送用緩衝材…日本パレットレンタル
話題のニュートラック新製品情報・新情報
トラックドライバーに好評のトラックボードが
累計販売枚数で100万枚を突破
 KYBグループのKYB-YS㈱は、ピストンロッド内部に油路
加工したことで外部配管がないミニショベル用油圧シリンダ「ピ
トンロッド内配管シリンダ」を開発した。この配管レスの油圧
シリンダは特装車への応用の可能性もある。
■技術的な特長
⑴外部配管レス…ピストンロッド内に油路を加工することで外
部配管をなくした。これにより、外部配管の油漏れリスク
が低減し、すっきりとした外観で意匠性も向上。
⑵ロッドヘッド集中配管…配管接続ポートをロドヘッド部に
集中させることで油圧ホースをすっきり配管できる。
内配管シリンダ…KYB
話題のニュートラック新製品情報・新情報
ピストンロッド内に油路を確保し外部配管レスに
すっきりとした外観と油漏れリスクを低減

TheTRUCK2016年3月号85
住友重機械の全電動小型プラスチック射出成形機「SEEV-A」
 住友重機械工業㈱は、プラスチック射出成形機に
新シリーズを投入し、2016年2月1日より販売
を開始した。今回発売された全電動小型射出成形機
「SEEV-A」は、スピーディな立ち上げ・精密安定成形・
管理/環境負荷の低減を可能にした小型SE-EVの後
継機で、進化を遂げたタッチパネルコントローラや振
動を抑制するS-MOVEといった新機能の搭載により、
成形品の生産性向上に大きく寄与する射出成形機と
なっている。
 販売価格は標準仕様(100t)定価ベースで1,200万
(税別)から。販売目標は年間2,500台で、型締力は
500キロニュートン(50t)〜1,800キロニュー
トン(180t)となっている。
■小型射出成形機「SEEV-A」の特長
⑴スピーディな立ち上げから量産へ
 進化を遂げたタッチパネルコントローラは、
高い視認性・軽いタッチ感度・各種タブ機能
などを備え、スピーディな立ち上げをサポー
ト。さらに、波形表示・品質管理などの多彩
な機能を搭載し、使いやすさを追求。
⑵精密で安定した高品質な生産を
 市場で高い評価を受けているダイレクトド
ライブシステムを継承し、高精度で高応答
⑶一般的なシリンダと逆向きに取り付けることが
可能…油圧ショベル用バケットシリンダとして使用し
た場合、外部配管がないため取り付け方向を変え
ることができる。これにより、ピストンロッドの傷付リ
スクを低減させることが可能となり、ピストンロドパッ
キンからの油漏れ不具合の低減が期待できる。
■KYB-YS㈱の概要
◇代表者…柳沢次夫(社長)/◇所在地…長野県
埴科郡坂城町坂城9165/◇設立…1953年4
月1日/◇出資比率…KYB㈱100%/◇主な事
業…自動車用及び各種ダンパ、エンジン部品、油
圧シリンダ、油圧バルブ、椅子用ガススプリングなど
の開発・設計・製造/◇従業員数…645名
なスクリュ制御によって、より精密で安定した可塑
化・充填・保圧工程を実現。さらに成形機の振動を
抑制しながら、より高速な型開閉を行うことができ
る制振加減速制御S-MOVEも搭載し、サイクル時間
短縮に貢献。
⑶管理と環境への負荷を最小限に
 金型保護機能の監視精度を向上させ、不測の事態
から大切な金型を守る。また、ブッシュレスタイ
バー及びタイバーメッキにより、金型周りの清浄
性を保ち、汚れを気にすることのない快適な作業
環境を維持。
射出成形機…住友重機械
話題のニュートラック新製品情報・新情報
スピーディな立ち上げと精密安定成形を実現した
全電動小型射出成形機「SEEVーA」発売

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号86
欧州仕様のFUSOキャンター
ラン国内での販売が計画されている「キャンター」
FUSOキャンターは世界中で活躍している
 三菱ふそトラック・バス㈱(MFTBC)は、
ダイムラー・トラックの販売戦略の一環として
中東のイラン市場に参入する。経済制裁解
除後の同国で見込まれる商用車需要の高ま
にいち早く対応するための参入決定である。
 現地販売代理店として、中東大手の架装
ーカーおよび販売代理店であるMammutグ
ループ(本社:ドバイ)傘下のMayan社と契
約を締結。同社のディーラーネットワークで、
2016年内に小型トラッ「キャンター」のイラ
ン国内での販売を開始する計画だ。またダイ
ムラートラックは2016年第1四半期内に、
イランの経済成長やインフラ基盤向上に貢献
するため、メルセデス・ベンツとFUSOブラン
ドを扱う現地事務所の開設を予定している。
 イランは2010年からの制裁にも関わらず、中東ではサウ
ジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)に続く市場規模で、
イランのGDP成長率は制裁前で4%、過去10年では2.5%
を下回る程度だったが、2014年のGDPは3600億ドルと
回復傾向にある。GDPの半分以上は製造業が占めており、
同国の関係省庁の試算では、3〜5年以内の買い替え需
要は約3万台が見込まれている。
 ダイムラー・トラックは中東・北アフリカ地域(MENA)で、
現地顧客との関係強化、市場変化への迅速な対応、リー
タイムの短縮を目的として2015年10月末、UAEのドバイ
にリージョナル・センターを開設。同センターは、商用車事
業部門が開設を予定する世界6ヵ国のリージョナル・センター
の第1号となる。MENAのセンターはイランを含む19カ国(ア
フガニスタン、アルジェリア、バーレーン、エジプト、イラン、
イラク、ヨルダン、クウェート、レバノン、リビア、モロッコ、
オマーン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、シリア、チュ
ニジア、UAE、イエメン)の販売活動を統括している。
 ダイムラー社としてイランでは、1953年からメルセデス・ベ
ンツブランドの乗用車および商用車を販売しており、制裁前
には年間約1万台の販売実績を持ち、そのほとんどが商用
車となっている。
中東市場に参入…三菱ふそう
話題のニュートラック新製品情報・新情報
FUSOはダイムラー・トラックの販売戦略の一環として
制裁解除後の商用車需要に対応するため
中東イラン市場に参入

TheTRUCK2016年3月号87
南アフカに新設されたリージョナル・センターを通じてFUSOトラクが販売される
 三菱ふそうトラック・バス㈱(MFTBC)とダイムラー・インディ
ア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)が協業を行うダイム
ラー・トラック・アジア(DTA)は、ダイムラーの商用車部門が
ケニアと南アフリカの2カ所に新設したリージョナル・センター
を通じて、FUSOの販売とカスタマーサービスの拡大を図るこ
とになった。
 新設されたリージョナル・センターは、ダイムラーコマーシャ
ル・ビークルズアフリカ(DCVアフリカ)とダイムラーコマーシャ
ル・ビークルズ南部アフリカ(DCV南部アフリカ)の2つで、
DCVアフリカが41ヵ国、DCV南部アフリカが9ヵ国で販
売とカスタマーサービスの支援を行う。リージョナル・センター
は現在、世界6ヶ所で順次開設する計画である。その第1
号はDCVMENA(中東・北アフリカ地域)で、2015年10
月にドバイで開設されている。
 DTAは成長戦略の一環としてFUSOブランドを通じて、
アフリカの様々な市場や事業体の顧客への重視を強化し、
ユーザーへの貢献度をらに高めるとしている。FUSOはアフ
リカで45年以上も販売活動を続けており、現在、14ヶ所
の現地販売店を通じて車両を販売している。またケニアでは
1977年以来、現地企業と共にFUSO車両のノックダウン
生産を手掛けている。
 DTAのマーク・リストセーヤ総責任者は今回のセンター開
設について、「2つのリージョナル・センターの開設によって、
アフリカのお客様に対し、より近い場所でサービスを提供でき
るようになります。我々はアフリカには潜在的な成長が見込ま
れており、今回の設立によって耐久性と燃費に優れた最新
鋭のトラックの販売増加とシェアの拡大を考えています」と述
べた。
 DTAは2013年にFUSOブランドに新型モデルを追加し
て以来、アフリカではケニア、タンザニア、ウガンダ、ナイジェ
リア、南アフリカに投入。同モデルは、インド・チェンナイの
最新鋭工場で製造し、アフリカ市場に輸出されている。また
2016年には、高まるインフラ需要に応え、FUSOブランドと
しては初となる高出力の大型トラックをケニアとタンザニアで
発売する予定だ。DTAでは今後数ヶ月で、アフリカの他の
市場にも同モデルを投入するとしている。
 この計画についてマーク・リストセーヤ総責任者は、「ダイム
ラー・トラックの技術と世界販売網を駆使することによって、
DTAのブランドであるFUSOとBharatBenzはアジア、ア
フリカ、南米などが成長する役割を担っていきます」と語って
リージョナル・センター…三菱ふそ
話題のニュートラック新製品情報・新情報
DTAがアフリカに2つのリージョナル・センターを新設
FUSO&ダイムラー商用車の販売とサービスを支援

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号88
工場をラインオフするFUSOトラック
トヨタとダイハツの共同記者会見会場
いる。
 東・中央・西アフリカ地域は、7億7千万人もの人口を
抱える巨大市場で、ケニア、タンザニア、ナイジェリアを中心
とする41の市場で構成されている。人口の68%が25歳
未満という、世界に類を見ないほどの長期成長の可能性が高
い地域でもある。躍進的な発展は、海外直接投資に支えら
れており、投資額は2000年の約6倍規模にまで拡大してい
る。経済発展に伴い輸送事業が拡大し、これによる商用車
需要の増加が見込まれている。ダイムラー・トラックは2015
年、同地域で5900台の商用車を販売し、そのうちFUSO
が4000台を占めている。
 このような経済発展は南部アフリカ地域でも起こると市場
経済の専門家は予想している。同地域は南アフリカ、ナミ
ア、ボツワナを中心とする9つの国で構成されており、現在、
世界経済が難しさを呈する中、同地域の年間成長率は平均
で4.5%が見込まれている。このことからDCV南部アフリカ
の可能性は大きなものがあると言える。ダイムラー・トラックは
2015年に同地域で5500台の商用車を販売しており、その
うちFUSOブランドは1600台となっている。
 ちなみに、DTA(ダイムラー・トラック・アジア)は、三菱ふ
そうトラック・バス㈱とインド市場で躍進的な成長を続ける新
会社ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社の
共同事業組織で、製品開発、生産、輸出、調達、研究活
動を行い、ユーザーにとって価値ある製品とサービスを提供す
る戦略的なビジネスモデルを推進している。
トヨタ自動車㈱と子会社であるダイハツ工業㈱は、株式
交換によるダイハツの完全子会社化(2016年8月予定)
について合意した。今回の合意は、トヨタおよびダイハツ
の更なる持続的成長に向け、同一の戦略のもと、小型
車事業においてより選択と集中を進め、両ブランドにおける
「もっといいクルマづくり」を一層進化させていくことを
狙いとしたもの。
■主な合意内容
⑴目的
トヨタとダイハツは、共通の戦略のもと、両社の技術・
ノウハウや事業基盤を融合することで両ブランドの特色
を活かした魅力的でグローバルに競争力のある商品を
展開する。
⑵協業の概要
〈小型車戦略〉
トヨタブランド、ダイハツブランドの差別化を進め、それ
ぞれの顧客にとって最適な商品ラインナップを拡充。
・ダイハツが主体となって、これまで培った現地のユー
ザー目線に立ったクルマづくりや、軽自動車を基盤・基点と
した商品企画・技術開発のノウハウ・プロセスをらに進化
させ、小型車領域での両ブランドの商品を開発。
〈技術戦略〉
・トヨタとダイハツは、技術戦略を初期構想の段階から共有。
事業強化…トヨタ・ダイハツ
話題のニュートラック新製品情報・新情報
トヨタ自動車とダイハツ工業が両ブランドで小型車事業を強化
ダイハツ工業を完全子会社化しグローバル戦略を一本化

TheTRUCK2016年3月号89
多目的商用バン「NV200バネト」をベースにする電気自動車「e-NV200」
トヨタの豊田章男社長(左)とダイハツの三井正則社長(右)
 日産自動車㈱は2016年2月2日、伊勢市、志摩市、
鳥羽市、環境省中部地方環境事務所に対し、電気自動車
(EV)「e-NV200」をそれぞれ一台ずつ無償貸与した。「e-
トヨタは環境・安全・安心・快適技術面での技術開発を進め、
ダイハツはパッケージング力、低コスト技術、低燃費技術に
加え、先進技術の低コスト化・コンパクト化を推進。
・ダイハツ独自のクルマづくりのノウハウをトヨタグループ内で
共有、上位車種でのコスト競争力にも貢献。
〈事業戦略〉
・新興国市場においては、それぞれの事業基盤を活用しあい、
ダイハツが主体となって、開発・調達・生産といったモノづ
くりをスピーディーかつ効率的に推進。
・国内事業では、トヨタの販売のノウハウやインフラも相互活
用し、ダイハツブランド力向上と収益力の両立を図る。
  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
 今回の合意を通じて、トヨタとダイハツは、今後もそれぞ
れの強みを活かすマネジメトの独自性は維持しつつ、戦略
を共有し、お互いに切磋琢磨しながら、一体となって高度
化する技術革新やスピーディーな事業展開など難易度の高
い課題に対応し、両社の企業価値向上に努めていくことに
なる。
トヨタの豊田章男社長は、「お互いがこだわりを捨てて、任
せるところは任せ、それぞれが得意分野を全力で伸ばしてい
NV200」は、2016年5月に開催されるG7伊勢志摩サ
ミット(第42回先進国首脳会議)において、会場周辺の
環境パトロールや美化活動支援等に活用される予定となっ
く、すなわち“選択と集中”、それこそがグローバル競争を勝
ち抜いていくための鍵になる」と話し、ダイハツの三井正則社
長は、「次の100年に向けた成長の道筋を描く事ができた。
トヨタとの関係をより強固にすることで、今後のダイハツの成
長、そして『ダイハツブランドの世界基準への進化』に踏み出
していきたい」と語った。
電気自動車無償貸与…日産自動車
話題のニュートラック新製品情報・新情報
日産が伊勢・志摩・鳥羽の3市などに「e-NV200」を無償貸与
伊勢志摩サミットの環境パトロールに活用

The TRUCK News
Now
TheTRUCK2016年3月号90
伊勢・志摩・鳥羽の3市などに3年間無償貸与される「e-NV200」。志摩市の公用車としては初めての電気自動車となる
環境省中部環境事務所志摩自然保護官事務所、伊勢市、鳥羽市ともに志摩市役所庁舎玄関前で実施された「e-NV200」貸与
セレモニー。日産からキーが贈呈された
ている。
 貸与セレモニーは2月2日、志摩市役所で伊勢市の鈴木
健一市長、志摩市の大口秀和市長、鳥羽市の木田久主
一市長、環境省中部地方環境事務所志摩自然保護官事
務所の雨宮俊自然保護官、および日産の村井啓一営業本
部副本部長らが出席して盛大に執り行われた。
 日産は2015年9月に、より良い街づくりや行政課題
の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体に対し
て、「e-NV200」を3年
間無償貸与し、同車を
実際に活用してもらう取
り組みを発表し、2015
年末より順次貸与を始
めている。今回の無償
貸与もその一環で、サミ
トの舞台となる伊勢志
摩の美しい自然と、日本
ならではのハイテクやイ
ノベーションの表現に、
走行時のCO
を一切排
出しない「e-NV200」
適していると判断された
もの。
 なお、3市には伊勢志
摩サミット閉幕以降も、
環境・観光関連事業や災害時
の非常電源として、環境省中
部地方環境事務所には、野
外調査時の電源としてなど、さ
まざまな用途で「e-NV200」
有効に活用してもらう予定だ。
「e-NV200」は、多目的商
用バン「NV200バネット」
ベースに、e-パワートレインを
組み合わせることで、室内の
広さや多用途性とEVならで
はの滑らかな加速性と静粛性
を兼ね備えたモデルで、最大
1500Wの電力を供給するパ
ワープラグによって屋外での
電源供給が可能となり、走る
蓄電池としてさまざまなビジネ
スシーンに役立てることができ
る。また、5人乗り/7人乗りのワゴンタイプも設定されて
いる。
 日産は、ゼロ・エミッション領域におけるリーダーとして、
EVの開発、販売を行うだけでなく、EVを普及させ、持
続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な取り組
みを行っている。今後も、地域の特性を活かした様々な活
用事例を全国に水平展開することにより、電気自動車の
更なる普及に取り組んでいくしている。

TheTRUCK2016年3月号91
審査員と参加した15名のゲストオペレーター。ヤマトの長尾社長(中段左から6番目)
 ヤマトホールディングス㈱傘下のヤマト運輸㈱は、
2016年1月22日、羽田クロノゲートにおいて、接客
応対品質向上の取り組みとして「第3回:全国ゲストオ
ペレーター接客応対コンテスト」を開催した。
 ヤマト運輸の全国約4,000ヵ所の営業所には、日々
客と接しながらサービスを提供する「ゲストオペレー
ター(営業所で荷物の受付や接客応対を行う社員)」が約
14,000名在籍している。ヤマト運輸は、ゲストオペレー
ターが日頃の業務を全国規模で披露する機会を創出し、
一人ひとりのモチベーションアップを図り、手本となる
接客応対を全社的に浸透させるため、全国の支社大会の
予選を勝ち抜いた参加らによる接客応対コンテストを実
施している。
 今回は、全国の支社大会を勝ち抜いたゲストオペレー
ター(東京・関東・中部・関西は各2名、その他の6
支社は各1名)と沖縄ヤマト運輸代表1名の15名が出
場。基本的な接客応対、商品知識やコミュニケーション
スキルなどについて審査が行われた。
 結果、優勝は船橋主管支店松戸金ヶ作センターの細井
由紀子さん、準優勝は京都主管支店京都室町センターの
北村久美子さんとなった。
 優勝した細井さんは、「日ごろの接客応対では、お客様
の喜ぶ顔が何よりも励みになるので、どうすればお客様
に喜んでいただけるかを常に意識
し、接客応対に取り組んで参りま
す。そして、今回コンテストに出
場するにあたり応援してくださっ
た所属しているセンター、主管支
店、支社のみなさんに感謝すると
ともに、全国一位になることがで
きたことをとても嬉しく思ってい
ます」とコメントした。
 また、ヤマト運輸の長尾裕社
長は、「ヤマト運輸におけるいい
接客応対とは、お荷物をお出し
になるお客様だけでなく、補強
梱包のお手伝いなどによって荷
物を受け取るお客様のことまでも考えたおもてなしを
することです。宅急便40周年を迎え、新たな出発の
時を迎えている今こそ、顔と顔を合わせた対面での接
客を大切にしてください。今回のコンテスト出場を通
して学び、感じたことを職場の仲間に伝え、より良い
お店づくり、より良い接客応対に取り組んでいきましょ
う」と挨拶した。
 ちなみに、支社大会の予選を勝ち抜いて本選に参加し
たのは、札幌主管支店石狩花川センターの山内友美さ
ん、長崎主管支店諫早長野センターの中島真奈美さん、
青森主管支店青森市場センターの海老名夏美さん、徳島
主管支店徳島蔵本センターの山本あかねさん、沖縄主管
支店小那覇センターの花城優美子さん、東京主管支店
細田センターの小茂田美恵子さん、京都主管支店京都
室町センターの北村久美子さん、岡山主管支店岡山津島
センターの小林祐規子さん、千葉主管支店富津センター
の川名美雪さん、松本主管支店白馬センターの細野信子
さん、岐阜主管支店各務原おがせセンターの薫田紀子さ
ん、船橋主管支店松戸金ヶ作センターの細井由紀子さ
ん、西大阪主管支店吹田江の木町センター挟間美香さ
ん、愛知主管支店三好ヶ丘センターの川上友希さん、埼
京主管支店関町センターの吉田美香さん、の以上15名
となった。
接客応対コンテスト…ヤマト運輸
話題のニュートラック新製品情報・新情報
接客応対品質の向上を目的に
「全国ゲストオペレーター接客応対コンテスト」を開催